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ウォーキング・デッド 11 第21~24話[終]【あらすじ感想】

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The Walking Dead11
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Episode21~24

この記事は第21〜24話までのあらすじを簡単にまとめたものです。詳細ははぶいておりますので、ご了承下さい。

第21話 アウトポスト22(Outpost 22)
第22話 フェイス(Faith)
第23話 ファミリー(Family)
第24話 レスト・イン・ピース(Rest in Peace)



【ざっくりあらすじ】
拉致された仲間たちを捜すダリルとキャロルは、列車に乗せられるコニーを目撃する。列車を追跡したふたりは移送車から脱出したマギー、ロジータ、ゲイブリエルと合流し、コモンウェルスの兵士を捕らえる。

 

 

仲間の行方

ダリルたちが捕らえた兵士は、聖職者に戻ったゲイブリエルの信徒だった。ダリルに脅されても口を割らなかった兵士は、最期の時に寄り添うゲイブリエルに心を開く。兵士の情報で、拉致された仲間は線路での重労働の現場へ送られ、コニーが移送される“指定2”から戻った者はいないと分かる。

ジャンクションで列車を足止めした一行は兵士に気づかれることなくコニーを救出し、列車にある無線機を使い目的地を突き止める。仲間の兵士が救助を求めたと思い込んだ相手が教えた場所は、アレクサンドリアだった。パメラは占拠したアレクサンドリアを囚人の収容所に変えたのだ。

囚人の団結

拉致されたエゼキエルたちは監視下での重労働に疲弊し、孤立させられていた。そんな中、ニーガンに協力を求められたエゼキエルは、仲間を虐殺したニーガンを許せないながらも“今回だけ”と応じる。

アレクサンドリアの収容所に移送されたエゼキエルたち囚人が監視の目を盗み情報を集める中、事件が起きる。囚人の動きに不穏なものを感じ取った所長は妊婦の妻がいるニーガンを手先にすることを思いつき、囚人を探るよう命じられたニーガンは自分が反逆者だと名乗り出たのだ。

「彼の最期を見届けろ」と命じる所長の前に跪いたニーガンを見たエゼキエルたち囚人は戸惑いを隠せない。信じてもらえなくても、「俺は我が子のためにやる」と主張したニーガンの真意を悟ったエゼキエルはニーガンをかばい、ほかの囚人たちもエゼキエルに続く。

さらに、「世界が壊れていたとしても人間は違う」と言うエゼキエルのスピーチを聞いた兵士は銃を下ろす。兵士に背かれた所長はケリーを人質にするが、下水道から町に侵入したダリルたちがケリーと町を奪還する。

ユージーンの裁判

コモンウェルスではユージーンの裁判が始まる。公正な裁判を望めないユージーンを弁護するユミコの狙いは、傍聴している市民を動かすことだった。ユミコの最終弁論が終わり、判事に発言の許しを得たユージーンは市民に語りかける。悪に目を背けた過去を後悔し、正しいことをする勇気を与えてくれた友人たちに感謝するユージンは「たった1人が行動を起こすことで世界は変わる」と訴える。

市民の抗議活動もむなしく、ユージーンに有罪が宣告される。公開処刑が決まったユージーンが覚悟を決める中、行動のタイミングを見極めていたマーサーがユージンを救出する。パメラに従っていると見せかけていたマーサーは、密かに準備を進めていたのだ。

ユージーンが消えたことで、マーサーを疑うパメラは女性兵士を側近にする。マーサーの監視を命じたパメラは、抗議活動を続ける市民を抑え込むためウォーカーを利用する。ウォーカーの群れを町に誘導し、恐怖で市民を抑える手口は、パメラの常套手段だった。

最後の戦い

パメラの指示で誘導されたウォーカーの群れがコモンウェルスに接近する中、コモンウェルスに侵入したダリルたち一行はパメラの手下に襲撃される。マーサーを監視していたパメラは先手を打ち、ダリルたちを待ち伏せしていたのだ。

激しい銃撃戦になり、パメラ自ら手にした銃は、“グライムズ家”の一員として戦闘に加わっていたジュディスを撃つ。計らずも子供を撃ったパメラは姿を消し、撃たれたジュディスを抱きかかえたダリルたちはトミのいる診療所へ向かう。

一方、壁を登る新種のウォーカーの存在を知らなかったパメラは自滅の道を突き進む。助けを求める市民を見殺しにし、自分だけを守るよう命じられた女性兵士は「マーサーに従う」と宣言し、パメラは孤立無援になる。

従う兵士を失ったパメラは敗北を受け入れず、ウォーカーになり戻ってきたホーンズビーに歩み寄る。屈辱的な逮捕より死を望むパメラだが、パメラの自殺はマギーが阻止する。同じ考えのニーガンとふたりパメラを狙撃するチャンスをうかがっていたマギーは、ホーンズビーを狙撃することでパメラの最後の望みを打ち砕いたのだ。死ぬことができなかったパメラは逮捕され、町になだれ込んだウォーカーは爆破で排除された。

