Episode8 Children of Wrath
【ざっくりあらすじ】
兵士の多くが毒の犠牲になり、トロイの隊は全滅に近かった。倒れたニックも他の兵士たちとともにベッドに繋がれ点滴を受けた。オフェリアを人質に単身で保留地に乗り込んだマディソンに、ウォーカーは炭疽菌を使ったと教えた。
アリシアの作戦
牧場へ戻ったマディソンは炭疽菌だとジェイクとトロイに知らせた。ウォーカーの口ぶりから襲撃は近いと感じたマディソンは、トロイに新兵を集めろと助言した。ジェイクは口をはさむマディソンを怒鳴りつけたが、マディソンの指示が正しい事はわかっていた。
戦いを覚悟したジェイクとトロイに、アリシアはウォーカーと交渉する方法を提案した。人質になった際、ウォーカーに先祖の遺品を見せられたアリシアは、彼らの宝である遺品を積んだトレーラーを盗み、交渉に使うことを思いついたのだ。
ジェイクやトロイにマディソンも加わり、アリシアの作戦を実行した。マディソンたちは、まず保留地周辺に火をつけ貴重な水を使わせ、トレーラーを盗んだ。
ジェレマイアの罪
無事回復したニックは、ジェレマイアが”血に染まっている”と撃ったラッセル家の床下から人間の頭蓋骨を見つけた。
頭蓋骨を見せられたジェレマイアは、頭蓋骨はウォーカーの父だとニックに教えた。ジェレマイアたち牧場の創始者の4人はウォーカーの叔父を含む3人を殺し、兄弟の様子を見に来たウォーカーの父親も殺していたのだ。
ニックはマディソンとアリシアに頭蓋骨を見せ、ジェレマイアとウォーカーの因縁の理由を報告した。ジェレマイアの過去の行いを知っても「関係ない」と言うマディソンに、ニックは「越えてはいけない一線がある」と諭した。
和解交渉
ウォーカーと交渉したマディソンは「交渉は決裂した」とジェイクやトロイに報告したが、本当は和解の取引をしていた。ウォーカーが土地の代わりに求めたものはジェレマイアの首だった。
マディソンは、ニックとアリアシアに子供の頃の出来事を打ち明けた。モンゴメリーの議員だったマディソンの父は酒に溺れ、暴力をふるう人だった。病院を嫌う母の傷は子供のマディソンが手当した。ある朝、限界を悟ったマディソンは、家にあった父の銃で酔いつぶれて寝ている父を撃ったのだ。母を守ったように、マディソンはニックとアリシアのことも守る覚悟だった。「あなたたちも守る」と告げたマディソンは、ジェレマイアの家へ向かった。
ジェレマイアは襲撃に備え家を補強しているところだった。マディソンは交渉決裂は嘘で、和解の道があると切り出した。ジェレマイアは「私の首を渡すか」と笑ったが、マディソンは真剣だった。マディソンは銃をジェレマイアの前に置いた。住人や息子たちのために犠牲になることを拒んだジェレマイアは、マディソンに銃を返した。
マディソンが銃を持ったとき、ニックが入ってきた。ニックは、マディソンが撃つ前にジェレマイアを射殺した。マディソンはニックから銃をとりあげ、銃声を聞いたジェイクとトロイが現れる前にニックを部屋から逃がした。
マディソンは、約束通りウォーカーにジェレマイアの首を届けた。
オフェリア
メキシコのホテルを出たオフェリアは、国境を越えたところでジェレマイアに出会っていた。
車に乗せて欲しいと頼むオフェリアに、ジェレマイアが言った言葉は「浅黒い者は歓迎されない」だった。ジェレマイアは、炎天下の砂漠に水も食料もないオフェリアを置き去りにしたのだ。
父の幻覚を見つつ意思を失ったオフェリアを助けたのは、ウォーカーたちだった。
ストランド
ホテルに取り残されたストランドは、孤立し食料もなかった。
海に浮かぶアビゲイル号を見つけたストランドは、大喜びで海に入った。アビゲイル号にいたゾンビを倒し、ストランドは食料を探した。しかし、残っていたのはシャンパン1本だけだった。
懐かしのアビゲイル号でひとり最後のシャンパンを味わったストランドに、無線の声が呼びかけた。相手は、世界が変わり地球に帰還できなくなったソユーズの宇宙飛行士だった。文学通の飛行士との会話は、孤独なストランドを慰めた。
ストランドはアビゲイル号に火をつけ、再び陸地へ戻った。
おちゃのま感想 ★★★
マディソンには悲しい過去があったんですね。
ドラッグに溺れたニックを必死に立ち直らせようとしていたのは、夫のことだけでなく、父のようにならないで欲しいという気持ちからだったのかなと、いろいろと考えてしまってます。
ジェレマイアの死でウォーカーとの戦いは終わるんでしょうか。ウォーカーとの約束を重視するジェイクは納得しそうだけど、トロイはどうだろう?
今後は、水不足が深刻な問題になりそうですよね~。
ダニエルがいたメキシコのダムが鍵になるのかな。