Episode11~12
アリシアは死人を殺さず人助けをすると決め、モーガンの棒術を習うようになった。そんなアリシアを守るビクターは、アリシアのそばを離れたことを後悔している。木にペイントされた『これを読んでいる人はまだ生きている』というメッセージを見たアリシアは、いつも幸運のサインを探していた母マディソンを思い出す。
Episode11 まだ生きてる
メッセージに意味を感じるアリシアは書いた人を探すため仲間と離れ、死人を殺せなくなったアリシアを支えるビクターも同行する。
ふたりは、ローガンに襲われ、バイクを穴だらけにされたウェスを助ける。「君らの仲間に間違われ、ひどい目にあった」と説明したウェスを兄弟が待つという警察署へ送り届けるが、そこにいたのはウェスの物を盗んだ男だった。建物に入ったウェスは男を撃ち、逃げ出した男はアリシアたちの車で逃走した。
撃たれた男を助けたいアリシアたちだが、催涙ガスを浴びたビクターは動けない。アリシアから男の救助を頼まれたアルとモーガンは、無線を傍受したローガンに妨害される。必要に迫られたアリシアは武器を手に取り、人助けを批判していたウェスも協力する。ウォーカーの群がる警察署を脱出した3人はふらふらと歩く男を見つける。ウォーカーに見えた男はまだ生きていた。盗まれた物を取り返そうとしたウェスは襲われ、男を刺した。男が盗んだ物はウェスが書いた原稿だった。ウェスが作者だと知った男は「いい話だ」と褒め、息を引き取った。
死んだ男に原稿を譲ったウェスは「結局、人間は欲深い」と言い、立ち去った。原稿を読んだアリシアは、木のメッセージを書いたのはウェスだと気づく。それは亡くなった兄弟のために書かれたものだった。ウェスが置いていったバイクにペンキを見つけたアリシアは、「生きていればそれでいい」というメッセージを木に記した。
その頃、油田を手に入れるためクレイトンのノートがどうしても必要なローガンは、アルが銀行の金庫に隠したビデオを手に入れていた。
Episode12 真実の炎
安住の地を探し求める旅に疲れたチャーリーはキャラバンから逃げ、“ブナイ・イスラエル寺院”に立てこもっているラビのジェイコブと出会う。灯りに導かれるように寺院を訪れたチャーリーは寺院が安住の地に思え、「家と呼べそうな場所を見つけた」とジューンに知らせる。
姿を消したチャーリーを心配していたジューンとジョンは装甲車で駆けつける。しかし、「もう戻りたくない」と訴えるチャーリーは、寺院で暮らすことを提案する。ジューンに反対されたチャーリーは「ここにみんなで住みたい」とジェイコブに相談するが、断られてしまう。チャーリーがひとりでも残ると言い張る中、タンク車のサラからローガンの集団が現れたと知らせが入る。いつもなら、装甲車がタンク車の護衛しているのだ。
ジョンとジューンは装甲車が必要な仲間のもとに帰ろうとするが、寺院にはウォーカーの群れが押し寄せていた。命がけで脱出を試みたふたりは、車の上から動けなくなる。絶体絶命なジューンたちを見ても、寺院で暮らすことを諦めないチャーリーに、ジェイコブはずっと前から神を信じてないと打ち明けた。寺院のウォーカーはジェイコブが見捨てた信者たちだったのだ。
「私と同じ過ちを犯して仲間を失うな」とジェイコブに諭されたチャーリーは寺院を諦める。ジェイコブと協力したチャーリーは寺院の中にウォーカーを閉じ込め、ジューンとジョンを救出した。
一方、ローガンの手下に追われるサラのタンク車がガス欠になり、手下の声を聴いたドワイトはチャンスを与えた男だと気づく。サラとドワイトが死を覚悟する中、装甲車が到着し、ローガンの手下たちは走り去った。ローガンが手下たちを簡単に引き上げさせた理由は、遠くへ追いやることが目的だったからだ。
おちゃのま感想
後半はオムニバス風エピソードが続き、少々まったり感があります。第11話はアリシア、第12話はチャーリーに焦点をあてたものでした。
ウォーカーを殺さなくなったアリシアは、モーガンが今のように変わった頃に似てる気がします。FTWDの現在のテーマは“贖罪”と“人助け”でしょうかね?アリシアたちの信念は、敵のローガンによって試されるんでしょうね~。
個人的な好みですが、仲間で力を合わせ、困難に立ち向かい、乗り越える姿を見たいので、あまりバラバラにならずに物語を進めてほしいと願ってます。本家TWDはメンバーそれぞれの物語を追う停滞した数年間が辛かった(涙)
ラビのジェイコブも仲間になったし、後半の後半は少し気合を入れてワクワクしながら見たいと思います!