Episode17 You’ve Got Me, Who’s Got You?
【ざっくりあらすじ】
ミッドナイト・レンジャーというヒーローのコスプレをした身元不明男性の遺体が見つかった。衣装を制作した裁縫店の店主は「レンジャーが現れるようになって治安が良くなった」と話し、レンジャーが匿名を望んでいるなら言う必要はないと協力を拒んでいた。ベルは犯人逮捕のためと店主を説得しレンジャーの名前を聞きだしたが、それはコミック内でのレンジャーの本名で被害者の名前ではなかった。
事件メモ
シャーロックとジョーンは、ミッドナイト・レンジャーの著作権を持っているスーパーラディヴ・コミックス社を訪れた。映画化の話が進んでいるスーパーラディヴ社は、著作権問題で“ミッドナイト・レンジャー”を騙る街のヒーローを1年も探していた。編集者のバクスターは「恐れていた事態が起こってしまった」と話し、調査資料をシャーロックたちに提供した。
シャーロック宅の屋上に“スタンダード・ベアラー”というヒーロー姿の男が現れた。ベアラーがシャーロックを訪ねた理由は、警官嫌いの多いヒーロー界で「もしもの時に頼るべき存在」としてシャーロックの名が知れ渡っているからだという。ベアラーはレンジャーと友人だったと話し、レンジャーの本名がマイク・ストラトンだと教えた。
マイクの部屋から、詳細なレンジャーの活動記録と、1000ドルの小切手が見つかった。振出人はスーパーラディヴ社のバクスターだった。事情を聴かれたバクスターは、自分はレンジャー作者の孫で、2年前マイクから衣装を着る許可を求められ友人になったと説明した。小切手はマイクが防弾ベストなど身を守る物を購入するため、バクスターが支援していた金だった。
マイクの活動記録に、先週『レニー・モリーナという売人ともみ合いになり装備の1つを失った』と書かれていた。モリーナと会ったシャーロックは、モリーナがマイクから盗んだ携帯を手に入れた。
1週間前の着信履歴に74分署のブラック巡査部長からのものがあり、巡査部長の話からマイクに電話をかけたのは飲酒運転で捕まったバクスターで、その時バクスターが45口径の携帯許可を所持していたことが判明した。45口径はマイク殺害の凶器の銃だ。
シャーロックとベルはスーパーラディヴ社へ向かったが、バクスターは二日酔いで出社していなかった。バクスターがレンジャー殺しの犯人だと聞いた上司は特別驚きもせず、「バクスターは怒りを抱えた男だ」と話した。
40年代、スーパーラディヴ社は作者を騙し権利を奪っており、当時は普通のことだったがバクスターは不満を抱えていたのだ。バクスターが飲酒運転で捕まりマイクが殺害された日も、バクスターは癇癪を起し会社を出ていっていた。理由は映画会社との食事会に招かれなかったためで、その食事会の店はマイク殺害現場のすぐ近くだった。
「マイク殺害の容疑者が見つかった」とバクスターを署へ呼び出し、その間にベルがバクスター宅の地下に武器庫を発見した。友人だったマイクにバクスターは会社への憎しみを話し、食事会から自分を外した同僚たちを殺すつもりのバクスターをマイクがレンジャーとして止めたのだ。
シャーロックから「マイクが本物のヒーローだったと証明するため、証言しろ」と言われたバクスターは、「倒れたマイクを見て、殺しは無理だと悟った」と涙を浮かべ自供を始めた。
スパイの存在
ジョーンのホームレス支援のボランティアにモーランドから25万ドルもの寄付があった。モーランドに礼を伝えたジョーンは率直に寄付の目的を尋ね、「社内に裏切者がいないか調べて欲しい」と仕事を依頼された。
銃撃事件の実行犯のクラスノフがロシアで服役中だとモーランドに報告をした後、そのクラスノフが刑務所から消えたことで、シャーロックとモーランドはまた険悪な関係になっていた。シャーロックはモーランドがクラスノフ脱獄に加担していると考え、周囲の人間をも危険に巻き込んだモーランドに怒っていた。そんなわけで、シャーロックは「父には近づくな」とジョーンに話していた。
ジョーンは単独で調査し「スパイはいなかった」とモーランドに報告した。しかし、ジョーンはエミール・クルツが内通者だと突き止めていた。ジョーンはクルツと会い、敵の企業に情報を流しているように自分のためにモーランドのスパイをしろと要求した。
おちゃのま感想
ジョーンがモーランドをスパイするのは、シャーロックを守りたいからだと思うけど・・・
こんな方法で良いんでしょうかね~(-.-)
まさか、単独でモーランドを狙う人物(組織?)を突き止めようとしているわけ・・・じゃないですよね。
最近のジョーンは、ちょっと過激モードのような・・・。
シャーロックに似てきたんだろうか?