Episode5 The Games Underfoot
【ざっくりあらすじ】
エディ・ロスの自宅で焼死体で見つかった。遺体はエディ本人で、考古学者用のコテで胸を刺され死亡後火をつけられたことがわかった。隣人はガス漏れの臭いがしたと証言していたが、犯人はガソリンを使っていた。
事件メモ
凶器のコテはエディの元カノのものだった。元カノは「デカいものを掘る」と張り切っていたエディに、発掘道具と車を貸していた。その車に積まれていたエディの発掘品は、70~80年代初頭のゴミだった。ゴミの中にあったハガキの住所からエディの発掘していた場所が判明した。
発掘場所のゴミ埋立地はすでに宅地になっており、アパートの裏手で穴を掘っている男が見つかった。男の話から、エディが発掘しようとしていたものは『ノッティンガムの騎士』というゲームだとわかった。
『ノッティンガムの騎士』は1980年のクリスマスに大々的に発売されるはずだったが、サンプル版が酷評され発売中止になったゲームだ。破棄されたゲームはどこかに埋められ、ゲーマーの間で伝説が広まり、今は1本1万ドルもの値段がついている代物だった。
エブリワン(シャーロックの“屈辱”と引き換えに協力してくれる集団)の協力で、ネットの掲示板でエディに情報提供していた男が見つかった。エディ殺害を疑われた男は、面白そうにシャーロックたちを倉庫へ連れて行き、小屋いっぱいに積まれた『ノッティンガムの騎士』のゲームを見せた。男は6年前にゲームを発掘しており、その証拠もちゃんとそろえて持っていた。男がエディに嘘の情報を与えたのは、“未発見のお宝”という伝説を煽りゲームの価値をあげるためだった。
ジョーンはエディ殺害の動機は発掘にあるはずだと考えた。ゴミの資料から、“コリガン化学”という企業が埋立地に有害物質を不法投棄していたことがわかった。コリガン社はすでに買収されていたが、窓口の担当者は「法律では土地を買った人の責任になる」と説明した。話を聞いていたジョーンとベルは、発掘の穴を早く埋めたいと言っていた土地の所有者のブライスが犯人だと気が付いた。
ブライスは発掘現場の土地一帯を売りに出していた。警察はこの土地に埋められたはずの汚染物質のドラム缶が2本消えていることを調べていた。事情を聴かれたブライスはドラム缶を除去したことは認めたが、エディ殺害については否定しアリバイも示した。
エディが殺された時刻、ドラム缶を運ぶ倉庫の防犯カメラにブライスが映っていた。ブライスの共犯を探すジョーンは、4年前ブライスの自社ビルが全焼し保険金で新社屋を建てたことに目をつけた。
ブライスが保険金目当てに放火犯を雇ったとしたら、今回のエディ殺害も依頼したかも知れない。ビル火災の際、交換したばかりの煙探知機の電池が切れていたことから、エディの部屋の探知機を調べると電池から犯人の指紋が見つかった。逮捕された犯人はブライスに雇われた事を自供し、ブライスも逮捕された。
アルフレードとシャーロック
NYに戻って来たアルフレードがシャーロック宅へやってきた。アルフレードは集会でシャーロックに会えず、まだ事件(シーズン3 第24話「仕組まれた罠」)の事を気にしているのかと心配していた。
シャーロックは集会にアルフレードの好きなドーナツの差し入れがあることに気づいた。あの事件以来、シャーロックは集会場所を変え参加回数を増やしていたが、アルフレードも同じだったのだ。アルフレードを訪ねると、アルフレードはオスカーの件とは関係ないと前置きし、このところ気持ちが沈んでいると打ち明けた。理由はわからないと言うアルフレードに、シャーロックは友人である自分が支えると話した。
おちゃのま感想
精神的な不安はありそうだけど、オスカーの事件後の様子がわからなかったので顔が見れてよかったです。
酷い目に遭ったはずなのに、アルフレードのシャーロックへの友情に変わりはありませんでした。アルフレードは、シャーロックが偶然見つけた支援者だけど、本当に良き友人になっています。ふたりの共通点が“断薬”だけだとシャーロックは寂しそうに言っていたけど、きっかけはそれだとしても絆は深いと感じます。シャーロックの数少ない友人なので、今後もちょくちょく登場して欲しいです。
それにしても、エディの検視報告を聞くシーンのジョーンがお洒落すぎな気が・・・あれ、ジョーンの普段着なのかなぁ~(^▽^;)