Episode12 The Chairman (No. 171)
レッドは新たなブラックリストとして犯罪者のための株式市場“ナイトマーケット”の捜査を指示する。一方、脅迫が続くクーパーは自分に薬を盛ったバーテンダー殺しが鍵だと考えるが、警察の捜査に進展はない。
レッドの目的
レッドによると、闇市場を仕切る“理事長”の厳格な規則と罰で運営されるナイトマーケットは、上場している犯罪組織も投資家もすべて暗号化されたシステムで守られている。レッドが唯一暗号を解読したアルバニアの組織バンダ・コルチャから捜査を始めたチームは、賭博局がバンダ・コルチャのトップ、アバージの愛人ツィオナを内通者にしていると知る。
そのツィオナが姿を消し、アバージの別の愛人フェリシアの部屋に盗聴器を仕込んだチームは、アバージ逮捕に成功する。理事長を恐れるアバージは黙秘を貫くが、レッドに偽情報を流すよう促されたクーパーは「アバージの証言を基にナイトマーケットを捜査する」と発表し、ナイトマーケットは取引停止に陥る。
FBIの罠だと確信しながらも理事長はナイトマーケット初となる会議を開き、上場しているレッドも参加する。正体不明だった理事長と対峙したレッドは、新たな投資と引き換えに自分の会社の筆頭株主を教えるよう求める。脅迫から守るため投資家の身元は特定できないシステムにしたという理事長の説明を聞いたレッドは会議を去り、チームが理事長を逮捕した。
望む答えを得られなかったレッドは、今回のブラックリストの思惑をクーパーに打ち明ける。レッドが理事長を捜査させた目的は、ナイトマーケットに上場した“犯罪コンシェルジュ”を乗っ取った者を突き止めるためだった。
リズの追跡装置
リズの体内に追跡装置があると確信したレッドは、遺体を掘り起こす許可をクーパーに求める。反対するレスラーに同意したものの、リズは娘に真実を知ってほしいはずだと思い直したクーパーは正式な手順を踏んで遺体を調べ、リズの体内から最先端の追跡装置が見つかる。
一方、リズの遺体を掘り起こしたことに納得しないレスラーは捜査中に姿を消す。レスラーを心配するパクは、レスラーの問題をチームの仲間に教え、アラムとデンベと共にリズの墓にいるレスラーのもとへ駆けつける。仲間たちに「リズも望んでいる」と諭されたレスラーは薬の瓶をパクに渡し、再び静かな眠りにつくリズの埋葬を見守った。
クーパー
脅迫犯に、MITの大学院生アンドリュー・ケニソンに新しい人生を与えて、彼を消すよう要求されたクーパーは困惑する。唯一の協力者である友人ルー(ストーン)は「指示に従い、時間稼ぎしろ」と助言し、クーパーは真実を説明したうえでケニソンを保護した。
さらに、ルーに「最も大事な部分が不明じゃ、アグネスだって心の決着がつかない」と諭されたクーパーは、自分の知っていることをアグネスに教えるべきだと悟り、娘を愛したカタリーナとレディントンから始まる物語をアグネスに聞かせる。
おちゃのま感想
ようやく点と点が繋がり始めたのかな?というエピソードで、今後の展開が楽しみになってきました。
レッドの犯罪帝国はかなり弱体化しているようです。リズの死でレッドが消えた後、デンベとマーヴィンが組織を守ろうとした経緯は明かされてますが、デンベはFBIに入ったので、マーヴィンが組織を守っていたってことになるのかな?レッドに対しても手厳しいことを言うマーヴィンですが、レッドとの関係は良好だと思ってよいんですよね?
クーパーが信頼してるルーさんは、クーパーの仕事やレッドとの事情をどこまで知ってるんでしょうね。ところで、クーパーはレッドがレイモンド・レディントンだと思ってるんでしたっけ?もう、頭の中がごちゃごちゃしてます(-_-;)