Episode2 The Kiss
【ざっくりあらすじ】
グリムがふたり居るとは知らず油断したモヴェ・ドンを、ニックは母ケリーと協力し倒した。ロザリーとモンローが作った薬を早くジュリエットへ投与しないと、薬はまた作り直しになってしまう。ニックはケリーを連れて病院へ急いだ。
『純真な男が姫に恋をすれば
姫は目覚めるだろう』
ザウバービースト(ヘクセンビーストの男性版)
自分の事件
病院前でニックを待つモンローとジュリエット。やっとニックとケリーが到着し、ジュリエットの病室へ向かった。
ジュリエットは面会謝絶だったが、もう時間はない。ニックは強引に病室へ入り、ロザリーの指示通り目に薬をさした。
病院を出ると、FBI捜査官の死体が見つかったと連絡が入り、ニックはケリーをモンローとロザリーに任せて自分は現場へ戻った。 現場では、FBI捜査官の遺体の他にもうひとり身元不明の遺体が発見されていた。ニックとケリーが倒したモヴェ・ドンだ。ニックはモヴェ・ドンと戦った時に落とした銃をこっそり拾った。そしてそれを川へ投げ捨て、自分の証拠を葬った。
身元不明の遺体(モヴェ・ドン)の指紋を調べると、コンテナ船の殺害現場で見つかった指紋と一致した。
容疑者になったニック
ケニガー捜査官が最後に電話した相手がニックだった為、FBIはニックを容疑者と考えた。ニックは、電話はコンテナ船の捜査情報の連絡だったと話すが、FBIは納得しない。
現場に落ちていた薬莢と照合するため、FBIはニックに銃の提出を求めた。ニックは(川へ投げ捨てたため)銃を所持してなく、今日は恋人の見舞いに病院へ行く予定だったから持っていないと説明した。次にFBIはニックのDNAサンプルを求め、ニックは拒むことはできなかった。
レナードの兄エリック
レナードは、”兄”エリックへモヴェ・ドンが殺されたと電話を入れた。
モヴェ・ドンをポートランドへ送ったのは、レナードの兄エリックだった。エリックは「待つのは我慢の限界だ」と言い、妨害はするなとレナードに告げた。エリックの狙いはグリムのニックだ。エリックは、城に住む王家の人間だった。
ニックの逮捕
翌日、ついにニックはFBIに逮捕されてしまった。
FBIは、ニックが殺害したのは身元不明の3人目の被害者(モヴェ・ドン)だと考えていた。DNA検査の結果、現場で発見された毛髪はニックのものではないと証明されたが、ニックのDNAに酷似していた。
ニックは、身元不明の遺体は欧州で殺人を繰り返していた凶悪犯だと言い、殺されたふたりの捜査官がその凶悪犯を倒したということだと持論を述べた。FBIは納得したわけではなかったが、逮捕する証拠もなく、ニックは解放された。
”浄化”された王子のキス
アダリンドの母キャサリンは、ジュリエットを昏睡から目覚めさせる”薬”を作り、レナードへ渡した。手順は、王家の血をひくレナードが薬を飲み、ジュリエットにキスをする、だった。
ジュリエットを目覚めさせるためにはレナードの”浄化”が必要で、それはかなりの苦痛を味わうことになる。 薬を飲んだレナードは、体が燃えるような状態になり、もがき苦しみはじめた。耐え難い苦しみに、レナードは『ザウバービースト』(ヘクセンビーストの男性版)に変身した。
苦しみが終わると、レナードは病院へ行きジュリエットにキスをした。
ケリーとの別れ
ニックに代わりキャサリン宅へ行ったケリーは、キャサリンと激しく戦った末、キャサリンを殺してしまった。
「ジュリエットを救えるのはポートランドに住む”王家”の彼だけだ」とキャサリンが言っていたと聞いたニックは、ポートランドに王家がいるのかと驚いた。
ニックは、キャサリンを殺したケリーを逃がすことにした。ケリーはニックを抱きしめ「必ず戻ってくる」と約束し、『3枚のコイン』を受け取り駅へ向かった。しかし、見送っていたニックが立ち去ると、ケリーは駅には入らず車を盗みどこかへ消え去った。
ニックがジュリエットの病院へ行くと、そこには目覚めたジュリエットがいた。しかし、ジュリエットにとってニックは知らない人だった。
ロザリーの作った薬は間に合わなかったみたい。
今回は、レナードの正体がかなり明かされました。
レナードは王家の血を引く非嫡子で、兄エリックが王家を継いでいるようです。そして、レナードもヴェッセンでした。
これまで、その姿を現さなかったという事は、うっかり変身したりはしないのでしょう。精神的に鍛えられているとか?
コインと共にニックの元を去ったケリーですが、ニックに嘘をついてどこかへ消えてしまいました。やはり怪しいママだわ~。どこへ行って何をしてるのか非常に気になります。