キリング・イヴ/Killing Eve 2 第1話「死体棄てられる？」【あらすじ感想】

Killing Eve

Episode1 　Do You Know How to Dispose of a Body?

【ざっくりあらすじ】新シーズン
ヴィラネルは姿を消し、イヴは茫然自失のまま部屋を出た。入れ違いに現れた救命士姿の始末屋たちはヴィラネルを監視していた老婦人を殺し、ヴィラネルの部屋を片付けた。キャロリンからの電話に出たイヴは思わず「彼女を殺したかも」と言ってしまう。

パリ、ヴィラネル

自分を捜す始末屋たちから逃げたヴィラネルは、体当たりで停めたタクシーで病院へ向かう。ヴィラネルを手当した医師は、刺された傷は深かったが内臓は無事だったと知らせ、抗生物質で治るだろうと説明した。「こういう場合、通報する義務がある」と言われたヴィラネルは、刺したのは刑事の夫で、見つかれば殺されると訴えてみる。入院を伏せるよう治療チームに伝えると約束した医者は、次の当番医は通報するかもと警告した。

次の当番医との交代は今夜だと確認したヴィラネルは、病院からの脱出法を考える。ヴィラネルは交通事故で入院している同室のガブリエルに「ゲームをしない？」と持ちかけ、病院スタッフのIDと白衣を手に入れた。病院スタッフに化けたヴィラネルは必要な薬品を盗み、逃走資金確保を試みる。しかし、苦労して手に入れた財布には小銭しか入っていない。ガブリエルの親をアテにしてみるが、ガブリエルの両親は事故で亡くなっている。それを聞いても、ガブリエルに同情することもなく、ヴィラネルは「それじゃ困るの」とつぶやいた。

うっかり寝てしまったヴィラネルが気づくと、もう朝だ。大慌てで逃げる準備を始めたヴィラネルはガブリエルの着替えを借りた。ガブリエルは「見たければ見てもいいよ」と言い、率直なヴィラネルに顔の傷を確かめてもらった。医者から“見るな”と止められているガブリエルは、自分の顔がどうなっているのか気にしているのだ。「正直に言って」と言われたヴィラネルは、「かなりヤバイ」と正直に教える。僕は化け物だと泣くガブリエルの「僕も事故で死ねばよかった」という嘆きを聞いたヴィラネルは、ガブリエルの望みをかなえた。

ガブリエルが殺されたことで、病院は閉鎖された。警備に止められたヴィラネルは演技で騙し、病院から脱出する。ひたすらイヴがいるロンドンを目指すヴィラネルは“イギリス”のステッカーが貼られた家族連れの車のトランクに隠れた。

ロンドン、イヴ

自宅に戻ったイヴは、ケンカしたままの夫ニコと話さなければならない。イヴは「クビになったから元通り」と報告するが、心ここにあらずのイヴの様子は明らかに変だ。「話なら聞くよ」と言われても、ヴィラネルを刺したことをニコには言えない。

無視していたキャロリンと会ったイヴは、パリについて質問される。「なんとなくピンと来てヴィラネルを捜しに行ったんです」とごまかしたイヴは、ヴィラネルは部屋にいなかったと報告した。入れ違いに現れた救命士の格好をした連中がヴィラネルの監視役を射殺したと教えられたキャロリンは、救命士はトゥエルヴの片付け屋だと納得する。

「事情が変わった」と言っただけで、キャロリンはクビにしたイヴを連れて死体安置所へ向かう。ビールでキャロリンをもてなした検視官のジュリアは、掘り起こしたIT業界の大物『アリスター・ピール』の遺体を見せた。心臓発作で死んだピールの死因に不審な点はなかったが、ナディアが監房のドアから差し出した手紙に『アリスター・ピール』の名前が書かれていたのだ。そしてその手紙はイヴに宛てたものだった。

ピールの本当の死因と生前の習慣から殺害方法を特定したイヴは、キャロリンに不信感をぶつけた。「トゥエルヴのメンバーなの？」と追及するイヴに、キャロリンはパリで本当は何があったのかと質問を返す。ヴィラネルと互いに興味津々な理由は？と聞かれたイヴは「家へ帰る」と背を向けた。捜査から外れても女は追ってくると指摘したキャロリンは、イヴに復帰を命じた。

クビになったと報告したばかりのニコを説得できるかわからないイヴに、ニコは「君は仕事から手を引けないとわかった」と理解を示した。隠し事だけはしないでくれと言われたイヴは、バカ高い窓を購入した秘密を打ち明けた。

おちゃのま感想