シーズン2最終話 第19話「受取人」のあらすじです
【ざっくりあらすじ】
裁判当日、ストローの弁護士ロスマンが重犯課を訪れる。ストローは脅迫犯を教える代わりに、極刑の取り下げと、裁判の延期と、連邦刑務所への移送を要求していた。シャロンはじめエマもテイラーもそれを拒み、ストローが証拠として渡した脅迫犯が過去に犯したとされる犯罪被害者を調べ始めた。捜査に協力していたFBIハワード捜査官(フリッツ。ブレンダの夫)が、脅迫犯のDNAから実母スーザン・ミルズを突き止める。脅迫犯の母スーザンは服役中だった。これでロスマンとの取引はなくなり、裁判が開かれる。
証言台に立つラスティ
控室で心細そうなラスティ。付き添いはプロベンザがしていましたが、プロベンザも捜査に加わっていたので傍聴はできません。シャロンはじめ重犯課メンバーたちも脅迫犯の捜査を優先し、裁判所には来ていません。テイラー副本部長が、シャロンに代わり傍聴席に座ります。
いよいよ証言台に立つラスティ。ストローは出廷の義務はないと病気を理由に出廷してません。(ちょっとがっかりな裁判シーンになっちゃった)
ラスティがあんなに嫌っていたエマは、今は心強い味方。エマと視線をかわし、勇気を出し落ち着いて証言を始めるラスティ。ストローの弁護士ロスマンは、予想通りラスティの証人としての信用を落とそうと、彼が街で男娼をしていたことを追及してきます。少年に対し度の超える追及に、判事はロスマンに不快感を示し注意を与えるほど。ラスティも困惑し動揺してしまいました。
ラスティとエマの目的は、脅迫犯とストローを関連付けること。
脅迫状を裁判の証拠と認めさせることができれば、ストローが脅迫にも関わっていたと立証できます。しかし、現時点では関連性を証明することはできず、判事は脅迫状を証拠へ入れることを却下してしまいます。
ラスティは、精神科医の診察を受けなければならなくなった理由を言いたくないと拒否し、ロスマンが証言を求めるよう仕向けます。ロスマンの厳しい追及を逆手にとったラスティは、判事に答えを求められ「なぜなら、僕の証言を阻む為の脅迫状を隠したから」と発言。これで『脅迫状』がこの裁判においても重要な証拠だということになりました。
それを引き出したのはロスマン。慌てて却下を求めるロスマンですが、自ら引き出した証拠なので、判事はロスマンの異議を認めることはありません。エマはじめラスティも、してやったりの笑顔を浮かべていました。(見かけ倒しだったロスマン弁護士)
脅迫犯へ迫るシャロンたち
一方、シャロンたちは脅迫犯の母親を署へ連行し事情聴取を行います。
母親の証言から、脅迫犯の名前は「ライアン・ミルズ」と判明。ライアンは母親がドラッグ目当てで一緒に暮らした男性によって子供のころレイプされていたこと、そしてその男からお金を受け取った母はライアンを捨てていたことがわかります。(脅迫犯ライアンの暗く辛い過去がラスティの生い立ちに重なってしまいます)
ストローが教えたライアンが過去に犯したという犯罪被害者と、エイミーが調べていたソファーカバーの納品先に繋がりを見つけたシャロンは、メンバーたちとともに『エンジェルシティ』へと向かいます。そこは親に捨てられた少年たちの更生施設でした。ライアンは「ウェイド・ウェラー」という名前に変え、施設では信頼される職員でした。そして施設のソファーカバーを購入していた担当者。
ウェラーの部屋で問題の鉛筆を見つけたシャロン。タオが指紋を照合すると脅迫犯と一致。ついに脅迫犯を突き止めたシャロンたち。しかしすでにウェラーは、自分に懐く少年タイラーを連れ逃亡を図る準備をしていました。
脅迫犯ウェラーとの対決
タイラーを車に乗せ、逃亡するウェラー。
シャロンはタイラーに危険が及ばないように慎重にウェラーを追い詰めます。大がかりな道路封鎖を行い、ウェラーの車がどこにも逃げられないように渋滞の中にとどめさせてから、タイラーを誘拐した犯人としてアンバーアラートを発信します。
ウェラーの周囲に停車しているドライバーたちにも警報は流れ、ウェラー自身の携帯にも届きます。自分が追われていると知ったウェラーは、タイラーを車に残し、ひとり徒歩で逃げ延びようとしますが、置去りにされかけたタイラーは必死にウェラーを追いかけます。
計画通りに人けのない倉庫へウェラーを追い詰めたシャロンたちでしたが、ウェラーを追ってきたタイラーが人質に取られ射殺することもできません。人質が近すぎて狙えないと焦るシャロンの後ろから、メガネを新調し視力が回復したプロベンザがウェラーを狙撃し、一発で倒しました。プロベンザの射撃の腕は視力が戻れば、超一流。なんともカッコイイじいさま刑事。
事件解決後のラスティとシャロン
裁判もうまくいきストローは独房へ移されることが決まり、脅迫犯ウェラーも死亡し事件は一件落着。ラスティは、これで安心してシャロンの家へ戻ることができます。しかし、ラスティは浮かない表情。今回の脅迫事件を通し、自らのアイデンティティ(ゲイであること)を自覚したラスティは、シャロン宅へは戻れないと震える声で話します。
自分じゃどうしようもできないと涙を浮かべるラスティをシャロンはそっと抱きしめ、あなたが何者でも愛してると告げました。
一番の見せ場を奪ったじいさま。カッコよすぎだわ。
ウェラーを大規模な道路封鎖で封じ込めるあたりの作戦は、ワクワクさせられるものがありました。アンバーアラートという児童誘拐発生を住民へ知らせる手段をタイミングよく用いるシャロン。犯人追跡が大詰めとなり、シャロンの緊張度が伝わるシーンもよかった~。
しかし、走って逃亡するウェラーを追っかけるフリオの走りがドタドタすぎて・・・(涙)。シーズン3では(少しでも)シェイプされたフリオを期待したいです。
裁判シーン、やはりストローが欠席というのは物足りない。俳優さんのスケジュール都合かと思うと、ますます寂しさが増すシーンでした。ブレンダの欠席も流れからいくと不自然なんだけど。ラスティとエマのいつの間にか二人の間に信頼関係が生まれてる、というのはよかったです。
これで、ストロー事件はひとまず収束なのでしょうか。それとも塀の中から新たな事を仕掛けてくるのか。続けてひっぱるネタなら、今度はご本人登場となって欲しいです。
ストロー不在ながら、ここで強引に裁判を持ってきたという事は、何かあるんだろうとは思ってるのですけど。楽しみにしていいのかな?
犯罪がらみではなくシーズン3で楽しみにしてるのは、シャロン宅へ戻ったラスティです。新たに始まるシャロンとの生活が順調であって欲しいとは思いますが、変化は当然ありそう。わたしはジョー医師がお気に入りキャラなので、また登場してラスティを支えて欲しいなーなんて思ってます。
そして、何かとシャロンが気になってるフリン。シャロンは(一応)夫のいる身なので、どーのこーのという事はなさそうだけど、そわそわするフリンがとってもよい味出してるので、引き続き描いて欲しいネタであります。