ブラックリスト 8 第17話「イワン・ステパノフ」【あらすじ感想】

漏れた情報

デンベは“知られてはまずい情報”を持つステパノフ救出にチームを巻き込むのは心配だと指摘するが、ことを急ぐレッドはステパノフ救出をクーパーに頼む。レッドがステパノフとの関係を隠すように、ステパノフ確保をリズに依頼したことを隠したクーパーは「調べてみる」と返事する。

クーパーとチームが「次の手はリズ次第」と話し合う中、リズからステパノフ確保に失敗したと連絡が入る。リズはチームの裏切りを疑い、チームはリズがタウンゼントに知らせたと疑う。

タウンゼントには何も言ってないと主張するリズは「ハッキングの可能性もない」と断言するが、リズに連絡したレスラーのFBI支給携帯にウイルスが見つかり、拉致犯はタウンゼントだと判断する。

レッドの友人

盗聴に憤るリズはタウンゼントが手にしたカップを叩き落とす。それはプリヤが毒を入れたカップだった。暗殺は失敗に終わったが、タウンゼントに迎え入れられたプリヤの情報で、タウンゼントの拠点が入るビルが判明する。マンハッタンに建つ巨大ビルの捜査にはチームが必要だと判断したレッドは、再びクーパーを頼る。

ステパノフは古くからの親しい友人だと打ち明けたレッドは「危険な状態にある彼を助けてほしい」と真摯に頼み、ステパノフが口を割れば、私だけでなくリズや君たちも危険にさらされると説明する。

隠していたステパノフとの関係を明かしたレッドに、クーパーも真実を明かす。リズと協力したチームがステパノフ確保に動いていたと知ったレッドは愕然とし、クーパーはリズに真実を隠したレッドを批判する。

反論もせず、「彼を助けてくれ」と懇願するレッドを見たクーパーは、ステパノフ救出の裏にはレッドがリズに関わった発端があると直感する。クーパーはNY支局に知らせ、内密にビルの監視を手配し、ステパノフ救出を急がせる。

真実が変えた関係

タウンゼントの拠点ビルの捜査をチームに任せたレッドに、ビルから出たタウンゼントとリズを追跡したプリヤから知らせが入る。「口を開く前にステパノフを救出してくれ」と更に難しい仕事を頼まれたプリヤは困惑しつつも、「彼女（リズ）の命は君次第だ」と必死に頼むレッドに協力する。

見張りを倒し、倉庫に侵入したプリヤに気づいたのはリズだった。プリヤがレッドから聞いた話をリズに伝える間、ステパノフから真実を聞き出したタウンゼントの標的はリズになる。

リズを捕えたタウンゼントが「お前が苦しむのを見れば、奴は完璧に壊れるだろうな」と喜ぶ中、部隊を連れたレッドが現れ、激しい銃撃戦が始まる。救出したリズを連れ、拷問部屋にいるステパノフを助けようとしているレッドと合流したデンベたちは、図らずもその部屋に立てこもることになった。

突然、タウンゼントの標的になったリズはその理由をステパノフに求めるが、ステパノフは拷問されたうえ腹部を撃たれていた。プリヤのアイデアで敵を倒したレッドたちは拷問部屋を脱出する。しかし、待機していたSUVの運転手が射殺され、再び窮地に陥ってしまう。

一行を逃がすため、閃光弾を手にしたリズはSUVを降り、タウンゼントの拠点の捜索で倉庫を突き止めたチームも現れる。タウンゼントは逃げ、レッドの医療施設へ運ばれたステパノフは助かった。一方、徒歩で逃げたリズは身を隠すよう手下に知らせ、スキップへの指示を伝える。

本当の敵

容態が安定したステパノフは「35年待ってようやくマーシャ（リズ）に会えた」と目尻を下げる一方で、「やっと会えたのに、彼女をターゲットにしてしまった」と自分を責める。「まずよく眠ることだ」とレッドが気遣う中、ステパノフの身柄確保にチームが現れる。

ステパノフを別の場所へ移したレッドは「まずはタウンゼントだ」と言い、協力せねば生き残れないと警告する。レッドの懸念通り、タウンゼントは、リズだけなくFBIチームとプリヤを標的に加えていた。