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アメリカン・クライム・ストーリー/OJシンプソン事件 | ネタバレ感想

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The People v. O.J. Simpson 全10話

【ざっくりあらすじ】
元妻ニコールとその恋人とされるゴールドマン殺害容疑で逮捕された元フットボールのスター選手OJシンプソン。事件発生から判決までの実話に基づくドラマ。

 

 

 

 

事件の概要

1994年6月12日 OJの元妻ニコールとその恋人(と噂されていた)ゴールドマンが惨殺され、容疑者としてOJの名が浮上する。

 

 

逮捕されると知ったOJが車で逃亡し(母親に会いにいくところだったと説明)警察とカーチェイスの末逮捕され、OJが犯人で間違いないという印象を与えた。

 

 

『OJはニコールへDVを行っていた』
『事件を知らされた時、OJはニコールが死んだ理由を質問しなかった』
『現場からOJの血痕が見つかり、OJの車にも血痕(OJとニコールのもの)がついていた』
『OJの自宅で犯行に使われたと思われる手袋の片方が見つかった』
・・・などのOJにとって不利な証拠がそろっていた。

 

 

圧倒的に検察有利で裁判は進むだろうと予想されたが、OJ側の弁護団は争点を事件そのものから逸らす戦術をとる。主任弁護人のシャピロは「人種の問題は持ち出さない」と主張していたが、後に弁護団に加わったコクランは人種問題を取り上げ、無罪を勝ち取った。

 

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おちゃのま感想

実話とは思えない展開のドラマでした。

このドラマは、あくまで事実に基づいたエピソードを描くことに重点を置くもので、真実を追求し犯人を予想するというものではありません。なので、真犯人が誰なのかという結論は描かれていません。しかし、序盤の2話(事件発生~OJ逮捕)までに見せるOJの感情の激しさに「この人なら殺したかも知れない」・・・と思わせる演出はされていました。

 

 

おそらくOJ本人の性格も事実に基づいて描かれていると思うので、人当たりの良い笑顔の裏で激昂しやすい二面性を持っていた人だったんだろうと思います。

 

 

裁判が進むと同時に、どんどん「OJがニコールとゴールドマンを殺したのか」という部分から遠ざかり、弁護団内でもその点(殺したかどうか)を議論することなく「いかにして検察の証拠を排除するか」「無罪にする方法」に集中し、それに検察側も乗ってしまったんだな~という印象でした。

 

 

陪審員たちの負担も半端なく、感情ぬきに判断できたのかという疑問も持ってしまうのですが、「限りなく黒に近い容疑者だけどグレーな部分が残っていた」・・・という判断だったのだろうと感じました。

 

 

ただひとりOJの友人で、最初から弁護団に加わっていたカーダシアンだけが「犯人は誰か」という根本から離れず、その視点でOJの裁判を見ていたので、裁判が進むにつれ「OJが殺した」と確信してゆきます。弁護団の中では目立たない存在だったカーダシアンの心の動きで、事件の真実が見えるようでした。実際のカーダシアン氏も、この後OJとは距離を置くことになったようです。

 

 

負けた検察側のダーデン検事が「黒人という理由で無罪になった初めての黒人」と、OJのことを称したのが弁護側が用いた戦術を言い表してました。

 

 

ドラマでは描かれなかったその後は、殺害されたゴールドマンの遺族が民事裁判を起こし、OJはそこで有罪判決を受け賠償金の支払いを命じられます。そして、現在は強盗の罪で服役中です。

 

 

その後の民事訴訟の展開にも興味を抱くのですが、“事件発生~無罪判決まで”と描く内容を限定し10話にまとめた事で芯のあるドラマに仕上がったと感じます。裁判の結果はわかっているのに次から次へと起こる問題に引き込まれ、俳優さんたちの演技もまた素晴らしいドラマでした。



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