ブラックリスト 7 第2話「ルイス・Ｔ・スタインヒル（後編）」【あらすじ感想】

Episode2　Louis T. Steinhil (No. 27): Conclusion

【ざっくりあらすじ】
拷問されるレッドは命の危険にさらされる。一方、犯人の目的がカタリーナだと確信するリズは、娘のアグネスを呼び戻したのは時期尚早だったのではないかと不安を抱く。

拷問の理由

カタリーナがレッドを疑う理由は、リズが“カタリーナ・ロストヴァ”を調べたからだった。レッドは「私は君を裏切ってない」と訴えるが、“タウンゼント指令”が出されれば逃げ切れないと知っているカタリーナはレッドを信じない。

“ベオグラードの件”で、レッドがぶち壊した生活や家族を取り戻すことが望みだと言うカタリーナは自分を追う者たちについて質問する。レッドは拷問に苦しみながらも口を割らず、業を煮やしたカタリーナは「ドムを見つけた」と告げる。

協力者の正体

瀕死の状態のレッドを再び看護師のミラが助けた。見張りの男を撃ったミラは、レッドを連れて逃走する。ミラの携帯からデンベに無事を知らせたレッドは、ドムの所へ行けと指示する。血小板と凍結血漿を持ってくるよう言われたデンベは「まずは病院へ行ってくれ」と頼むが、「私が死んだら、後のことは頼む」と返事したレッドはドムの家へ急ぐ。

先ほどまで見張りを撃ったことに動揺していたミラは、レッドが電話を終えると車を止める。「私を信じて」と声をかけたミラは監禁場所から持ち出した血液を輸血し、レッドの首から追跡チップを取り出した。

見知らぬ女性に連れられ、憔悴した様子で訪ねてきたレッドから「カタリーナが来る」と知らされたドムは、逃げることを拒む。レッドとドムがもめている傍らでピアノの楽譜を見ていたミラは、ドムがカタリーナの父だと知る。

レッドを守ってくれたことに感謝するデンベに“S・ビール請負人”という名刺を渡され、いったんはドムの家を去ったミラは思い直す。ドムの家へ戻ったミラはすぐにカタリーナが来ると警告する。カタリーナはミラに埋めたチップで、レッドを追跡していたのだ。

ドムとデンベが武器を準備する一方で、レッドはミラを追及する。ミラはフランチェスカ・キャンベル（フランキー）という名の元衛生兵だった。オーボン警部を演じていたスタインヒルに選ばれたと説明するミラは、暗殺者から逃れる術を探るカタリーナが雇ったイリュージョニストのスタインヒルが事細かく作り上げた詐欺のからくりを教えた。

事件を招いたもの

傭兵を連れたカタリーナと銃撃戦になり、流れ弾に当たったドムを連れて地下の倉庫に身を隠したレッドたちは窮地に陥る。フランキーの応急処置で持ちこたえているが、胸を撃たれたドムは重症だ。逃げ場を失ったレッドが覚悟を決める中、スタインヒルが手配した貸衣装から監禁場所を突き止めたリズたちFBIが現れる。FBIに踏み込まれたスタインヒルは自殺を図り、チップを追跡するPCを見たリズはドムが標的だと気づいたのだ。リズが到着したときには、すでにカタリーナの部隊は姿を消していた。

レッドは手配した場所へドムを運ぶ。医師の到着までドムは持たないと焦るフランキーにレッドは処置を命じ、ドムは一命を取り留める。ドムを助けても、レッドはフランキーを信用できない。監視すると告げられたフランキーはレッドとFBIの関係に疑問を抱いている。

犯人の目的がカタリーナだと確信しているリズはレッドに説明を求め、冷静ではいられないレッドは「君とレスラーのせいだ」と、リズを責める。レッドとドムが襲われた原因は、レッドの警告を無視したリズが執拗にカタリーナを探ったからだ。

レッドの“答え”に動揺するリズをクーパーが励まし、疑問をいったん棚上げしたリズは心配そうにドムに付き添うレッドを気遣った。ドムとの記憶に思いを馳せていたレッドは、落ち着いたらアグネスを会わせてやれと助言した。

第2幕のはじまり

その後、検視されるはずのスタインヒルの遺体が消え、自殺も芝居だったと判明する。リズの前には“マディ・トリヴァー”と名乗る女性が現れる。リズのご近所さんの部屋を又貸ししてもらうことになったと挨拶したマディはカタリーナだった。

おちゃのま感想