Episode17 Dead Drop
【ざっくりあらすじ】
木の上で遺体が発見された現場で、重犯課一行は手をこまねいていた。森林火災の影響ではしご車が呼べず、検視官のケンダルは木に登ることを拒み他殺かどうかの判断もまだだった。
指揮官モラレス
珍しくモラレス医師が現場へやってきた。モラレスはウルグアイから来た父のエドアルドを連れており、プロベンザに「時々でいいから僕を指揮官っぽく見せて」と耳打ちした。父をはじめ自分以外の兄弟たち全員が警官というモラレスは「重犯課と緊密に働いてる」と父に豪語していたのだ。
モラレスの事情を知ったプロベンザは、木の上の遺体確認をさっそくモラレスに押し付けた。父の前で張り切って木登りしたモラレスは、遺体は空から落下したもので、壊れた腕時計から死亡時刻は午後11時29分だと断言した。
現場では大きな物を引きずった跡にマリファナが点々と落ちており、麻薬がらみの事件が疑われた。
SNSの目撃情報
遺体は、前科のあるフィリックス・ハンソンだった。検死をしたモラレスは、指関節の骨折にブランドロゴが入った靴底の痕がついていることから他殺と断定した。シャロンは「いつもどおり」モラレスに捜査に加わるよう声をかけた。
目撃者を探すため、指定した範囲内からアップされたSNSの投稿を検証できる【ジオフェンス・ソフト】を使用しようとすると、デイビスが抗議に現れた。シャロンはデイビスの嫌味も気にせず、ソフトの使用許可を求め捜査を優先させた。
ソフトを使い大量のSNSの投稿を調べると、カリーナ・ボリスキーという女性が遺体発見現場から数メートルの場所で撮影した動画をアップしていた。話を聞くためカリーナの自宅へ向かうと、カリーナは現場から持ち帰った大麻を楽しんでる最中だった。
モラレスの活躍
カリーナが持ち帰った大麻には、GPS発信機が仕込まれていた。シャロンはタオに頼み【正義のバッジ】の小道具に発信機を仕込み罠を仕掛けた。予想通りアリゾナナンバーの車に乗った男たちが現れ、張っていたエイミーやノーランたちが逮捕した。
逮捕された男たちから、“植木屋”と呼ばれる仕入れ先が判明した。シャロンは「今夜“植木屋”の所有地を強制捜査する」と決め、またしてもデイビスの不興を買ってしまった。
「農業起業家」を名乗る植木屋は「知らない」ととぼけていたが、フィリックスの遺体写真を見せられ説明を始めた。植木屋は、大麻を運んでいる“飛行兄弟”から「フィリックスが配達中にくすねてさばいている」と知らされ、「フィリックスを捨てろ」と指示していたのだ。植木屋は「捨てろ」はヘリから落とせという意味ではなかったと弁解するが、飛行兄弟は文字通りヘリからフィリックスを捨てたのだった。
飛行兄弟は、普段は観光飛行をしているアレックスとダニーのウィルソン兄弟のことだ。兄弟のヘリからフィリックスの指紋が検出され、アレックスの靴がフィリックの指に付いていた靴底の模様と一致した。
「フィリックスは事故で落ちた」と供述書を書いた兄弟に、モラレスが“靴”の証拠を突き付けた。ダニーのタブレットの燃料計算アプリの帰りのフライトには、フィリックスの体重を加えていなかった。ふたりがフィリックスを計画的に殺したことは明白だった。
事件解決後、エドアルドは息子のウソに付き合ってくれる友人たちを見て安心したとシャロンやプロベンザに話した。エドアルドは息子のウソを知ったうえで捜査に同行し、息子が幸せに暮らしていると確認したのだった。
フリオとマーク
マークの祖父母はマークをフリオに預けると決め、フリオが後見人になることを希望した。フリオは弁護士をたて正式にマークを引き取ることになった。
フリオに「おばあさんのことを敬って優しくするんだ」と言われたマークは「何日もひとりぼっちにした」と反論した。フリオに許すことの大切さを諭されたマークは、祖母に思いやりの言葉をかけた。
フリンの決心
ついにシャロンにプロポーズすると決めたフリンは、ラスティに頼みサプライズの旅行を準備した。しかし事件のせいで旅行へは行けなくなり、代わりに考えた初デートのレストランでの食事もキャンセルになった。フリンがプロポーズするつもりだと知ったラスティは、ふたりのために奔走した。
ロマンチックに飾られた部屋を見たシャロンは、目を輝かせた。ベランダにセッティングされたディナーの席にフリンはシャロンを導いた。シャロンの前にひざまずいたフリンの手には、ずっと温めていた小さな箱があった。
おちゃのま感想 ★★★★
モラレス医師がメインの、なんだか妙に嬉しくなるエピソードでした!
演技している重犯課のみんなやホッブスも楽しそうで、画面から伝わる雰囲気がとても温かでした。モラレスパパも安心したことでしょう。
そして、そして~!!
ついにフリンがシャロンにプロポーズしましたよ~( *´艸`)
シャロンの返事は???
そこで続くのか~というところで、終わってしまいました。
「YES」だと思うんですけど~。ひとごとながら、ドキドキしております。
マークもフリオと一緒に暮らせるようになったし、私生活もそれぞれ変化の時なんですね~。