Episode12 Bastien Moreau (No. 20): Conclusion
【ざっくりあらすじ】
再び大統領と会ったクーパーは「ジーグラー暗殺の真相解明にはレッドが必要だ」と訴えるが、レッドをこのまま死なせたい大統領は応じない。取り付く島もない大統領に、クーパーは「ジーグラーの死の責任は我々にあるとドイツに話す」と詰め寄った。
集めたピース
クーパーの覚悟を知った大統領は、やっと死刑中止を命じた。一時的に死刑を免れたレッドと司法省のマクマーンは『暗殺犯を48時間で見つけたら、免責合意の契約を再び結ぶ』という取引をした。「あなたの不始末はクーパーの責任になる」と念押ししたマクマーンは、足首に監視装置を付けたレッドを解放した。
刑務所を出たレッドはさっそく作戦本部へ行き、陰謀の謎を解くピースについて説明した。『コルシカ人』ことモローが最後のピースだと言うレッドは、国連ビル爆破未遂事件で狙われた会議室に居合わせた人のリストの中から、モローの標的は元MI6の『クリストファー・マイルズ』だと特定した。レッドによると、陰謀を示す文書を書いたのはマイルズだ。
古い知人からレッドが聞き出したマイルズのアジトにレスラーとサマルが向かう。マイルズを人質にしたモローと対峙したサマルは突入で使われた閃光弾の光で動けない。モローをみすみす取り逃がしたサマルができたことは、マイルズの最期の言葉を聞くことだった。マイルズはモローが奪った文書のメモリのパスワードをサマルに教え、息を引き取った。
陰謀の文書
早々にデンベと祝杯を挙げているレッドの前に、マイルズのアジトから逃走したモローが現れた。マクマーンがレッド殺害をモローに命じたのだ。
「よくやく会えてうれしいよ」と慇懃な態度で隣に座ったモローに、レッドはマクマーンに利用されていると教えた。政治信条に基づいて動くモローにとって、自分が殺害の対象ではないことをレッドは知っている。その証拠として、レッドはモローがマイルズから奪った文書の内容を確認させた。パスワードはモローの逃走を知らせたリズから聞いている。文書を見たモローは「勉強になった」と言い、立ち去った。文書の内容はアメリカを攻撃する計画で、それはマクマーンのウソを証明するものだった。
標的
モローに狙われたマクマーンを助けたのは、レッドから「モローの次の標的はマクマーン」と知らされたリズとレスラーだった。ふたりの姿を見たモローは逃走し、マクマーンの部屋にはモローが殺した文書の運搬役の死体が残された。
すれ違った子供のバッグに文書のメモリを忍ばせたモローは、追い詰めたリズとレスラーにあっさり逮捕された。「私は貴重な情報源になる」と余裕で手錠をかけられたモローを何者かが狙撃した。狙撃したのはマクマーンの一味の大統領のSPだった。
新たな始まり
契約は守られ、レッドは再び免責合意を手に入れた。レッドが求めた刑務所仲間のヴォンテの仮釈放も認めたマクマーンは、自らチームを監督するとクーパーに告げた。「それは楽しみだ」と応じたクーパーは、その地位の者はなぜか早死にすると皮肉った。
レッドは救急搬送中に脱獄したと発表され、最重要指名手配犯という肩書とともに自由の身になった。マクマーンが国に対し詳細不明の陰謀を企てているとチームに知らせたレッドは、企みを暴くために偽の情報を流していく必要があるとスピーチした。
クーパーは「我々の愛する悪党が生き延びた」とレッドの生還を喜んだ。リズは、レッドの正体を聞かないことにしたとレスラーに報告した。
サマルの決断
マイルズのアジトから戻らないサマルを捜したアラムは、ビルの屋上で長い時間ひとりで過ごしていたサマルを見つけた。「あの時、私はマイルズを守り、モローを逮捕できた」と打ち明けたサマルは自分を責めていた。「すべてうまくいく」と励ますアラムの付き添いを断り、クーパーのオフィスを訪ねたサマルは「チームをやめます」と申し出た。
おちゃのま感想
やっとレッドが自由になったというのに、サマルがチームを去ることになりました。引き止められないよね。これは・・・。アラムとの関係はどうなるんだろう。心配です。
リズはレッドの正体を暴くことをやめた宣言してましたが…思い切り「えー!」と言いたい。死刑にまで追い込んでおいて、今更、そんな・・・。ジェニファーになんて説明するの?リズの考えはわからないって何度も書いてますが、ただその場の感情のみで行動してるだけだったりして…( 一一)
レッドが脱獄したという発表を、検事のシマさんやウィルキンス判事は信じてないでしょうね~。またどこかで出てきてほしいふたりです。特に判事とレッドが腹を割って話すシーンなど見てみたい。
さて。この先はマクマーンや大統領が関わる陰謀がメインになると思うのですが、ディアス大統領って陰謀の中心的人物には思えません。なんというか、小物っぽい。ディアスがマクマーンに話していた“協力者”って誰でしょうね?選挙戦のとき、アレクザンダー・カークだけでなく、ハルシオンや怪しげな支援者がたくさんいましたよね~。どういう手口で陰謀を暴くのか、誰がかかわっているのか、非常に楽しみです。