Episode7 The Bottle Imp
【ざっくりあらすじ】
ガソリンスタンドで無残な死体が発見された。店内の防犯カメラと利用客のカード情報から、殺害時刻に店内にいたのはビル・グレンジャーだと判明した。
”出してくれ”と言われ
少年は 化け物とは思わず
瓶の栓を抜いた
怪しいビルの行動
ニック&ハンクがビルの自宅を訪ねると、ビルの妻リリーが血まみれ状態で倒れていた。リリーは一瞬ヴェッセンに変身し、その後意識を失った。ニックたちは、ビルがリリーを傷つけ、娘をさらい逃走したのだろうと考えた。
警察はビルを緊急手配した。そのころビルは自分の車を捨て、娘のエイプリルとふたり見知らぬ男性の車に乗せてもらっていた。手配のニュースが流れると、運転手はビルに不審の目を向けた。ビルはヴェッセンに変身し、運転手を気絶させ道から見えない場所へ放置し、車を奪い逃亡した。
ビルの残した領収証から、最近建築資材を買い集めていたことが判明した。ウーが押収したビルのPCからは、ビルが何かに備え銃を必要とし、小屋の作り方(何の小屋かは不明)を調べていたことがわかった。
ハンク、初めてのトレーラー
ニックはハンクをトレーラーに誘った。初めてトレーラーに足を踏み入れたハンクは、グリム辞典を見て、声を失くし見入ってしまっている。
ビルの妻は『ドラング・ゾーン』というヴェッセンだった。注釈には「短気で暴力的な激情家」とあり、ビルの性格にも合いそうだ。ドラング・ゾーンは地中に巣穴を作ると書かれており、ビルの購入した建築資材や小屋の作り方を調べた履歴はこのためのようだ。
これまでモンローにしかグリムの話ができなかったニックは饒舌になり、ハンクに武器を披露した。ニックの武器の中に”象撃銃”を発見したハンクは、顔色を変えた。真剣な表情のハンクに嘘はつけず、ニックは以前ハンクの命を狙っていたスタークはヴェッセンで、この銃でしか倒すことができず、モンローに頼んで倒してもらったと打ち明けた。ハンクはモンローは命の恩人だと感慨深い表情を浮かべた。
巣穴
ビルは自作の地中の巣穴へたどり着いた。 巣穴はコンテナを埋め込み、ふたりで暮らすには十分な広さだ。エイプリルに外には出ないように言いつけ、ビルは食料と日用品調達のため外出した。
ビルのPCにあった画像から、ビルの秘密基地らしき場所が判明し、警察犬を使い地中の巣穴を発見した。ニックに大丈夫だと声をかけられたエイプリルは、涙を浮かべニックにしがみつき、父の行方は知らないと話した。
外出していたビルは、その様子を遠くから見ていた。
早すぎた”変異”
警察に保護されたエイプリルは児童保護局へと引き渡された。
ビルが妻の入院先を隣人に聞いたと連絡が入りリリーの入院先へ行くと、リリーとビルが互いの手を握り締めていた。ニックたちはビルを逮捕しようとするが、リリーはビルが暴力をふるったのではないと話し始めた。
真相は、ドラング・ゾーンとしての変異が早すぎ自制できないエイプリルが犯したことだった。ビルは地中に巣穴を作り、世間からエイプリルを遠ざけようとしていたのだ。
ニックが里親に預けられたエイプリルを訪ねると、ちょうどエイプリルがヴェッセンに変身し里親に噛みついたところだった。エイプリルは可愛い笑顔をニックに見せるが、少年院へ送られることになった。
ニックはエイプリルだけでなく周りのことも心配するが、モンローに頼まれたという看守のライリーはヴェッセンだった。
レナードとジュリエット
警察署でレナードに会ったジュリエットは、不思議な感覚に戸惑った。
ジュリエットが目覚めたと聞いたアダリンドは「これから楽しくなるわよ」と意味深なことをレナードに告げた。レナードは、無意識のうちに自分が入力していたパソコンの画面を見て唖然とした。そこにはジュリエットの名前が延々表示されていた。
おちゃのま感想
つなぎ的なエビソードですね~。
ジュリエットがレナードを意識しはじめ、レナードも気づかぬうちにジュリエットを意識しているという、アダリンドの魔術がじわじわと効き始める回。
魔女でなくなったのに、魔術を使うアダリンド。
ニックに対する恨みは深いです。
今回はスパイスショップで奮闘するモンローがツボでした。おばさんの看病でポートランドを離れているロザリーに代わってスパイスショップを切り盛りするモンロー。売り上げも上々で、ロザリーも驚きの声をあげてました。モンロー、本職は暇なんでしょうかね。