Episode3 Tag, You’re Me
【ざっくりあらすじ】
市警の顧問に復帰したシャーロックとジョーン。うりふたつの男性が同じ部屋で殺害された事件の捜査に加わった。被害者のひとりティムは部屋の住人で、もうひとりオットーは最近NYに来たばかりのドイツ人だった。DNA検査の結果、ふたりには血縁関係がないことがわかった。
他人の空似を探す“ドッペルハント”
殺害されたふたりの携帯には、ドッペルハントという自分に似た人を探すサイトの運営者ドリアン・モールの連絡先があった。
隣人宅へ隠れていたうえ逃げ出したドリアンを捕まえると、顔に変なペイントを施していた。事情を聴かれたドリアンは、顔のペイントは顔認証を欺くためと説明し、顔認証ソフトを開発したカウンテナンス・テクノロジーズ社に狙われていると話した。ドリアンは勝手にカウンテナンス社のソフトを改良し、自分のサイトで使用していたのだ。ドリアンはカウンテナンス社からの警告状をネットに載せてしまい、その後(2週間前)覆面をした男に襲われたのだった。
カウンテナンス社のトファノがドリアンのドッペルハントへ偽名で登録していた事がわかり、潜入調査を疑ったジョーンとベルはトファノに事情を確認した。トファノは上司の指示でスパイし、ドリアンの部屋からソフトを盗んだ事を認めた。しかしドリアンを襲った事は否定し、ドリアンのおかげでソフトが改良できたと、むしろ感謝しているような口ぶりだった。
ドッペルハントを使った替え玉探し
ティムとオットーが殺されたニュースを見て、3人目のそっくりさんが出頭してきた。3人目のそっくりさんの話で、ティムがドッペルハントを利用し、DNA検査をごまかす為替え玉探しをしていた事が判明した。
シャーロックはティムが替え玉を使おうとしたDNA検査は殺人にからむものだろうと推理し、ティムの卒業した大学で11年前に起きた“ハワード・カドロー失踪事件”に目をつけた。ハワードはティムが所属していた友愛会に入会後失踪しており、最近改修された会館から遺体が発見されたのだった。
死因は絞殺で、遺体の爪からDNAが検出された事から、当時の友愛会のメンバーにDNA検査が求められたのだ。友愛会のメンバーはティムを除いて全員がすでに検査を受け、シロだと判明していた。ティムが替え玉を探していたのは、ハワード殺害に関わってるからだ。
ハワードの弟が警官をしていることが判明した。ハワードの弟は「(兄を殺した)犯人に報いを受けさせるために警官になった」と話し、ティムとオットー殺害を認めた。しかし、弟はドッペルハントの事も知らず、ドリアンを襲った犯人ではなかった。そして、ハワード殺害犯のDNAはティムと一致しないことがわかった。DNAをごまかす為、替え玉を探していたティムも殺害に関与したはずだが、実行犯は別だったのだ。
DNA検査に協力した友愛会のリストを手に入れたジョーンは、そこにカウンテナンス社のトファノの名前を見つけた。トファノがドッペルハンターを利用したのは、ティム同様DNA検査の替え玉を探すためだったのだ。トファノがドリアンを狙ったのは、替え玉を利用した事がバレないようにする為だった。トファノの脛にはドリアンが反撃した痕があり、トファノの替え玉もDNA検査の身代わりを証言した。
父モーランドの思い
父がまだNYに居ると知ったシャーロックは、モーランドのオフィスへ行き市警の顧問に戻してくれた感謝を伝え、NYから出ていくよう求めた。シャーロックは父がいると仕事に集中できないと話したが、モーランドはNYに滞在している理由は仕事の為だと説明した。
早く父をロンドンへ帰したいシャーロックは、モーランドの仕事を手伝い問題を解決した。モーランドはシャーロックに顧問料を支配う口実で、シャーロック宅へ足を運んだ。シャーロックは受け取ろうとしないが、モーランドは寄付してもいいしジョーンに使ってもいいと言う。
モーランドはNYに滞在する本当の理由は“シャーロック”だと打ち明けた。頑ななシャーロックをモーランドは一喝し、前へ進みたいと話した。モーランドはしばらくNYへ留まるとシャーロックに告げた。
おちゃのま感想
簡単に溝を埋める事はできないみたいだけど、一緒に仕事をする姿を見ると似た者親子のように感じました。
しばらくパパはNYに滞在するという事で、今後もシャーロックへ働きかけをしそうです。
今回のツボは、カメのクライドに手作りのおやつを作るシャーロック。ミネラル豊富な・・・。