Episode8 Aggression
【ざっくりあらすじ】
帰国したエミリーとカルの報告を聞いたクラウンは、ウルフの死で事件の幕引きを図ろうとする。黒幕の存在を訴えるエミリーたちに内密での捜査を許可したものの、支局にウェッブ副長官を迎えるクラウンは「きっちり成果を出せ」と念押しした。一方、ニックは家族と過ごすため休暇を取るが、仕事が忙しいアリスは出勤してしまう。
被害者の共通項
トミーの追悼会に出席したエミリーは、トミーがカタリスト社に不法侵入したせいで停職処分になったと知り、愕然とした。『カタリスト社がフェンタニル殺人に関わっている』と確信したエミリーは、カルにカタリスト社の調査を依頼した“友人”が死んだと打ち明ける。カタリスト社と被害者の繋がりを調べると、被害者全員の検査をカタリスト社が行っているとわかり、さらに、ウルフが訪問看護師としてインフルエンザの予防接種を被害者にしていたことも判明した。
カルとエミリーは「不法侵入したギブス刑事(トミー)を調べている」という口実で、カタリスト社を訪れた。トミーが映る防犯カメラの映像は廊下の部分しかない。肝心の室内の映像が見たいと言うエミリーに、警備員は部屋にカメラは設置してないと説明した。部屋を見たいと食い下がるエミリーを止めたカルは「証拠を抑えるには令状がいる」と冷静に指摘した。
トミーのメッセージ
トミーの上司は、トミーの死は自殺だと考えていたが、納得しないエミリーは遺体が発見されたトミーの車を調べた。手がかりを探すエミリーは『クイル』というトミーからのダイイングメッセージを見つける。憔悴した様子のエミリーを自宅へ帰らせたカルは調査を続け、『クイル』が研究プロジェクト名だと突き止めた。プロジェクト・クイルは70年代後半政府が支援していた研究で、80年代半ばに破綻している。
プロジェクトの一員だったアルフ・マストン教授によると、プロジェクト・クイルは異分野交流を目的とした精神生物学の機関で、もとはPTSDの研究だった。ストレスを研究しているというマストンは『研究の副作用は凶暴になること』だと説明した。「あんな実験を人間にはできない」と言いながらも、マストンは共同研究者の行動心理学者が人体実験に手を出し問題になったと明かした。その学者はバレット・ハウスの子供たちを実験に使ったシェンだった。シェンの名前を聞いたエミリーは水槽のフラッシュバックに襲われる。部屋から出て呼吸を整えるエミリーは壁にかけられた研究者たちの写真に目をとめた。
ニックとアリス
ひとりで家にいるニックはアリスのPCを調べ、IPアドレスからアリスの浮気相手はボストン・マーシー病院の同僚だと知った。
学校を休ませたフリンと森で1日過ごしたニックは、セラピーよりも家族で過ごすべきだとアリスに話すが、セラピストのオデュウェルを信頼しているアリスは反発する。勝手に学校を休ませたと責められたニックは、ホテルに行ったのかと問い詰める。ひとりでくつろぐためだったとごまかしたアリスと口論になったニックは家を飛び出した。テロリストを殺したFBI捜査官として有名になったニックはバーでゆっくり飲むこともできず、エミリーの部屋へ向かう。アリスが浮気していると教えられたエミリーは「彼女が浮気するわけがない」と諭すが、ニックは浮気を確信している。ニックのキスを拒んだエミリーは、もう元には戻れないと告げた。
自宅へ戻ったニックはアリスに謝り、護送中のミルズを殺したのは俺じゃないと打ち明けた。犯人に殺されかけた恐怖を語るニックは、流産でショックを受けたアリスを支えられず、逃げてばかりだと自分を責める。「妊娠が難しいと診断された」と話すアリスもニックと本音で向き合った。言えなかった問題を打ち明けあったふたりは、夫婦としての絆を取り戻した。
おちゃのま感想
フェンタニル事件がシェンと繋がりました。こんなふうに繋がっていたとは・・・な、展開です。面白くなってきましたが、まだ真相は見えてきません。ちょっと気になったのですが、なんらかの人体実験が行われているとしたら、副作用が出ない人もいるってことでしょうかね?知らぬ間に被験者になってる人は大勢いるのかな。
カギはエミリーが驚愕してた写真の人ですよね。エミリーもトミーも(おそらくFBIも)バレット・ハウスやシェンのことは調べ尽くしたと思うんですが、共同研究者のことはつかんでいなかったんですね~。
事件も気になりますが、ニックと心を通わせたアリスはジャックのことをどうするんだろう~。ジャックはアリスと真剣交際してるつもりですよね~。そしてニック・・・(-_-;)エミリーに「フリンと3人でやり直しましょ~」なんて言われたら、どうしてたんだろう。