Episode14 Everlasting
【ざっくりあらすじ】
パターソンがエレベーターで一緒になった鑑識のジャック・アイゼンバーグ博士に誘われ、リードにメーガンとの婚約を知らされた日。ラボのアフリーンが数字のタトゥーを解読した。
隠された海兵隊員の死
アフリーンが見つけた解読の手掛かりは“円周率”だった。タトゥーに刻まれた数字に円周率を使うと、3つの検視報告書を示していることがわかった。3人はいずれも海兵隊員で、同じ日に死亡していたが、駐屯地はそれぞれ別の場所だった。
3人の死因は全員薬物の過剰摂取による事故死だった。しかし、検視報告書には明らかな改ざんの痕跡がある。死の真相を突き止めるには遺体を調べるしかないが、全員火葬されていた。パターソンは、遺灰を調べる方法として『火山の爆発並みに危険』な先端技術を提案した。パターソンもしたことのない危険な検査だと聞いたリードは外注を決めるが、ザパタの提案で鑑識の専門家のジャックに協力を依頼することになった。
FBIの再捜査に軍検視局のファーガソン大佐は抗議した。しかし、亡くなったエリクソン隊員の指揮官だったマホーニー大将が協力を申し出、ファーガソンも矛を収め検査に必要な超遠心分離機を提供した。ジャックの協力で遺灰の検査を始めると超遠心分離機からノイズが発生した。確認のため機械に近づいたパターソンは爆発に巻き込まれてしまった。
ループの世界
超遠心分離機の爆発で昏睡状態に陥ったパターソンは、爆発に巻き込まれる一日を何度も体験した。2度目のループで死んだデヴィッドとスチュワートが現れ、3度目のループではロマンやボーデンまで現れた。4度目のループはこれまでと違い、チームが生徒になりジャックの授業を受けていた。黒板に書かれたものが“アルシンガス”の化学式だと気づいたパターソンは、海兵隊員は毒殺されたと気が付いた。そして、ロマンがわざわざ2種類の“7”の数字をタトゥーに使った理由は、検視報告書の添付写真“7”を見せるためだと直観した。添付写真“7”は目を写したもので、そこにはアルシン中毒の特徴があった。
「手持ちの情報から答えを導く」とデヴィッドに励まされたパターソンは、数字のタトゥーのそばにあるループを用い、円状にした数字を断ち切った。数字とループには、中国の座標とGPMというアルファベットが隠されていた。GPMはピーター・マホーニー大将のことだ。パターソンはマホーニーを逮捕するが、爆発のループを止めることはできなかった。
新しいループを始めたパターソンは、点滴台を支えにしながらラボに着いた。今度はデヴィッド、スチュワートのほかにシェパードに殺されたペリントン長官もいる。3人はデヴィッドを亡くして以来ずっと自分のことを責め続けているパターソンに自分を許すことを説いた。エレベーターに乗った3人は「一緒に行くか?」とパターソンを誘った。エレベーターに乗ることをボーデンに促されたパターソンは思いとどまり、突如現れたマホーニーと戦った。パターソンの勝利を見届けたデヴィドたちは穏やかな笑みを浮かべ、エレベーターの扉は閉まった。
生還
意識の戻ったパターソンは、筆記でマホーニーが犯人だとチームに教えた。証拠はないと強気なマホーニーだったが、CIAのドローンはマホーニーが中国で行った違法な作戦を撮影していた。危険すぎると上官が打ち切った作戦をマホーニーは強行し、自分のキャリアと評判を守るため証拠を隠滅したのだった。
パターソンを見舞ったジェーンとウェラーは、マホーニーが容疑を認めたと報告した。抜け出せないループの世界を体験したパターソンは、エイヴリーに養父がクロフォードの違法なビジネスに関わっていた事実を知らせ、悪いループを断ち切ることを勧めた。
メーガンと結婚するリードの付添人を引き受けたと話すザパタを、パターソンは「気持ちを伝えるべき」と励ました。ループの世界の話でザパタと笑いあっていたパターソンは、エレベーターに乗っていなかったボーデンは生きているんじゃないかと不安をもらした。
どこかの場所で。「攻撃の準備はほぼできた」と報告を受けた男はボーデンだった。
おちゃのま感想 ★★★★
いつもとは違った趣向のエピソードでした。
パターソンが前に進むきっかけになりそうな内容でしたが、ボーデンが生きている可能性が!ボーデンの遺体は回収できなかったのかな。
もしボーデンが生きているとすれば・・・の話しですが、パターソンがボーデンの生存に気付いたのはロマンの計算外だと思うので、ロマンの裏をかく展開も期待できそうですよね~。どうなんだろう?
パターソンには幸せになってもらいたいけど、今回もジャックが怪しく見えてしまった~。新たな人物が登場するたびに疑心暗鬼になってしまうのは、ボーデンのせいですよね。