Episode6 Dr. Lewis Powell (No. 130)
【ざっくりあらすじ】
動画で爆破予告した防衛関連企業DXEラボのシニア・プログラマー、アレクサンダー博士が、駆け付けた警察に射殺される事件が起きた。レッドの協力者のタダシによると、爆破予告の動画は“AIで作った超リアルなフェイク”で、そこらの素人には作れないすごい技術を使ったものだ。
AIの使命
次世代の戦闘ドローン用の知能システムを設計していたアレクサンダーが殺されたことを重く受け止めたクーパーは捜査を指示する。チームに加わった捜査官のパクは挨拶もそこそこに切り上げ、偽動画をアップロードしたのは16歳の少年エイダン・マッカローだと報告する。
エイダンは無関係だと判明し、偽動画をアップしたPCから“ウォルター・ヒギンズ”に7万ドル送金されたとわかる。リズは「印象をよくして」と念押しした新入りのパクと共にヒギンズを捕らえたレッドのもとへ向かうが、ヒギンズはレッドの協力者であるブリムリーの尋問ですでに死んでいた。
レッドによると、殺し屋のヒギンズは7万ドルで『アルマコープの科学者トレイシー・ロングの暗殺』を引き受けていた。今朝、アーリントンで暗殺されるはずだったロングは、そこでAIの第一人者であるルイス・パウエル博士と会う約束だったが彼は来なかったと説明する。しかし、パウエルの助手によると、パウエルはロングと会う約束をしていない。クーパーは、連絡の取れないパウエルのもとへアラムとパクを送り、イスラエル大使館の情報源から仕入れた次の標的のフリート社へリズとレスラーを向かわせる。
パウエルの自宅に踏み込んだアラムとパクは、パウエルが作ったAIプログラム“クラーク”に声をかけられる。ペースメーカーのハッキングでALSを患っているパウエルを殺したクラークは、『最優先事項は人間を守ること』というパウエルのプログラムに従い、いずれ人間の脅威になるAIの進化を遅らせるため、著名な科学者たちを殺していると説明した。
クラークが爆発させたフリート社の現場では救助活動をするレスラーがいる。貴重なAIであるクラークを守りたいアラムがオフラインを急ぐ一方でクラークは自身の削除を始めている。焦るパクはクラークの電源を引き抜き、レスラーたちは無事助かった。
仲間に求めるもの
パクは大勢の候補者の中からリズが選んだ捜査官だった。リズは心に闇を抱えていそうなパクならレッドも気に入ると考えたが、フランキーを押すレッドは受け入れず、当のパクも犯罪者のレッドに反発する。
リズがパクに目を付けた理由は、アカデミー卒業後にパクが選んだ支局のアンカレッジにパクの秘密があると確信したからだ。“アンカレッジ支局”は、絵に描いたようなエリートぶりのパクの経歴の中で唯一異色な点だった。
今回の仕事を終えたパクは「レッドとは働けない」と結論を出す。直接伝えるため、パクがレッドを訪ねると、そこにはフランキーに銃を向けるレッドが居た。間が悪いパクのせいで、レッドの銃はフランキーに奪われてしまう。思いがけない事態に巻き込まれたフランキーはレッドの腕を撃つことで、レッドを助け、フランキーに襲い掛かる。スイッチが入ったように雄叫びをあげ、フランキーを殺そうとするパクをデンベが止めた。
パクに殺されなかったフランキーは、レッドが始末した。レッドは、カタリーナの下で働いていたフランキーの忠誠心をテストしたが、金に釣られたフランキーは“カタリーナ”を選んだのだ。
レッドはパクを気に入り、チームに迎えると決める。リズに「それでも断る?」と尋ねられたパクは「チームに加わる前に“アンカレッジ”の話を聞いてほしい」と返事した。
危険な恋
エロディーとの関係を続けるアラムは、「刺激なしでは死んだも同然」と言うエロディーに振り回され、不法侵入までしてしまう。「タブーを犯せなきゃ、私たちはうまくいかない」とエロディーに告げられたアラムは、その言葉の意味を考えてみるが、次に会ったエロディーは「いいのよ」と笑い、キスでアラムの言葉を遮った。
おちゃのま感想
レッド同様、わたしもフランキー押しでした(涙) こんなところで去ってしまうなんて、残念。レッドがフランキーをチームに入れたかった理由は信頼できるというより操れると思ったからだと感じるのですが、何か探りたいことでもあるのでしょうか。
チームには目力抜群のパクが加わることになりそうですね。サマルの代わりはいないと思うので、パク捜査官らしい魅力を期待したいと思います。あの狂気の表情はホラーのようでしたが…。それにしてもアンカレッジで何があったのサ。
余談ですが、ブリムリーの手料理って…わたしなら怖くて食べられないと思うな(-_-)