Episode3 The Donor in the Drink
【ざっくりあらすじ】
ブレナンとブースの復帰初日。養殖場で魚に食べられた死体が見つかった。顔の組織にわずかに残っていた特徴的な髭から、死体は発明家のロイド・ネズビットだと判明した。
↓ネタバレを含みます↓
事件メモ
被害者のネズビットの捜索願を出していたのは、助手のディフリーだった。商品化された発明品は1990年代のわずか1点のみのネズビットをディフリーは尊敬している様子で、遺体が見つかったと聞いてショックを受けた。ネズビットがこの6年ディフリーを1度しか昇給させていないことは調査済みだったが、ディフリーは仕事と助言をもらえたと感謝していた。
遺体の傷が死後の手術痕だと判明し、サローヤンは臓器移植でついた傷だと気が付いた。摘出された部位から仲介業者のスローカムが見つかり、オーブリーが臓器の売り手としてスローカムに接触した。逮捕されてもスローカムは、自分の仕事は重要だと主張し執刀医の名前も明かさなかった。
メスではない傷から見つかった微粒子から、ネズビット以外の皮膚組織が見つかった。その傷を拡大したサローヤンは、防腐処理中穴を塞ぐ器具の傷だと気が付いた。犯人は葬儀場で臓器を抜き取り、メスの刃先が折れてしまったため手近にあったものを代用品として使ったのだ。皮膚組織が10日前に銃撃で亡くなった女性だと判明し、臓器摘出現場の葬儀場が見つかった。
ブースとブレナンが葬儀場へ行くと、ちょうど葬儀の最中だった。ブースは場の雰囲気を壊さないように努めるが、ブレナンは棺の男性の腹部の不自然さに気づき、遺族や参列者の前で遺体の腹部を露にし臓器がないことを証明してしまった。
連行された葬儀社のバーガスは、遺体から臓器を盗んだ事は認めたが、人の役に立つと悪びれる様子はなかった。ネズビットについては「信頼できる友人が事故の被害者だ言い運んできた」と説明した。”信頼できる友人”は仲介業者のスローカムだと想像できたが、バーガスは教える代わりに免責を求めオーブリーは応じなかった。バーガスの供述がなくても、スローカムの車からネズビットの血痕が見つかり、スローカムは臓器摘出したあと遺棄したことを認めた。しかし、死体は届けられたと言い犯人の名前を教えることは拒んだ。
ホッジンズがネズビットを食べた魚を嘔吐させ、欠けていた下顎骨が見つかった。交通事故の傷だと思っていたが、傷の角度が気になったブレナンは、アンジェラに再現してもらった。するとスローカムの車では傷と一致しない事がわかった。しかも、傷全てと一致する車種では傷の損傷はもっと大きなものになるはずだ。一緒に再現を確認していたウエンデルは、グリルガードで殴ったのではと閃いた。再現すると、傷も角度も完全に一致した。
そして、下顎骨から検出されたワックスが、ディフリーがネズビット失踪の日に特許申請した”ジュエリー・ワックス”だと特定された。ディフリーの腹部には臓器摘出した傷があり、ディフリーが過去に臓器を売り資金難のネズビットを支援していたことが判明した。ディフリーはあれは事故だったと話し、自供した。
写真家アンジェラ
アンジェラが写真を始め、ホッジンズはその才能を世間に公表しようと考えた。ホッジンズは自信満々だが、アンジェラはせっかく楽しんでいる事を批判されたくないと言い乗る気ではない。そこでホッジンズは、バーで小さな写真展を開くことを思いついた。アンジェラはすぐにキャンセルしてと言うが、結局ホッジンズに任せることにした。
事件も終わり、仲間たちが集まってアンジェラの写真を褒めている。アンジェラはいつもの仲間とホームレスしか客はいないと笑うが、ホームレスと思ったのは報道写真家のセバスチャン・コールだった。コールはアンジェラの写真を気に入り、購入を決めていた。感激したアンジェラに、コールは写真を続けるようアドバイスした。
サローヤンは恋人より仕事を選んだことに罪悪感を感じていた。同僚たちはサローヤンを気づかい一緒に終末を過ごそうと声をかけている。サローヤンはみんなの好意を断り、ブレナンに意見を求めた。ブレナンはサローヤンの選択は間違ってないと言い、サローヤンは安堵した表情でうなずいた。
葬儀場から送られるはずのブースの弟ジャレッドの遺灰が届かず、ブースは誰の手も借りずひとりで見つけようとしていた。娘のクリスティンが弟のベッドで一緒に眠る姿を見たブレナンは、クリスティンがベッドに上る為に使っていたダンボールが葬儀社からのものだと気が付いた。ブレナンから知らさせたブースは、遺灰にこだわっていたのは弟の死を受け入れたくなかったからだと打ち明けた。
どこかで仕事を辞めて自分のやりたい道へ進むのでは・・・と思っていたけど、ここまで働いたので最後までジェファソニアンの一員でいて欲しい。
ホント、周囲の人たちに支えられてる人です。