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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 4 第7話「家」【あらすじ感想】

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The Handmaid’s Tale
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【ざっくりあらすじ】
アメリカ国民として自らの意思でカナダへの亡命を求めたジューンは、難民センターではなく重要な亡命者用の豪華なホテルに案内される。一方、ジューンの存在は、裁判を待つフレッドとセリーナにとって大きな脅威になる。

 

 

ホテルにて

ギレアドとは別世界のホテルに案内されても、ジューンはショック状態から抜け出せない。アメリカ政府の代表としてジューンを迎えたトゥエロたちが帰り、付き添っていたモイラも「明日、ニコールを連れてくる」と約束し、帰って行った。

ルークとふたりきりになったジューンはシャワーを浴びた後、ルームサービスの食事をテーブルに並べるルークを避けるようにベッドに入り、そのまま17時間も眠ったままだった。ルームサービスをダメにしたと謝るジューンを止めたルークは「謝るとしたら俺のほうだ」と言い、ジューンやハンナを救い出せなかった自分を責める。

ルークの苦しみを知ったジューンは、ギレアドの子に成長した事実を隠し、まだ本当の母親を覚えていた頃に数分会ったハンナについて語る。「あの子は変わってない」と聞いたルークは安堵の涙を流し、ジューンは「どんな時も、パパもママもあなたを愛してると伝えた」と教えた。

友人たちとの再会

さっそくトゥエロの聴取を受けるジューンは、“天使のフライト”をやろうと思った理由は、セリーナにふさわしい復讐は何かを考えたからだと説明する。セリーナの名を口にしたジューンはフラッシュバックに襲われ、険しい表情のジューンを見たルークは「妻を家に連れて帰りたい」と訴え、ジューンもそれを望む。

ルークの家では、ニコールの世話をするモイラと共にエミリーが待っていた。あの日、エミリーに託したニコールを抱いたジューンはやっと穏やかな表情を見せる。その夜、ニコールをあやすジューンは育ててくれたルークとモイラに感謝する一方で、1人目のパパもあなたを愛してたとニコールに話しかけた。

ルークとふたりきりになるのを避けるかのように、ジューンは食料品の買い出しに行くモイラに同行し、「今夜はリタとエミリーを呼ばない?」と提案する。戦友と呼べるジューンの友人たちは、それぞれギレアドの後遺症を抱えていた。ジューンが自由になる資格があるのかと考えるように、いまも妻の寝室に戻れないと明かしたエミリーもギレアドでした事に苦しんでいた。

「セリーナのこと教えて」と言うジューンの求めに応じ、口を開いたのはリタだった。「“助けてほしい”と言うセリーナに会った」と話すリタは、相変わらず思い上がっていたとけなすが、ジューンは“助けるって何を?”と聞き返す。セリーナがフレッドの子を妊娠していると知ったジューンは「関係ない」と言いながらも、本音は違う。

宿敵との対峙

エミリーたちが帰り、ルークとふたりになったジューンは落ち着かず、キスも以前のようにはできない。

ベッドを抜け出したジューンはトゥエロに頼み、セリーナと面会する。贖罪ができるよう主があなたをここへ遣わしたと言うセリーナと対峙したジューンは「憎しみを伝えるために自分の意思で来た」と告げ、あなたは贖罪に値しない人間だと指摘する。許しを請うように跪いたセリーナに近づいたジューンは、セリーナが最も恐れる言葉で恫喝した。

トゥエロの聴取で、セリーナは社会病質者と断言したジューンは、怪物でありながら女優の一面もあると教える。憎しみや怒りのすべての源にある惨めさから逃れるためなら彼女は何でもするとジューンが語ったように、ジューンを懐柔できなかったセリーナは嫌悪するフレッドと手を組んだ。

 

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おちゃのま感想

4.0

 

感無量の気持ちになりながら、浸ったエピソードでした。

 

立場が逆転したジューンとセリーナ・・・。このシーンを観るために、これまでの苦痛の数々があったんですよね〜。ジューンとセリーナの絆を感じさせる件もしばしば描かれましたが、ジューンにとってセリーナは憎むべき相手でしかなかったんですよね。共感してるように思えたのも、そのときを生き延びるため。エリザベス・モスの演技はいつも素晴らしいけど、セリーナと対峙するシーンは特にすごかったです。

 

エミリーやリタとの再会は、涙なしには見れませんでした。特にエミリーとの絆は、言葉に言い表せないものがありますよね。ホント、よくぞ生き延びて、あの国を脱出してくれました。

 

思うんですが、ジューンがセリーナにできる最大の復讐は、妊婦のセリーナをギレアドに返すことじゃないでしょうか。トゥエロたちと手を組み、司令官の夫を裏切ったのだから、その罪は重いはずです。しかも妊娠できると分かったので、行き着く先は侍女のセンターかも・・・。セリーナを交渉材料にしてハンナ奪還できないものでしょうか。
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