Season:3 全23話
【ざっくりあらすじ】
リズはロシアのスパイ“マーシャ・ロストヴァ”として指名手配された。レッドが考えるリズを助ける方法は、逃亡ではなくリズの無実を証明することだった。トムはFBIの閑職に追いやられたクーパーとともに結社が雇った実行犯カラクルト捜しを開始した。
局長との攻防
レッドは結社から局長を切り離すため、まず結社の資金洗浄をしているヴァーディアント産業のスーザン・ハノーヴァが計画していた大飢饉を引き起こすウイルス散布計画を暴いた。次に服役中の弁護士マーヴィン・ジェラードを脱獄させ、“クリスピン・クランドル卿”が冷凍保存していたハルミの親指を手に入れ局長が隠していた逃走用資金を奪った。
一方、局長はソロモンという暗殺者を雇い、レッドとリズを追った。そして、結社のメンバーである大統領諮問委員会のローレル・ヒッチンの協力で、CIAのチームを引き連れ作戦部へ乗り込んだ。
レッドが“キングス・オブ・ザ・ハイウェー”というギャング集団に誘拐される事件が起き、危険を承知でレッド救出に向かったリズがレスラーに逮捕された。リズの安全のため、レスラーは郵便局の“箱”にリズを入れ、さらにアラムがパスワードでロックした。箱が開かないと知った局長は、故障ということにして窒素でリズ殺害を実行する。目の前で死にそうなリズを見たアラムは箱を開けるしかなかった。
ライトはリズの移送には必ずレスラーの同行を命じていたが、裁判前にリズを暗殺したい局長とヒッチンはレスラー不在の間にリズを連れ出そうとした。ふたりの思惑は、この件の監督を任命されている大統領法律顧問のパナベイカーが阻止した。
レスラーは、ライトだけに話した父をハメた同僚の名をヒッチンが口にしたことで、ヒッチンが結社のメンバーで、姿を見せないライトはヒッチンが殺したと確信した。
局長との決着
レッドはチームを集め、局長誘拐作戦を実行する。パニック障害を患っている局長の妻を利用し局長を拉致したレッドは、完璧な100ドル紙幣を擦れる原版と引き換えに、ベネズエラの外務大臣に局長を戦争犯罪と人道に対する犯罪で国際裁判所に訴えさせた。
局長は「政府が黙っていない」と強気だったが、ヒッチンは局長を見限りレッドの取引に応じた。トムに捕らえられた実行犯のカラクルトが出頭したこともあり、リズは無事釈放された。
ヒッチンはレッドに局長の処分を任せ、局長は飛行機から墜とされ死亡した。
リズとトムの結婚式
作戦部にクーパーが復帰し、リズはコンサルタントとしてチームに残った。大きくニュースで報じられたリズに対し世間の目は冷たく、ロシアのスパイだと信じる男がリズを襲う事件が起きた。男はレッドが捕らえ射殺し、リズは搬送された病院でトムの子を妊娠していることを知った。
安全のため子供は養子に出すと決めたリズだったが、トムが重傷を負ったことで自分の本心と向き合い、トムと結婚しふたりで子供を育てると決意した。トムを認めないレッドは反対し続けたが、ザネタコスに裏切られ逮捕されそうだったトムを助けた。レッドにトムのことを知らせたのは、撃たれたトムを治療したレッドの医療チームの一員になっていたリズの元彼ニックだった。
式を挙げたいと思っていた教会にキャンセルが出て、リズはその日を二度目の結婚の日に決めた。リズの希望でネットで資格を取得したクーパーがふたりを結婚させている最中、危険を知らせるレッドが現れた。教会は移送途中脱走したソロモン率いる傭兵に囲まれていたのだ。ソロモンの目的は、今回もリズの確保だった。
トムの運転で教会から脱出したリズは破水してしまい、レッドの医療施設があるナイトクラブで娘アグネスを出産した。その後リズは急変し、救急車に同乗したレッドが見守る前で息を引き取った。
アレグザンダー・カーク
結婚式襲撃は民間警備会社“ハルシオン”の仕業だとわかった。ハルシオンは政府と繋がり闇で軍事情報サービスを提供する会社だ。レッドはハルシオンのCEOスーザン・スコット・ハーグレイヴ(スコティー)から、リズ誘拐を依頼したのはロシアの大富豪アレグザンダー・カークだと聞きだした。
カークを逮捕するため、クーパーのチームはハルシオンと協力した。カークが資金援助している次期大統領候補のディアスの選挙資金を奪い、カークの犯罪をでっちあげ、カークをアメリカへ向かわせた。レッドはカークを狙撃するつもりで準備していたが、現れたのはカークの代理人だった。
カークがキューバへ向かったとわかり、キャプランはキューバにトム親子のほかにリズもいるとレッドに明かした。キャプランはトム親子を逃亡させただけでなく、リズの死を偽装していたのだ。
レッドたちが到着すると、そこにリズはいなかった。荒らされた部屋を見たレッドは、裏切ったキャプランへの憎しみを抑えることができなかった。
リズを捕えたカークは、以前の名は「コンスタンティン・ロストフ」だと名乗り、自分が父親だと話した。
トムとスコティー
カークをハメるため、リズを殺そうとしたソロモンと組んだトムは、任務途中ソロモンを撃ち、その場に置き去りにした。
その後、スコティーを殺すつもりのトムに、レッドはスコティーがトムの母親だと教えた。スコティーの息子は3歳のとき誘拐され、何者かに殺されたことになっていた。
スコティーはトムをハルシオンに誘った。
おちゃのま感想 ★★★★★
シーズン3も絶好調。
盛りだくさんの内容でしたね!
局長との決着、リズの結婚と出産、ハルシオンとカーク。
面白かった~~(´▽`*)
特に、リズを守りつつ局長を追い詰めていく展開にはワクワクしました。ヒッチンが野放しなのは気になりますが、ひとまず結社との闘いは終わりました。
トムと結婚し家族になると決めたリズは輝いてましたよね~。つかの間のことだったけど。
リズの出産はリズを演じるメーガン・ブーンさんの妊娠から考え出されたストーリーだと思うのですが、リズが妊娠したことで「結婚、出産、死の偽装」と繋がるんですよね~。柔軟な対応力と豊かな想像力で、不自然さを感じさせないどころか、よりディープな展開にしたあたり・・・素晴らしいです。
そして、今シーズンはすっかりアラムのファンになってしまいました。(⌒ー⌒)
アラムはシーズン1からチームの一員として登場してたけど、チームの核的存在に成長した気がします。レッドと組んだことで善悪の判断が難しいチームの中で、アラムの人としての善悪の基準は重要なことのように感じます。次シーズンも存在感の増したアラムを期待したいです!