Episode3 16 Ounces
自宅に戻ったリズはレッドとの戦いに備えながら、カタリーナが残した留守電を聞く。一方、弁護士のマーヴィンを伴い、主を亡くしたドムの家を訪れたレッドは、ドムの遺産を受け継ぐリズのために準備を始める。
FBIとの決別
アグネスを友人に預け、偽名で泊まるモーテルを拠点にしたリズは自分を捜している作戦本部に出向く。リズは「彼は母を殺した」とクーパーに知らせるが、レッドを逮捕すればドムを拉致したリズも逮捕されることになり、リズやアグネスの今後を心配するクーパーはレッド逮捕に応じない。
クーパーを動かせなかったリズは「終わりです」と告げ、FBIのバッジを返す。覚悟を決めた様子で立ち去るリズを呼び止めたクーパーはレッドとの対話を勧めるが、クーパーの率直さに感謝しつつもリズは背をむけた。
モーテルに戻ったリズは、偽造したアラムのサインで入手したプラスチック爆弾を自分の車に仕込む。その爆弾で、リズは確実にレッドを殺すつもりなのだ。駐車場で作業に没頭するリズの前に、偽名からリズの居場所を特定したレスラーが現れる。リズが引き下がらないと知っているレスラーは「君が心配だ」と気遣うが、心配されることにうんざりしているリズの心には響かなかった。
復讐のはじまり
「私の目の前で母を殺した」とレッドに電話をかけたリズは、FBIの辞職を知らせる。一方、ドムと許しあえたようにリズとの対立も永遠ではないと、希望を捨てていないレッドは「ドムの遺灰をまくから顔を見て話そう」と提案し、リズの「行く」という返事に安堵する。
レッドの提案を受け入れたリズの目的は、車に仕込んだ爆弾でレッドを殺すことだ。ドムの家の前でレッドと対峙したリズはカタリーナが残した留守電を聞かせ、憎しみをぶつける。「話なら(遺灰をまく湖までの)道中で聞く」と告げたリズは爆弾を仕掛けた車にレッドを誘導するが、ドアを開ける直前、吐血したレッドは病院へ運ばれた。
次の作戦を考えたリズは、イリヤを探すため雇った“ゴーストハンター”のエシーに目をつける。レッドの手下になったものの、身の危険を感じていたエシーは“レッドを殺す”と言うリズに協力し、レッドのいる病院へ向かう。
リズは「レディントンがいる」という匿名通報で連邦保安官補を病院へ送り込み、レッドを警護するFBIチームを混乱させる。リズの思惑通り、匿名の通報に惑わされたデンベは「エリザベス・キーンがレディントンを殺しに来る」と知らせたエシーを信じ、エシーとレッドをふたりきりにした。
作戦失敗
「終わった」とエシーからのメッセージを受け取ったリズは起爆装置のスイッチを入れる。激しい爆音を聞いたリズはレッドの死を確信するが、アラムから「僕の申請書で、リズが16オンス分のプラチック爆弾を引き出した」と知らされたレスラーが爆弾を窓から放り投げ、レッドは無事だった。
焦った様子で戻ってきたエシーに「爆発前にFBI捜査官が病室に入った」と教えられたリズは動揺する。状況を把握するためアラムに電話したリズは、レッドは生き延び、レスラーが負傷したと知る。リズが理解できないアラムは「次に会うときは君を逮捕する」と告げ、電話を切った。
闇の道
「あなたは私を殺せないから、私が勝つ」と電話でレッドに宣戦布告したリズは、レスラーに会いに行く。レスラーの無事な姿に安堵したリズは「たった一晩だけでいい」と懇願し、レスラーはリズを部屋に入れた。
一方、司法副長官からの捜査停止命令が間に合い、連邦保安官補を追い払ったクーパーは「君にとって大切なリズの母をなぜ殺した」とレッドに問いかける。今となっては自分でも何が理由なのかわからないと返事したレッドは、リズを心配する。「我々は何としても悲劇を防がねば」とクーパーを鼓舞したレッドは、リズをブラックリストのトップに載せた。
おちゃのま感想
リズ、本気ですね。
刑務所送りにした時とは、憎しみの度合いが違います。今のリズは自分やアグネスの人生など眼中になく、ただただレッドを殺すことしか考えられないみたい。そんな状態のリズに迫られたレスラーは“今?”って思わなかったのかな?部屋に入れちゃったということは、そういうこと…ですよね~。
リズはレッドと戦ったミスター・キャプランのことを話題にしてましたが、あのときキャプランを選ばなかった後悔があるのでしょうか。しかし、レッドの犯罪の証拠を保管してたキャプランでさえレッドを倒すことはできなかったことを思うと、リズはキャプラン以上の手を使って、レッドを追い詰めるんでしょうね~。
自らの選択で闇に落ちるリズの今後も気になりますが、そのリズを心配するレッドとクーパーの会話が意味深でした。やはり、クーパーはレッドの正体や目的を知ったうえで、善の側からリズを支える役目を引き受けたんじゃないかと勘ぐりたくなります。真相はいつわかるんだろう?(´・ω・`)