Episode16 Thick as Thieves
【ざっくりあらすじ】
保釈中のコリー・ヒューイットの他殺体が民家の地下室から発見された。発見したのは、審問に現れなかったコリーを探していた保釈金立替業者のカーメンたちだった。これまで軽犯罪を繰り返していたコリーだったが、今回は仲間と有名デザイナーのジャガー氏の車に自分たちの車を衝突させ300万ドル相当のダイヤを強奪したのだった。
事件メモ
保釈直後、コリーはブライス・ファウラーという人物に電話をかけていたが、本物のファウラー氏は1982年に死亡している人物だった。運転免許取得時の指紋から、この偽ブライスは他に3つの名前を使っている事が判明した。それらは、いずれも詐欺で捜査中の名前だった。
偽の名前のひとつ”マーヴィン”の失踪届をドリーという女性が出していた。ドリーは、ダイヤを盗まれたジャガー氏が宿泊していたホテルのコンシェルジュだ。男の事を恋人だと信じていたドリーは、ジャガー氏の車の送迎時刻をうっかり教えてしまったのだった。
ドリー自身も騙され2万ドル出資したレストランが実在すると聞いた重犯課がその店へ行くと、コリーの母親セルマが壁を壊している最中だった。
セルマは偽ブライスの写真を見ても知らない男だと話していたが、実際は1年以上付き合っている恋人だった。セルマは男の本名はエイヴリー・クックで、ダイヤ強盗はエイヴリーの案でコリーと自分も共犯だと自供した。エイヴリーはすでにダイヤを持って逃走したと思われたが、意外にもセルマが教えたモーテルで見つかった。
署へ連行されたエイヴリーは、詐欺師らしく愛想よくもっともらしい説明を続けていた。しかし、コリーの遺体の写真を見せられたエイヴリーは心底驚いた様子で、本当はコリー親子と3人でカナダへ逃亡する計画だったと話し始めた。コリー殺害時刻には逃亡用の車を買っていたと話し、裏もとれた。
シャロンはセルマが保釈金をダイヤで支払ったのではと気が付いた。シャロンの推理通り、セルマは盗んだダイヤをチョコの箱にいれてカーメンに渡したと話した。カーメンの事務所から、現金200万ドルとチョコの箱が見つかった。そして、コリーが発見された家が、以前カーメンが保釈したホセ・バスケスの家だとわかった。現在バスケスは服役中で、カーメンはその事を知っているはずだ。
カーメンはバスケスの事は覚えてないと主張するが、保釈金立替会社の社員はしっかり覚えていた。カーメンが強引にコリーの死体を発見したのは、発見されなければコリーの保釈金100万ドルが戻って来ないからだ。
シャロンは、カーメンにダイヤを売った相手を教え「仮釈放付きの第2級殺人」を受け入れるよう求めた。カーメンは書面にしてと言い、弁護士を呼んだ。
シャロンは逮捕した後は保釈なしで拘束すると、カーメンに告げた。
裁判の日
スライダーに唯一の友人と思われているラスティは、法廷でガスと会うことにためらいを感じていた。ラスティがガスからのメールに返事をしてないと知ったシャロンは、法廷に入る前にガスに近況報告したらとアドバイスした。
証言することになっているフリンと法廷に行ったラスティは、ガスと再会した。ガスはマリアナ(アリス)の為に来てくれたと喜んでラスティの隣に座った。ラスティは事情を説明できないまま、裁判は進行していった。一方、スライダーも傍聴席のラスティを見て小さく手を振った。ラスティが約束通り手を振り返すと、スライダーは安堵の表情を浮かべていた。
陪審が下したスライダーへの判決は「有罪」だった。これから量刑を決めることになる。死刑反対を掲げている弁護士のモンローは、ラスティにスライダーの友人として陪審員に話をして欲しいと証言を依頼した。ガスはスライダーとラスティが友人だと聞き激怒した。ラスティは慌てて説明しようとするが、ガスは聞こうとはしなかった。
記者としてふたりに接しているのなら、自分のスタンスをはっきりさせておくべきだったけど、それができないんでしょうね~。スライダーを突き放せなかったのは、マリアナに同情したようにスライダーの生い立ちにも同情する部分があるんだろうと想像してます。
スライダーの量刑で証言することになったラスティが、何をどう語るのか。やっぱり面倒な事になってしまった。
成長も感じるラスティだけど、今回は2の同級生のクリスに「友人以上にはなれない」とはっきり伝えられなかった時と同じだったなぁ。
ラスティはある程度親しくなると距離を置いてしまう傾向にあるように感じます。ラスティのこの気になる性格は、ドラマの中でちょくちょく描かれてるのだけど、この性格を変える出来事が今後起こるのでしょうか。
・・・深読みするくらい、気になる部分です。
ガスと言えば、ラスティに好意を持っていたって事でしょうか・・・ね。恋愛対象として。ラスティは、ガスの気持ちに応えられないから遠ざかっていたのかなー。