別れの時

戦いに勝利した祝宴の席に、共に戦ったニーガンはいなかった。愛するグレンの最期の姿とニーガンを切り離せないマギーの「もう憎みたくないし、苦しみたくない」という率直な気持ちを受け入れたニーガンは、ダリルに視線で別れを告げるだけで立ち去った。

不用意にウォーカーの群れを利用したパメラとの戦いで、オーシャンサイドの危機を伝えようとしたルークとジュールズが犠牲になり、リディアは片手を失った。トミの処置を受けたジュディスは回復するが、ウォーカーの群れから娘ココを助ける際かまれたロジータは最後の時を迎える。「いつかまた会える」と別れを告げたゲイブリエルは、穏やかに眠るココを連れて行く。安堵した表情で横たわるロジータの最期は、長い旅を共にしたユージーンが付き添った。

1年後

新しい共同体の知事になったエゼキエルは副知事マーサーと共に市民のために働き、キャロルも尽力する。コモンウェルスだけでなく、アレクサンドリアも復興し、人々には笑顔が戻る。

ユージーンとアレックスに赤ちゃんが生まれ、「見つけるべき多くのことを探すときが来た」と語るマギーは未来へ目を向ける。そして、ジュディスからリックが生きていると教えられたダリルは、リックとミショーンを探す旅に出発する。

リックとミショーン

ブルースワース島(シーズン10後半エピソード13〜15)でミショーンが見つけたリックの生存を示す証拠は、CRM(市民共同体軍)から脱走したリックが残した痕跡だった。CRMに囚われたリックは家族や仲間たちを支えに生き延び、ミショーンもまた「離れていてもいつも一緒にいる」という思いを支えにリックを探し続けている。

 

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おちゃのま感想

4.0

 

ほおおお・・・。終わりました〜。凄まじいラスト4話でした。

 

ラストは明るい兆し&スピンオフに繋がるシーンでしたね〜。この終末の世界を懸命に生きたキャラたちをリスペクトしつつ、さらなる未来に続く・・・という素敵にまとめられたラストだったと思います。ジーンとこみあげるものを噛み締めながら見入ってしまいました(涙)

 

最終話にたどり着くまで、散々、愚痴ってきた自分ですが、想像を超えるよいラストを描いてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。・・・と言いつつアレなんですが、ラスト8話がパメラとの戦いに終始した点は、ちょっと残念に感じてます。大コミュニティであるコモンウェルスにCRMが関わってないとは思えないので、どこかでCRMの存在をにおわせてほしかったです。(わたしが嗅ぎ取れなかっただけかもしれませんが・・・)

 

さて、全員生き延びることはないと分かってましたが、メインのキャラの中で命を落とす人はロジータでした。意味ある死と美しく感動的な最期を描くとしたら、ロジータしかいませんよね。なので、しみじみした気持ちで見送ることができました。一方、ルークたちには生き延びてほしかった〜。なんだか死ぬための再登場だったみたいで、生還してオーシャンサイドを復興してもよかったような。

 

たくさんのキャラを生み出してきたTWDなので、いろいろと描ききれなかったことも多いように感じますが、スピンオフを控えているニーガンはより丁寧に描かれていたように感じます。償うことなどできない過去を持つニーガンが戦う意味を見つけたことは重要に思えるんです。そんなニーガンに対するマギーの率直な思いもよかったです。許せるわけないですもんね。あと、ユージーンも丁寧に掘り下げられてましたよね。終盤の注目度は凄まじかったです。そんなわけで、メインではないとしてもスピンオフでの登場を期待したりしてます。

 

余談になりますが、読んだ記事によると、ダリルとコニーの関係がじれったいまま終わった理由は、コニー役ローレン・リドロフさんのスケジュール(たぶん『エターナルズ』の仕事で多忙になった)が理由だったそう。さらに、ラストシーンはリックとミショーンが出演できなかった場合は、ジュディスをはじめとする子どもたちの成長した姿が見られたとのこと。完結した内容に満足してますが、ダリル&コニーの恋愛も、成長した子供たちも見たかった・・・(~_~;)

 

最後に。TWDは、本当に凄まじいドラマでした。魑魅魍魎うごめく世界で、善良さを失わず、人間らしく生きる難しさ。選択を誤り、権力に溺れ、人間性を捨てる者がいる一方で、互いを思いやり信頼し合う仲間を見つける者もいる。恐ろしくグロい世界観ながら、本当に深いテーマがあるドラマでした。

 

TWDの世界はスピンオフへ続いてゆくわけですが、日本での視聴がどのようになるかわからないので、ひとまずここで終わりにしようと思います。一緒に楽しんでくださったTWDファンのみなさま、本当にありがとうございました。
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