Episode9~10
人助けを続けながら安住の地を探すモーガンたち一行は、いつしかキャラバンを組むほどの集団になった。クレイトンのノートに記された油田を手に入れることに必死なローガンは無線を傍受し、一行を追い続ける。
Episode9 チャンネル4
まだ多くの人々が助けを求めているとわかった一行は物資を入れたダンボールを道端に置くポーラーベアの活動を続けている。信用してもらうため、ダンボールの中にはアルが撮影した仲間たちのビデオも入れている。
“自分を生きなおす”と決めたモーガンだが、実現は難しい。そんなモーガンを変えたのは、ぜんそくの息子の吸入器を探しに行った夫の帰りを待つテスだった。最初の場所から離れられなかったモーガンのように、テスは家を出ることを拒み、テス親子の姿はモーガンの亡くなった妻と息子に重なったのだ。
みんなで手分けして捜したテスの夫はウォーカーの姿で見つかった。夫の死を受け入れず、家から出ないテスを守ろうとしたモーガンは、テスの夫が自衛のため庭に埋めた地雷を踏んでしまう。外の異変を察し、姿を見せたテスはモーガンを助けた。2年ぶりに外の世界へ足を踏み出したテス親子は、モーガンたちの仲間になった。
人助けの輪を広げようとしている一向にとって、モーガンを助けたテスの行動は勇気を与えた。テスと出会ったことで、モーガンは今も亡くした家族を引きずる自分には助けが必要だと悟った。
Episode10 1分に210文字
ウォーカーに噛まれ、「僕を殺して」と無線で訴えるチャックのいるモールへ向かったモーガン、グレース、ドワイトに、キャラバンを率いるダニエルから、ローガンの集団が近くの休憩所を襲ったと知らせが入る。ローガンの襲撃に備えるためにもモールにある物資が必要だと考えるモーガンは「君は戻って、トラックを持ってきてくれ」と、ドワイトに頼む。
戦うことなくローガンを正しい道へ導くつもりのモーガンの「無謀だが正しいことをしている」という信念を聞いたドワイトは、偽の情報を無線で流し、近くにいるローガンの手下をおびき出した。シェリーが残した大切な手紙を燃やそうとした男にチャンスを与えたドワイトは「クズのままでいるか、そうでない人間に生まれ変わるか決めろ」と告げ、男を解放する。良い仲間に出会たことに感謝するドワイトは、善行を重ねればシェリーと会えるかもしれないと希望を抱いていた。
一方、隠れていると話していた警備室にチャックはおらず、すでに転化したと考えたグレースとモーガンは発電機を修理し、緊急医療センターへ向かう。おそらくガンになっていると感じるグレースは、モールにある医療センターで自身を検査しようと考えていた。しかし、苦労してたどり着いた医療センターは押し入ろうとしたことで警報が鳴り、ウォーカーの集団から逃げたふたりは警備室へ戻る。発電機を修理したことで復旧した警備室のモニターには、屋上にいるチャックが映っていた。
チャックは星空の下で死ぬため屋上へ移動したのだ。あいにくの曇り空だと苦笑するチャックのために、グレースは星空のプロジェクターを持ってくる。完璧だと喜んだチャックは笑顔の中、旅立った。チャックを埋葬したグレースは明日があると信じ検査をやめ、ひとりでいるアルのもとへ行くモーガンを涙で見送った。
おちゃのま感想
前半配信から約1年経って、Amazonプライムで後半の配信が始まりました。もう配信されないんだろうと諦めてたところでのスタート。まったく気持ちが盛り上がらず視聴を始めたので、愚痴多めの感想です。すみません。
かなり詳細をはぶいたあらすじですが、少々、長くなったので、2話分を公開することにしました。それなら、1話ずつでもいいじゃん!と自分につっこみをいれてますが、ご了承くださいませ(;^_^A
新キャラも登場し、不気味な敵のローガン一味も健在だし、ハラハラするシーンやメインキャラたちの葛藤や苦悩も描かれている・・・それなのに、ガツンと心に響かなかったのは、見ているわたしの問題なんだと思います。前半から間を置かずに見ていたら、きっとワクワクしてたんだろうな~。
そんな冷めた気持ちの中でも、心が躍ったのは、ダニエルに散髪してもらうドワイトのあたり。こざっぱりとして、シェリーが惚れた本来をドワイトってこんな感じだったのね~と、しみじみ。今のドワイトをシェリーに見てほしい!感動の再会をお願いしたいものです。
後半も物語の中心にいるのはモーガンのようです。本家TWDの方では、モーガンの信念が必ずしも良い結果をもたらさなかったと記憶してるのですが、こちらの仲間たちはモーガンを信頼し、その信念を信じてますよね。モーガンは命をかけて人助けしてますもんね。
ところでシーズン前半で登場した子供たちやウェンデルはどうなってるんだろう?