Episode12 White Lies Part2
【ざっくりあらすじ】
ZBの集合住宅で発見されたサンの遺体には白人至上主義を示すタトゥーがあった。不倫関係にあったシムズが知らなかったとは考えられず、やはりシムズも共犯ということになる。サンは差し入れのタイ料理で毒殺されたことがわかり、タイ料理店の防犯カメラには同じメニューを買い求める10人のZBメンバーが映っていた。
潜入捜査官
集合住宅の強制収用の現場では反発するZBたちが抗議の声をあげ、暴動を煽るなとグラフに注意したフリンに男が殴りかかった。男はZBに潜入中の特捜班のウエス・ノーラン刑事だった。
6年近くZBに潜入しているノーランの話から、ZBは前リーダーのシュルツが2年前に死んだのちグラフがのし上がり、現在の白人至上主義を強調する集団に変わったことがわかった。グラフはメンバー全員に刑法と自己弁護の仕方を教え、シュルツの雑用係だったドワイト(ダーネル)はグラフによってZBにハマったのだった。
ノーランはシュルツの流れをくんでいるコルソンの父親の下で組織を探る計画だったが、コルソンはグラフに押しのけられてしまったのだ。潜入計画を練り直さなければならなくなったノーランは、ZBのリーダーを突き止めることもできていなかった。ZBにはシュルツの代から表には出てこないパートナーの存在があり、ノーランはグラフにもその存在を感じていると話した。
拘置所のパシリ
ドワイトの母ウイルドレッドは、本人の話通り息子との面会はしていなかった。しかし、ZBの使い走りをして保護を受けているヴォーゲルという囚人と会っていたことがわかった。面会時の映像は保安官事務所が削除しており、唯一保存されていた映像ではウイルドレッドから息子へのメッセージは確認できなかった。
シャロンはノーランをZBのメンバーとしてヴォーゲルの監房へ送り、ヴォーゲルから情報を聞き出すことにした。一晩ノーランと過ごしたヴォーゲルはすっかり怯え、保護拘置とマルガリータを条件に協力することに同意した。
ヴォーゲルの情報で、拘置所内のZBたちはシムズに従い、ヴォーゲルにウイルドレッドとの面会を指示したのもシムズだとわかった。この共謀の黒幕についてヴォーゲルは何も知らなかったが、自分を刑務所内のパシリにした男かもしれないと話した。その男は弁護士のグラフだった。
シャロンはヴォーゲルに弁護士としてグラフを呼ぶよう指示し、グラフの共謀への加担を語らせようとした。しかしヴォーゲルの話術は弁護士のグラフには通じず、重犯課の思惑を察したグラフは「保護拘置を求めろ」と忠告を残し、ヴォーゲルの弁護を降りてしまった。
空想の父親
ジョー医師との面談で、ドワイトは父親は死んだと話す一方で「この国の王であるべきだ」と話していた。父親の話のことは同席していたシムズも知っている。
未知の親を空想するのは異常なことではなく、ジョー医師はドワイトの父親の話を重要と考えていなかった。ウイルドレッドも父親はドワイトと会わず戦死したと話した。
シャロンはドワイトの父の名前をウイルドレッドに質問したが、ウイルドレッドは「父親のことは関係ない」と教えることを拒んだ。
バズの事件
30年前のATM強盗殺人のアリバイが崩れたヘクトは、それでも共犯者の名前を明かそうとしなかった。聴取するバズとプロベンザは「死刑囚としてサン・クエンティンに行ってもらう」と突きつけ、ヘクトはやっと共犯者の名前は「ビリー・ジョーンズ」だと教えた。
ビリー・ジョーンズは英語圏で最も一般的な名前だ。ヘクトはジョーンズの居場所を知らず、探す手がかりもなかった。
バズはヘクトの高校時代のアルバムを調べ、後輩だったジョーンズを見つけた。
おちゃのま感想 ★★★★
ZBに長らく潜入していたノーラン刑事が新たに登場しました。
このノーランですが、潜入捜査で何か結果を出していたのでしょうかね~。8人も殺害したドワイトのことも、それにつながる住宅詐欺も、大量の武器を隠していたコルソン親子のことも、ZBの集合住宅群のことも・・・何もつかんでなかったんでしょうか。それとも特捜班と重犯課の連携が出来ていなかったってことでしょうかね(-_-)
シムズがZBの一員だと判明し、黒幕は仲間であるシムズを消す必要があったってことですよね~。理由のカギはジョー先生とドワイトの面談なんでしょうか。
この事件の結末も気になりますが、やはりシャロンの様子が心配です。
告解しているシャロンを見ると、仕事を続けられるのかと気になります。これまでも転職を考えることのあったシャロンなので、改めて今後のことについて考えたりするのかな。今回の事件はシャロンやドラマ全体の転機になりそうな予感がします。