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プロディガル・サン~殺人鬼の系譜~ 1 第14話「針の穴」【あらすじ感想】

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Prodigal Son
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Episode14 Eye of the Needle

【ざっくりあらすじ】
“箱の中の女”の情報提供者に会うジェシカに付き添ったマルコムは、待ち合わせの回転木馬に縛り付けられた遺体を発見する。口封じのための殺人と思われたが、殺害時刻はジェシカのホットラインに“情報提供”の電話が入る前だった。指紋を焼かれた被害者の身元は分からず、手かがりのない中、キャスター初日のエインズリーの番組に“回転木馬キラー”を名乗る犯人から電話がはいる。

 

 

 

 

回転木馬キラー

生放送のTV番組に電話出演した犯人は、ジェシカを“詐欺師で偽善者だ”と批判し、犯行の目的は懸賞金の100万ドルだと語る。市警でマルコムたちと一緒にTVを見たジェシカは自分を責め、犯人の要求に従うつもりだ。「市警は犯人の要求には応じない」とジェシカを諭したギルは、ジェシカのためにも早期解決を目指す。

 

 

キャスター初日のエインズリーを指名し、ジェシカを“身から出たサビ”と罵ったことから、「犯人はウィットリー家の被害者」と判断したマルコムは、マーティンに母を殺されたレーラー兄弟を調べるよう提案する。マーティンの犯行だと判明するまで、母殺しの冤罪で3年も服役した兄弟は、ジェシカが申し出た和解を断り裁判を起こすも、敗訴したのだ。

 

 

 

犯人とマーティン

レーラーを訪ねたギルとJTは、犯人らしき男の情報をつかむ。2~3週間前、「復讐するから手伝え」と持ち掛けた男に感化された様子の弟ノアを心配する兄は、捜査協力に応じたのだ。

 

 

一方、マルコムとダニが待機する放送局に、TVを見たマーティンから電話がはいる。エインズリーの番組に電話出演したマーティンは、ナルシシストのサイコパスらしく、「回転木馬キラーの動機は金ではなく“私だ”」と断言し、それを受けた犯人は「30分後に、夫と出会った場所に金を持って来い」というジェシカへの指示を番組で発表する。

 

 

犯行を止めたいジェシカはマルコムにも相談せず、マーティンと出会った公園へ行く。犯人の指示に従うジェシカは、その場で100万ドルをばらまく。一方、犯人は人質にしていたレーラーの弟ノアをビルの屋上から突き落とす。愕然とするジェシカを、ノアの携帯を追跡し、公園に駆け付けたギルがかばった。

 

 

 

人質を救うために

レーラー兄弟に接触した男は“40代の白人男性”だったが、マーティンの被害者の遺族にそれらしい者はいない。回転木馬の被害者はマーティンの手下かもしれないと考えたマルコムが父を訪ねると、そこにジェシカも現れる。

 

 

マルコムに「犯人にマーティン殺しを強要されている」と見抜かれたジェシカは動揺する。「30分以内にあの人を殺さなければ、女の人が殺される」と明かしたジェシカは、人質の写真を見せる。写真をのぞき見たマーティンはタリータウン病院のオペ看護師キャシー・ポールだと指摘し、回転木馬の被害者は手術助手だと思い出す。犯人はマーティンの患者の関係者だったのだ。

 

 

10歳のお前を殺そうとしたができなかったと認めたマーティンはマルコムと対峙する。「犯人が殺せと言うのなら、私を殺せ」と迫るマーティンは、“ジェブ・ウォーラー”ならどうする?と問いかける。“ジェブ・ウォーラー”は、シリアルキラーを研究していた学生時代のマルコムが父と話題にした『保安官の心臓に鉛筆を突き刺した“聖パウロの刺殺魔”』のことだ。父の思惑を悟ったマルコムは、かつて父が教えた“心臓を刺しても死なない場所”に犯人がジェシカに渡した武器を突き刺した。

 

 

 

復讐の結末

古くてハッキングできない監視カメラのクレアモントにいるマーティンの死を知るため、犯人は手術室か遺体安置所に侵入するというマルコムの推理通り、手術室のスタッフに化けた犯人が現れる。マーティンの手術を見守るマルコムに気づかれた犯人は逃走し、病院へ駆け付けたギルたちが捕らえた。

 

 

犯人はマーティンの執刀で亡くなったアメリア・ウィートンの夫コーリーだった。今になってコーリーが復讐を始めたきっかけは、エインズリーが取材したマーティンを見たからだ。“外科医の家族”を憎むコーリーは、人質のキャシーの居場所を教えない。マルコムに「どこまでやるつもりなんだ」と追求されたコーリーは、ようやくキャシーの居場所を教え、「お前は俺のおかげで父親から解放された」とマルコムに告げた。

 

 

ジェシカは自分がマーティンを刺したと自供し、ギルに「何があったんだ」と質問されたマルコムは「ああするしかなかった」と答えた。

 

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おちゃのま感想

3.5

 

嫌~な展開になってきました。「ああするしかなかった」と言うマルコムですが、そう簡単に割り切れることではないと思います。人質を救うためだとしても、一線を越えたマルコムはますます苦しむことになりそうですよね~。

 

マーティンは助かると思っておりますが、さらにマルコムへの影響力を強めるんじゃないかと心配です。ナルシシストなので当然なのかもしれませんが、マーティンは自分の所有物のようにマルコムを見てる気がするんですよ。

 

それにしても、今回の事件のきっかけは、エインズリーの取材だったんですよね。エインズリーのキャスター昇進は父への取材が大きかっただろうし、その影響で殺人が起きたのも事実。その辺、エインズリーはどう思ってるのかな?
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