Episode6 Cover
【ざっくりあらすじ】
ウルフが潜んでいるのはモルドバ東部の密輸や麻薬取引が盛んな地域だとわかる。アメリカの情報機関も外交拠点もない場所に、エミリーとカルは援助なしで潜入する。一方、FBIはミルズの死の真相を隠し、脱走したミルズをニックが仕留めたという筋書を考える。ウソはつけないと戸惑うニックに、クラウンは「これは命令だ」と告げた。
モルドバ潜入
エミリーは『東欧で事業拡大を狙う鉄鋼会社の大物“サーシャ・ヴァネク”』、カルは『エミリーの警護主任“ミッチェル・テイラー”』という身分でモルドバに入国した。新興勢力が集まる貿易協会の催しに出席したふたりは、ウルフの居場所を探る。銀行家から話を聞いたエミリーは、コストは高いが対応は早い『ナイトウォッチ』という民間軍事会社を教えられ、カルも仲介業の男から「本気でやるならナイトウォッチしかない」と勧められる。
バーで『ナイトウォッチ』の情報を得ようとしたエミリーとカルは、カルの軍時代の知人ホルト・トンプソンと偶然再会した。以前ナイトウォッチで用心棒をしていたホルトの話から、ナイトウォッチは用心棒にGPSチップを埋め込み、24時間監視しているとわかる。ウルフがナイトウォッチに居ると確信したふたりは、ナイトウォッチに近づく方法を探る。ホルトが「ナイトウォッチのお偉方」と言っていた男に声をかけられたエミリーは、「ここはプライバシーに欠ける」と言う男の誘いに乗りトイレに移動する。ナイフ片手に迫る男を倒したエミリーは、「ナイトウォッチの中でも最上級の極秘情報にアクセスできる」と男が自慢していたチップを取り出した。
手がかり
男のチップでナイトウォッチの建物に侵入したエミリーとカルは、GPSを監視しているモニタールームを探し、ウルフの居場所を手に入れた。しかし、建物に居た用心棒を倒したふたりはウルフのGPSが示した場所で捕らえられた。待ち伏せしていたのは、エミリーがチップを奪った男と仲間だ。
閉じ込められたエミリーは、雨水が増水した下水道の入り口を見つける。男たちの声とともにドアが開き、エミリーとカルは深さも水量もわからない暗い穴へ飛び込んだ。水の中でパニックに陥るエミリーをカルが支え、急流に流されたふたりは脱出した。
寒さに震えるふたりは、エンジンをかけたまま運転手のいない軽トラックを見つける。トラックを盗もうとしたふたりは襲われた。トラックは罠だったのだ。
ニックの家族
脱走したテロリストのミルズをニックが仕留めたというニュースはフリンを興奮させた。父の活躍を喜ぶフリンは詳細を知りたがり、ニックは苛立った。「友達と一緒にあなたに憧れてるのよ」と取りなすアリスにも、ニックは心を閉ざす。アリスは「いつまで平気なフリして正義の味方を気取るつもり?」とニックを批判し、ニックは「君にはわからない」と突き放した。
フリンのセラピストのオフィスに押しかけたアリスは「夫婦の溝が深まりそう」と不安を打ち明ける。ニックとの間に子供を望んでいたアリスは、主治医に「今後も流産を繰り返す可能性が高い」と告げられていた。「楽ではないのを承知で君はこの道を選んだ」と諭すセラピストは、情熱を注げる自分だけの何かを見つけることを提案した。
取引
クラウンと付き合っている記者のライルは、テロリストのミルズについた護衛が1人だというFBIの発表に疑問を抱く。密会したホテルの部屋でライルに追及されたクラウンは「スクープ目的の関係じゃないと思ってた」と落胆し、警護の話を忘れればデカいネタを独占できると提案する。
クラウンは定時報告がないエミリーを心配するニックに、通信上動きがないか探らせると言い、かわりにライルのインタビューを受けるよう求めた。テレビでウソの“公式発表”を解説するよう指示されたニックは不満を抱く。そんなニックをガナーセンは「あなたは立派に役目を果たしてる」と励ました。
おちゃのま感想
人間関係の糸がからまってますね~。
異国の地にサポートなしで潜入したエミリーとカルの任務は、ウルフを見つけるまで終わらないんですかね?見つけたとしても、あの国から脱出できるのか、非常に心配。
精神的に参ってるニックは、アリスやフリンを気遣えない状態ですよね~。護送の責任者だったのだから、仕方ない部分もあるんだろうけど、TV出演はクラウンが寝ている女性と取引したからだと知ったら、怒り爆発しそうです。クラウンは、トップの器じゃないですよね。どこかで墓穴を掘るだろうか、このヒト。
ところで、シーズン1でも感じたのですが、どうもアリスの設定がいきあたりばったりのような気がしてなりません。複雑な背景を作らなくても、アリスというキャラは生かせると思うんだけどな。この件が、どうストーリーにからむのか見守りたいです。