Episode4 Unclaimed Baggage
【ざっくりあらすじ】
サンビは灰色の彫刻のような女性とぬれた足跡の幻覚を見るようになる。一方、ATFの捜査に加わったミカエラは上司の指示でジャレッドと組むことになった。数日前まで10歳だったオリーブとの接し方に気を遣うベンには経済的な問題が持ち上がる。
ミカエラの失敗
ATFの潜入捜査官の情報によると、突入の指示が出るまで数時間もある。現場で待機することになったミカエラとジャレッドは、お気に入りだったレストランの話で和やかな雰囲気になるが、2人が組むようジャレッドが仕組んだと知ったミカエラは気色ばんだ。
つらいけど自分で何とかすると、ジャレッドに話しているミカエラは幻覚を見る。灰色の彫刻のような女性に「彼を助けて」と訴えられたミカエラは、“彼”はATFの潜入捜査官だと思い込む。「私を信じて」と切羽詰まった様子のミカエラに押し切られたジャレッドは市警チームの突入を指示し、ATFの作戦は失敗に終わった。
潜入捜査官は「捜査は台なしだ」と憤り、ジャレッドは停職になった。ミカエラが何かを聞いたり見たりしていると気づいているジャレッドは「俺に話せなくても、誰かに助けを求めろ」とアドバイスした。
ホームレスの患者
自分の脳スキャンの画像を「最近リアルな幻覚を見ている“患者”」と説明し、神経科のフェルドマン医師に見てもらったサンビは、似たような特徴が見られるホームレスの患者がいると知った。フェルドマンのオフィスを出たサンビは、再び足跡の幻覚を見る。足跡が誘導した先にいたのはホームレスの患者だった。患者は「客室乗務員のベサニー」と繰り返し訴えた。
ホームレスの患者は、ベサニーのいとこレオの恋人トーマスだった。友人が殴り殺されたことで警察を批判したレオとトーマスは国にいられなくなり、NYで再出発することにした。パスポートが間に合わなかったトーマスを密航させていたベサニーは、到着する空港が変わり捜査当局が待ち構えていると知り、トーマスを貨物室から逃がしたのだ。
トーマスが州の施設へ移されると知ったサンビは、ベサニーをトーマスの母親ということにして退院させようとする。しかし、突然警報器が鳴り、トーマスは病室から消えてしまった。828便の貨物室のドアにあった指紋からトーマスを見つけたNSAのバンスが現れる中、サンビとベサニーはベンからサンビも同じ幻覚を見ていると聞いて来たミカエラに助けられた。
監視を逃れて
バンスに気づかれず病院を脱出したものの、トーマスの行方はわからない。サンビとミカエラが見た幻覚の特徴を聞いたベサニーは、レオの好きな映画に出てくる『ベセスダ噴水の“水の天使”』だと確信した。案の定、噴水の前で怯えているトーマスが見つかった。828便に乗った日から5年半が経ち、レオの行方はわからないと教えられたトーマスは泣き崩れた。
ミカエラの案で、トーマスは殺されたケリーの持ちビルにある使われてない元ボイラー室に隠れることになった。説明できない“呼びかけ”に従うことにベンは疑問を抱くが、逆らえるものなの?というミカエラの指摘に反論できない。理想的な実験材料になるはずだったトーマスを確保できなかったバンスは、828便の重要参考人にトーマスを加えた。
ベンの苦悩
ベンとカルが戻ったストーン家は財政的に苦しくなった。ベンも仕事を探しているが、家計を支えているのはグレースひとりだ。追い打ちをかけるように保険会社から、支払われたベンの保険金の返却を求める通知が届いた。茫然と日々を過ごすうちに請求書はたまり、グレースは50万ドルもの保険金を使い切り、起業の際は自宅を担保にしていた。動揺するグレースを落ち着かせたベンは、計算で返済する方法を見つけ出した。解決法を見つけたベンにグレースは感激し、ベンは5年間家族や家を支えたグレースを称えた。
今週のお小遣いをもらえてないオリーブは、つい化粧品を万引きしてしまう。連絡を受けたグレースの代わりにベンが迎えに行くと、オリーブはグレースの恋人ダニーを呼んでいた。
ベンは、オリーブを叱る代わりに「誰でも一度は許される」という母の言葉を教えた。ベンに心を開いたオリーブはふたりだけの秘密にしてと頼むが、グレースはダニーから聞いていた。グレースは隠そうとしたベンを責め、ベンはダニーと連絡を取り合っているグレースを責める。それは、ベンが戻って初めての口論だった。
おちゃのま感想
意味深な感じになってますが、5年半の間にオリーブに何があったのか気になります。万引き以上のワルサをしてたってことなのかな?ベンも気になってるでしょうね~。
オリーブはカルが生きていると感じていたので、捜し出せないことに苦しんだのかもしれませんよね。グレースはベンとカルの死を受け入れようとしたでしょうし、そんな母に反抗したのかも。
グレースやオリーブに対してはアマアマなベンですが、ミカエラには厳しいですよね~。本音で話せる相手はミカエラしかいないってことなんでしょうが、家庭でのストレスのせいかミカエラにはズバっと辛辣なことを言ってます。ミカエラとベンは案外似ていますよね。頑固なところとか。