Episode5 Benjamin T. Okara (No. 183)
今回レッドが渡したブラックリストは、国防高等研究計画局(DARPA)が密かに開発を進めている武器を持ち去ったチーフエンジニアのベンジャミン・オカーラ博士。オカーラが持ち去った武器は、キューバ在住の外交官に症状が表れたのち世界中の大使館員が発症している“ハバナ症候群”を引き起こす危険な物だった。
機密プロジェクトの兵器
事情を聞かれたDARPAの局長は「機密プロジェクトについては話せない」の一点張りで、捜査協力を拒む。一方、事態の深刻さを知っているDARPAの職員は、プロジェクトに関わっている5人全員が失踪し、そのうちのひとりが車の事故で死亡したと教える。事故で亡くなった職員の死因は、オカーラが持ち去った武器が引き起こすものだった。
持ち去った武器で、身を隠した同僚たちを次々と殺しているオカーラの居場所は、チームとは別に動いていたレッドが突き止める。レッドが知らせた場所に止めたバンの中にいたオカーラは、起爆装置を握りしめていた。「頼むから下がってくれ」と訴えるオカーラは、犯行の理由を説明する。武器の効果を調査する目的で行ったキューバで、手品のように人を殺せる兵器の残酷さを身を持って知ったオカーラは、武器を破壊し、作り方を知る同僚を殺すと決めたのだ。
武器と共に自ら命を絶ったオカーラに「あとのことは君たち次第」と告げられたレスラーは、部下を見殺しにしたも同然のDARPA局長に激怒する。一方、6人死んだと聞いても平然としている局長は、暗に他のチームに同じ研究をさせていると示唆した。
秘密の重さ
任務中、オカーラの攻撃を受けたパクは、デンベが手配したレッドのヘリで救急搬送される。直撃を免れたパクは助かるが、現場に復帰したことが夫ピーターにバレてしまう。ピーターが憤る中、さらに悪い知らせが届く。検査でパクの流産が判明したのだ。パクが協力したレスラーの薬物検査で検出されたホルモン値の異常の原因は、妊娠だったのだ。
ダグを殺した銃が自分のものだと特定されたクーパーは誰かに薬を盛られたと考え、検査結果を待つことにする。「みんながあなたを疑う前に警察に説明したほうがいい」と言う妻シャーリーンの懸念通り、知人の犯行だと考える刑事ヒーバーはクーパーに注目する。クーパーはウソのアリバイでヒーバーをやり過ごすが、口裏を合わせるよう求められたシャーリーンのショックは大きかった。
決別の時
FBI捜査官になったデンベを理由にレッドと会おうとしないヨヴァンは、デンベの殺害指令を出す。デンベを助ける道を選んだレッドはヨヴァンの手下を始末するが、レッドに「私を守るためにヨヴァンを殺せ」と頼まれたデンベは断った。
ウィーチャにヨヴァンを始末させたレッドは、戻るべきではなかったと思い悩む。一方、デンベは、かつてレッドから「君が私から離れるときが来たら開けてくれ」と渡された箱を開ける。
おちゃのま感想
今回も、ブラックリストの捜査よりもサイドストーリーがメインに感じる内容でした。
レッドとデンベの関係は複雑すぎですよね〜。デンベ自身、レッドのもとを離れる日が来るとは思わなかったでしょうし、レッドにしてもそうなのだと思います。新章に入った今シーズンのここまでの印象ですが、デンベはリズのポジションを引き継いでるんだな〜って感じてます。チームにしてもそうだし、レッドとの複雑な関係も。リズと違う点は、デンベはレッドのすべてを知ってる(たぶん・・・)ということでしょうか?ところで、ウィーチャ&ミアースは、レッドのすべてを知ってるのかな?
さて、クーパーはまずい状況です。クーパーさんには申し訳ないけど、真相が明かされるのが今から楽しみ。ところで、クーパー家にいるアグネスは、またまた落ち着かない環境ですね。大丈夫かな?