Episode9 A Reckoning
【ざっくりあらすじ】
ピルチャーは、イーサンに街の掟を守らせようとした。しかし、イーサンはケイトら反乱グループを処刑することを拒み、自らの方法で対処しようとする。そんな中、『第一世代』を自負する生徒たちが反乱グループの処刑を求め行動を起した。
洗脳に染まった子供たち
学園の生徒たちが病院の前に集まった。エイミーの緊急手術が決まり動揺しているベンに、メーガンは「ケイトの処刑を支持するべきだ」と耳打ちし、ベンに生徒たちの前でスピーチをさせた。
集まった生徒たちの前に現れたベンは、心配してくれたことに感謝し、反乱グループを批判した。しかし、ベンのスピーチはメーガンが望むようなものではなく、父であるイーサンを理解している内容だった。
ベンのスピーチを聞いた学園の「1期生」たちは、保安官事務所を襲撃した。本当に処刑しようとしているジェイソンを、仲間たちは止めた。しかし、街の掟に従っているジェイソンに迷いはなく、捕らえられていた反乱グループを射殺した。
残るはケイトだけになり、そこにイーサンが到着した。イーサンはジェイソンを撃ち、ケイトは助った。その様子をピルチャーは監視モニターで見ていた。
パムの正義
パムは監視カメラを避け、テレサに何かのカードキーを手渡した。テレサは、パムの様子を不思議に思いながらも調子を合わせ、パムが示した場所へ向かった。
パムの指示した場所は、テレサが気になっていた「33区画」だった。朽ちた建物に侵入すると、中に床下に続く階段があった。階段を下りると広く続く地下壕のようで中には電気も通っていた。
パムから渡されたカードキーで入った部屋にはパソコンがあり、ファイルを保存していた。テレサがファイルを開くと、そこに映っているのはイーサンの上司アダムだった。
33区画の秘密
事実を知ったテレサは保安官事務所へ行き、イーサンとケイトを”33区画”へ案内した。
パソコンに保存されたものは、ピルチャーたちが2000年の眠りから目覚めた後、街の外部の状況を確認するため各地へ送った探査隊からの映像だった。アダムもそのひとりで、彼はやっとたどり着いたサンフランシスコには生存者はなく周りはアビーだらけだとカメラに向かって報告していた。
事実を受け入れたテレサとケイトは、街の住人たちにも知らせるべきだと言い、イーサンと計画を練った。3人は、まず少人数に真実の映像を見せることにした。
真実を知るとき
イーサンは、ピルチャーにケイトを処刑すると報告した。
広場に集まった住人たちの前で、イーサンはケイトの首にナイフを突きつけた。隠れていた反乱グループメンバーも姿を現し、ケイトを救い出すタイミングを見計らっている。イーサンは、住民らが落ち着くのを待って「処刑はしない」と宣言し、突然『街の真実』を暴露した。
それぞれが街へ来た経緯、黒幕は「ドクタージェンキンスと名乗るピルチャー」であること。彼が住人を監視し、仕事から結婚相手まで決めていること。時には殺人まで決め、街を恐怖政治で支配していること。自分たちの知っている世界はどこにも存在しないこと。この街が唯一安全な場所であること。
住人たちの心がイーサンに傾くのを見たメーガンは、「ピルチャーこそが正しい」と演説を始めた。狂信的な口調で話し続けるメーガンにテレサが平手打ちを放ち黙らせた。
監視モニターで集会の様子を見ていたピルチャーは、街の電力を落とし始めた。ピルチャーは街の砦の電力を落とした。街にはアビーが近づいていた。
おちゃのま感想
ここまでピルチャーを支えてきたパムの変化は、スタッフ殺害だけが許せなかったんでしょうか。パムの反乱は頼もしいのですが、他人は殺してもいいけど、身内はダメってことなんですよね~。
アダムもやはりピルチャーの計画に賛同してたんですね。調査隊として早々と目覚めさせられていたようです。そもそもどのくらいの人を集めたんでしょうかね。非常に大がかりなピルチャーの箱舟。
突然、真実を知らされ電力を切られてしまった住民たちはどうするんでしょうか。イーサンの話を全て信じるのか?それとも迷う時間もなくアビーが街に侵入してくるのか?
次回は最終話です。