Episode12 Dr. Michael Abani (No. 198)
【ざっくりあらすじ】監視しながらもレッドの動きを把握できないクーパーに、パナベイカーから「ハドソン下院議員がチームの予算について嗅ぎ回っている」と知らせが入る。そんな中、デンベのかつての恋人アイッサの婚約者マイケルがイエメン兵に拉致される事件が起き、助けを求められたデンベは「全力で調べる」と躊躇なく約束する。
デンベが愛した女性
デンベの娘イザベラの母アイッサは、大学生だったデンベがフランスのマルセイユで出会い、愛しながらも別れた女性だった。1992年当時、恩人レッドの仕事を手伝い始めたデンベは逃亡を余儀なくされる事態に陥り、デンベは犯罪者の手先だと悟ったアイッサは妊娠を知らせることなく別れを選んだのだ。その後、アイッサのもとへ戻ったデンベは、娘イザベラが生まれたことを知るが、自力でキャリアを切り開いていたアイッサは裏の世界で生きるデンベを受け入れなかった。
自国民ではないマイケル救出にアメリカ政府は動かず、アイッサのために尽力するデンベにレスラーも協力する。調べると、反乱軍に物資を横流しするテロリストとしてイエメン軍に逮捕されたマイケルはすでに軍事裁判にかけられ、72時間以内に処刑されることになっていた。
デンベとレスラーは、数ヶ月前にイエメンから戻ったNGOの事務局長ジョン・ラプチンスキーから話を聞くが、マイケルは善人だと言いながらもジョンの話はマイケルが信条のためテロリストになった可能性を示唆するものだった。さらに、マイケルにとって不利な証拠が揃う中、NGOスタッフの渡航記録を調べたデンベたちは反乱軍の支援勢力から多額の入金が確認されたイスタンブールにあるマイケル名義の口座を開いたのはジョンだと突き止める。
アイッサがジョンのもとへ向かったと知ったデンベとレスラーがジョン宅に到着すると、呆然としているアイッサがいた。居ても立っても居られずジョンを訪ねたアイッサはイスタンブールの口座について追求し、保身に走るジョンに襲われたのだ。絶体絶命のアイッサを助けたのは、デンベの緊急メッセージに応じたレッドだった。真犯人であるジョンを連れ去ったレッドは、マイケルを拉致した軍の上層部と話をつけた。
数字を読む議員
検事時代のハドソンを知るクーパーの友人によると、数字に強いハドソンは汚職事件での実績で議員に当選した人物だった。友人が「ハドソンは数字にまつわる物語が読める」と指摘したように、ハドソンがチームに目をつけたきっかけは、FBIの裁量支出の資料だった。すべて監査を受けているFBIチームの中で、書類上しか存在しない“捜査チーム836”という機密チームに何百万ドルも注ぎ込まれていると気づいたハドソンは調査を開始したのだ。
おちゃのま感想
デンベがアイッサの部屋にすぐに駆けつけたことを考えると、ふたりは会おうと思えば会える距離に住んでるんですよね。娘を通じて近況は知っていたとしても、約束を守り会わずにいたアイッサから「裏ルートで婚約者を助けて」と頼まれたデンベの心の中は、どんなだったんでしょう(涙 )
さて、ファイナルシーズン後半は、チームの存在に気づいたハドソン議員との攻防がメインテーマになるのかな?クーパーも漏らしてたけど、チーム存続理由が納得できるものなのかどうか・・・。ブラックリストにモチベーションを感じてなさそうなレッドが気になります。