Episode18 Ready or Not
【ざっくりあらすじ】
シャーロックは行方不明になっている鎮痛専門医のベイダー医師の捜査を依頼された。依頼したスプリンガー氏の息子ブライアンはベイダーの患者で、失踪2日前にベイダーを脅しており重要参考人だった。ブライアンが治療を受ける原因は虐待だと気づいたシャーロックは、スプリンガーを殴ったうえで仕事を引き受けた。
事件メモ
ベイダー医師の妻は、夫の失踪を心配するより怒っていた。ベイダーと赤毛の女性がカフェで会っている姿を夫人の友人が目撃しており、夫人は浮気が原因で夫は失踪したと考えていた。全く心配してないもうひとつの理由は、ベイダーが熱心な“プレッパー”と呼ばれる社会崩壊に備える人で、自分の身は守れると信じていたからだ。
夫人の友人が目撃したという“赤毛の女性”は、製薬会社のモナハンだと判明した。弁護士連れで聴取を受けるモナハンは「ベイダーが鎮痛剤を売人に流し、売人からもっと流せと脅されていた」と話した。病院に麻薬取締部の査察が入ることになったベイダーはモナハンに泣きつき、モナハンから20万ドル相当の薬を借りて査察を誤魔化したのだった。薬はちゃんとモナハンに返却されており、麻薬課の協力でベイダーと取引していた売人が見つかった。しかし、売人もまたベイダーを探していたことが判明した。
公園で布に包まれ遺棄されたベイダーの遺体が見つかった。ベイダーは斧のような重く鋭い刃物で頭を割られており、身体には細いフックのような浅い傷がつけられていた。複数犯の犯行に見えたが、シャーロックは単独犯で凶器はサバイバルに使う多目的ツールだと断言した。死体搬送に使われたロープもサバイバルに使われるものだった。
夫の遺体が見つかったと聞いたベイダー夫人は、浮気ではなかったと知り涙を浮かべた。夫人が調べた口座から、ベイダーが数ヶ月前キープというセレブ相手の高級シェルター会社に10万ドル使っていたことがわかった。シャーロックはモーランドの名前を使い、客としてキープに接触した。
モーランドの名前は絶大で、シャーロックとジョーンは問題なくシェルターへ案内された。シェルターの場所は会員以外には教えられない規則で、シャーロックたちは携帯を取り上げられ外の見えない車でシェルターまで移動した。
シェルターを見学したシャーロックは、全て見せかけの偽物だと見抜いた。医務室前の廊下に血痕をふき取ったような跡があり、シャーロックは隠し持っていた携帯でグレグソン警部に連絡を入れた。逮捕されたキープの代表は、詐欺がバレるのを恐れベイダーの遺体を遺棄したが殺してないと主張し、インピンジメント症候群という腕をあげることのできない疾患のため殺害はできないと証明された。
シャーロックはベイダーの非常持ち出し袋を調べ、凶器と同じ多目的ツールがないことを確認した。凶器はベイダー自身が薬を盗む目的でシェルターへ持って行ったのだ。
事件の日、恋人家族とロンコンコマ湖へ行っていたというベイダーの共同経営者ウォレスに2時間半ひとりで過ごした空白の時間あると判明し、アリバイが崩れた。密売組織に脅されたベイダーは共同経営者のウォレスに打ち明け、ふたりで薬を盗もうとしたのだ。しかし、張りぼてのシェルターに薬はなく、このままでは病院が潰れると恐れたウォレスはベイダーを殺害したのだった。ロンコンコマ駅でベイダーと一緒に居る写真を見せられたウォレスは、釈明できなかった。
シャーロックとフィオナ
フィオナを大切に想っているシャーロックは、事を急がず慎重な付き合いをしていた。しかし、フィオナにはシャーロックの気持ちは伝わっておらず、自分のことを女性としてではなく“何かの実験のように見ている”と感じていた。フィオナは一方的にシャーロックに別れを告げてしまった。
別れを告げられたシャーロックは、「慎重なのは(フィオナが)普通と違うからではなく、大切な存在だから努力したかった」と率直な気持ちを打ち明けた。シャーロックの想いを理解したフィオナは「ジョーンはいる?」と確認し、シャーロックにキスをした。
おちゃのま感想
確かにフィオナとの付き合いは難しいだろうけど、シャーロックにとって難しいのは自分の気持ちのコントロールなんでしょうね~。
相棒のジョーンが家を出て行った時、ひどくショックを受けた過去を思うと、失いたくない気持ちから不安を感じていたのはシャーロックの方だったのかな~と想像します。
このふたり、このままうまく行ってほしいです。
・・・そうでないと、周りのキャラたちの幸せエピソードが見れない気が・・・(-.-)
ウォレス医師:セス・ギリアム(Seth Gilliam)
『ウォーキングデッド』のゲイブリエル
メガネをかけて“ゲイブリエル”臭を封印(?)してました(^▽^;)