Episode7 TTime for After
【ざっくりあらすじ】
ユージーンはドワイトに裏切りをやめることを求め、そのかわり誰にも話さないと約束した。ドワイトは「勝者側につきたいなら見守っていろ」と説得するが、ニーガンのもとで生きるユージーンに”見守る”という選択はできなかった。
正しいこと
孤立状態の聖域では薬を入手することもできず、ゲイブリエルは悪化の一途をたどっていた。ゲイブリエルのことを「自業自得」と割り切るユージーンだったが、カーソン医師に「死なせたいか」と聞かれると、迷わず「NO」と答えた。
話をすることも辛そうなゲイブリエルは「カーソン医師を助けだそう」とユージーンに話した。他人のために危険は冒さないと言うユージーンに、ゲイブリエルは「正しいことをして欲しい」と諭した。しかし、科学者のユージーンにとって”正しい”定義も人それぞれだ。
根本的に信じるものが違うユージーンに、ゲイブリエルは「つい最近まで、死者が歩くなんて不可能だと思っていただろ」と核心を突いた。「その時が来たら、きっと何が正しか分かるだろう」と渾身の力でゲイブリエルから手を握られたユージーンは、自分の指先のペンキの跡を見つめた。
ユージーンの選択
ニーガンにウォーカー対策をせっつかれたユージーンは簡易ラジコンヘリを作り、音でウォーカーを誘導する作戦を考えた。
装置を準備しているところへ、阻止しようとするドワイトが現れた。ドワイトは「殺すのはニーガンだけだ」と説得してみるが、ウォーカーが建物の壁を壊すのは時間の問題だ。ドワイトに銃を突きつけられても、ユージーンは自分の正しいと思うことを実行した。
それぞれの正義
ダリルとタラの作戦は、トラックで聖域の壁を壊しウォーカーを建物内に入れることだった。
サシャの死に責任を感じるロジータは、リックの計画を無視することに反対した。しかし、ダリルとタラの決意は変わらず、聖域を見張っているモーガンや狙撃手も援護すると言う。賛成できないロジータは帰り、見届けるため残ったミショーンも、結局「私はできない」と立ち去った。
ユージーンのラジコンヘリをドワイトが撃ち落としたことで銃撃が始まった。そして、ダリルが送った無人のトラックが聖域の壁を破壊した。建物の内にウォーカーが押し寄せ、救世主は大混乱に陥った。
ウォーカーに襲われる人々を見たユージーンは、怒りをこめ「君に協力はしない」とゲイブリエルに告げた。ユージーンは”正しいこと”より”生きること”を選び、ニーガンに従うと決心したのだ。
ニーガンはユージーンを重宝し、ウォーカー対策に加え弾薬作りを命じた。ユージーンはさらに通話装置を直せると請け合った。ニーガンに従うと決めたユージーンだったが、ドワイトを売ることはしなかった。
リックの見たもの
ジェイディスは、手首を縛ったリックと頭を溶接したウォーカーを戦わせようとした。戦闘モードになったリックはウォーカーに繋がっている棒を奪い、あっという間にジェイディスの手下たちを倒し、銃を構えたジェイディスを取り押さえた。
リックに殺されそうになったジェイディスは、再びリック側に寝返った。さっそく救世主の物資を要求するジェイディスに、リックは4分の1だと譲らなかった。
ジェイディスのチームを連れて聖域へ向かったリックは、見張り塔に群がるウォーカーを見た。ウォーカーはリックたちの見張り役に群がり、狙撃手も応答しない。塔に上ったリックがスコープで確認すると、聖域からウォーカーの姿が消えていた。
おちゃのま感想 ★★★★
理性と感情で揺れるユージーンの描写が細やかで、見ごたえある内容でした。
ユージーンの言うように”正しい”と思うことは、人それぞれですよね~。
「立ち位置が違えば、正義も違う」というのは、今シーズンの隠れテーマのように感じます。
これまでのユージーンなら迷うことなく生き延びることを選んだろうけど、今回は違ってましたよね。ウォーカーを排除しようとしたのも、ニーガンというより聖域に住む人々のため。そして、ユージーンなりにカーソンを逃がす方法を考えてたんじゃないかなと想像しております。
ところで、案じていたモーガンは聖域の監視役をしてました。
きっと予定通りの行動だから、誰も心配してなかったんですね~( 一一)
今後の展開が非常に気になりますが、次回は前半最終話です。聖域にウォーカーの死体すらなかったことから、どこかへ誘導されたと思っていいのかな。ニーガンの反撃が始まるのでしょうか?