ブラインドスポット 3 第17話「世紀の取引」【あらすじ感想】

Source：NBC

Episode17　Mum’s the Word

【ざっくりあらすじ】
ロマンがブレイクのチャリティーの招待状に仕込んだメッセージから、クロフォードがベルギーの悪徳実業家ブリュイエールと落ち合うことが判明した。2年前、両親に連れられブリュイエールの船に乗ったことのあるエイヴリーはブリュイエールの愛人を覚えていた。

危険な潜入

ブリュイエール（ジャン＝ポール）の愛人は、テロ組織のリーダー“サーペント”の共犯とみられているアリソン・オーンスティンだった。サーペントは最近の大規模テロの黒幕と言われている正体不明のテロリストだ。サーペントが消息を絶った4年前にブリュイエールは破産しており、組織の拠点の土地の名義はブリュイエールだった。ロマンのメッセージはクロフォードがブリュイエールにテロ資金の支援を行うことを知らせていると考えたチームは、クロフォードとブリュイエールの逮捕を決めた。

ブレイクのチャリティーを企画したヴァネッサのPCをハッキングし、ロマンがクロフォードの警備責任者“トム・ジェイクマン”だとわかった。チャリティーの会場はクロアチア沿岸に位置するコルチュラ島の豪邸だ。厳重警備の会場への潜入は、ブレイクと幼馴染のエイヴリーが協力した。

エイヴリーの開けた裏口から潜入したジェーンとザパタは客を装い、ウェラーは警備員に扮した。待機用のバンからエイヴリーが消えたと知らせが入り、警備員を倒したウェラーがモニターを確認すると、エイヴリーはクロフォードと会っていた。焦るジェーンはチームの静止を無視し、クロフォードの前に出て行った。ジェーンは『女性のためのマイクロクレジット事業を立ち上げたリンジー・ルッソ』と名乗りクロフォードからエイヴリーを引き離したが、娘を紹介しようと考えたクロフォードがふたりを呼び止めた。振り向くと、クロフォードの隣にはロマンが立っていた。

発信機

ジェーンとエイヴリーを連れてクロフォードから離れたロマンは「こんな状況だけど、親子の再会が見られてよかった」と言い、クロフォードがブリュイエールの土地を3億ドルのダイヤで購入するつもりだと教えた。ロマンの作戦は、ふたりの取引現場をチームに録画させ、絶対言い逃れできない証拠でクロフォードを逮捕するというものだった。協力すると言う一方で、ロマンは「妙な動きをすれば電磁波シールドで撮影を妨害する」と、自分の身を守るための脅しを忘れなかった。

クロフォードたちの逮捕が最優先で、ロマンは二の次というチームの作戦に納得していなかったエイヴリーは、チームが安全のためにエイヴリーに持たせた発信機をロマンのポケットに忍ばせた。作戦を危険にさらしたエイヴリーにジェーンは怒るが、エイヴリーは「バレてない」と自信満々だ。

ジェーンたちはロマンが教えた部屋に監視カメラを設置し、決定的な瞬間を待った。しかし、録画されていると知っているロマンがブレイクとともに部屋へ現れ、録画も音声も遮断されてしまった。証拠がなければクロフォードは逮捕できず、チームはロマン逮捕に作戦を変更した。

エイヴリーが仕込んだ発信機を追跡しロマンを追うと、そこにいたのはブリュイエールだった。銃撃戦となりブリュイエールは仕留めたが、ロマンを捕らえることはできなかった。発信機はロマンにバレていたのだ。

ロマンの選択

土壇場でロマンの気が変わった理由は、ブレイクの絶対的な信頼と愛だった。ジェーンにきっぱり縁を切られても、ロマンはクロフォード逮捕に協力するつもりだった。しかし、何も知らないブレイクに「あなたのいない人生なんてありえない」と告げられたロマンは、ブレイクのそばにいることを選んだのだ。

ブレイクを連れて商談中の部屋へ向かったロマンは、クロフォードにFBIが来ていると知らせ、取引を急がせた。ロマンの手引きで無事脱出したものの、ブリュイエールが犯罪者だと知ったブレイクは動揺している。娘に説明を求められたクロフォードは「あの土地がどうしても必要だった」としか言えない。

ロマンは「FBIはブリュイエールを追ってきた」と説明したが、取引に立ち会っていた弁護士のキラはロマンに疑いの目を向けた。行きの機内ではロマンを“家族”と呼んだクロフォードも疑念を抱き、「FBIはとっくに対処したはずじゃないのか」と声を荒げた。

ザパタ

ザパタを許せないパターソンはチームのメーリングリストからザパタを外した。

「親友を失いたくない」とリードに言われても、告げてしまった「愛している」を取り消すことはできない。リードに結婚式には行けないと知らせたザパタは、メーガンに事実を伝えるべきと話した。

おちゃのま感想 ★★★★