Episode8 Ghost Train
ハンガリーのZIPにつけた追跡装置から、ZIP満載の船がアメリカへ向かっているとわかる。ほかに情報がない中、リッチが見つけた“謎の友人”の新たなメッセージに期待するが、今回の暗号には複雑なデジタル・パズルが仕込まれていた。
謎の友人
暗号の解読が遅々として進まない一方で、パターソンはメッセージの発信元はマルタだと突き止める。マルタに左遷されたキートンが“謎の友人”だと確信したザパタはパターソンに渡されたバーチャル・ペットを装った通信デバイスを持ち、キートンに会いに行く。
「来るべきではなかった」と言いながらも、ザパタを部屋に入れたキートンは“謎の友人”の正体を明かす。3か月前、チームをテロリストに仕立て上げたマデリンの記者会見を見たアリーはすぐに行動を起こし、マデリンに監視されているキートンとボストンとともにチームを密かに助けていたのだ。
マデリンがアメリカへZIPを輸送している事実よりも、ザパタたちがZIPにつけた発信機にこだわるキートンに違和感を覚えたザパタは、開けたままになっているPCのカメラに目をとめる。警戒すべき状況のキートンがPCのカメラを塞いでいないのは不自然だった。
ザパタに裏切りを見抜かれたキートンは銃を構え、家族を人質に取られたと説明する。マデリンの非情さをよく知るザパタが「一緒に逃げよう」と説得する中、インターポールの内通者からザパタの情報を入手したマデリンが現れる。「幸運を祈る」とザパタに声をかけたキートンは銃口をマデリンに向けるが、引き金を引く前に射殺された。
シェルターの危機
リッチのツテでZIPが輸送されるアメリカへ戻ると決めたジェーンとウェラーを送り出したパターソンは、弄んでるような暗号のパズルはシェルターの位置を特定するための罠だと気づく。パターソンは機器の電源を切るが、すでにシェルターの位置は突き止められていた。
シェルターから撤退するパターソンとリッチはマデリンたちの通信を傍受できるビーコナーを持ち、シェルターの設備に大量のテルミットを仕掛け、脱出用の地下通路へ向かう。リッチが「あんたの才能は世界中の誰よりも頼りになる」と自分を責めるパターソンを励ます中、地下通路に敵が現れる。
抜かりなくプランBを用意しているパターソンは別の避難路へ向かう。脱出前にサーバー室に仕掛けた爆薬を起爆しようとするが、電波妨害されている。手動で起爆するためサーバー室に戻ったパターソンが逃げ遅れ、リッチの目の前で発火した炎の中に消えてしまった。
リッチは捕まり、エレベータの中で敵の侵入を知ったジェーンとウェラーもアイヴィが手配したチェコ警察との撃ち合いを避け、投降した。
ワイツの目論見
マデリンの一派が支局にいない隙に、ワイツはシャーリーのPCへの侵入をアフリーンに頼む。前回ワイツに利用されたアフリーンはきっぱり断るが、またとないチャンスを逃せないワイツはマデリンに握られた自分の弱みを教え、アフリーンを説得する。証拠捏造を隠すため無人機で有罪の証拠のない市民を死なせたと打ち明けたワイツに愕然としながらも、アフリーンはチームのために協力する。
ワイツの指示でマデリンが握っている大勢の脅迫ネタすべてをコピーしたアフリーンは、クラウド上にあるオリジナルデータの破損を思いつく。「二度と開けないし、復元もできない」と聞いたワイツは興奮し、すぐやれ!と指示する。ワイツに免罪符を与えることに躊躇しながらも、アフリーンはデータを破壊した。
アフリーンの懸念通り、脅迫ファイルを消したワイツは支局を去ろうとする。アフリーンの批判も気にせず立ち去ろうとしたワイツだが、チームを捕らえたマデリン一行が戻ってくる。
パターソンの遺体はチェコ当局が回収していると教えられたラボのスタッフはモニターの電源を切り、黙とうをささげる。一方、逃げるタイミングを逃したワイツは、チーム逮捕を発表するマデリンの会見に同席した。
おちゃのま感想
さあ、いよいよ反撃開始!とワクワクしながら見始めたので、かなり動揺してます。そんなわけで、気落ちした感想です。
きっとパターソンはプランZまで用意してるはずだから脱出してる!と自分に言い聞かせておりますが、確かリードのときもそんなこと言ってた記憶が・・・。あのたまごっち風デバイスがどこかで役に立つと思いたいのですが、逮捕されたのだから没収されてるはずですよね…。ああ、反撃の糸口がまったく見当たりません。
パターソンもショックだったけど、これまでサブキャラとして作品を盛り上げてくれたキートンの最期にも落胆しています。同じ死ぬにしても、正義のためとかにしてほしかったよ。長年CIAにいたキートンが、アリーのように家族の安全を確保しなかったことが不思議なうえ、マデリンのもとに潜伏させてたザパタを裏切ったことも納得できないものでした。こうなると、ボストンも心配~(>_<)