Episode7 I Don’t Want to Be Free
【ざっくりあらすじ】
ウラドが引き渡しに応じたナディアが出所直前に殺されたと知ったイヴは、組織やヴィラネルの関与を確信した。ロシアに臨時の拠点を準備したキャロリンはケニーを呼んでいたが、ヴィラネルに固執するイヴと意見が食い違ったことで、ロシアでの捜査を打ち切った。
ヴィラネルの過去
キャロリンの指示に納得できないイヴはケニーとふたりで捜査を続け、独断でナディアが教えた“アンナ”と会った。
アンナは郊外の学校で語学を教えていた。オクサナ(ヴィラネル)は死んだと聞いているアンナは、今更訪ねてきた捜査官のイヴに疑問を持つが、「オクサナを知ることで彼女がかかわっていた危険な組織に近づける」という説明に納得した。イヴを自宅へ招いたアンナはオクサナから届いた大量の手紙を見せ、オクサナとのいきさつを話し始めた。
オクサナはアンナの生徒だった。母親は他界し、父親は酒浸りというオクサナの家庭環境を知ったアンナは、悪い噂のせいで誰も近づかなかったオクサナに歩み寄った。アンナの自慢の生徒に成長したオクサナは「放課後も勉強したい」と言い出し、アンナの家へ出入りするようになる。オクサナが夫を嫌う理由は男性不振のせいだろうと考えていたアンナはオクサナに冗談を言い、その冗談を真に受けたオクサナはアンナの夫を殺したのだ。
刑務所から届いたオクサナの手紙に「出所したらあなたのもとへ戻る」と書かれていたと聞いたイヴは、オクサナが生きているとアンナに教えた。アンナが見せたオクサナが死んだ1カ月後に届いたコートには、オクサナの偽造パスポート一式が仕込まれていたのだ。イヴはその偽造パスポート一式と写真を自分のバッグへ忍ばせていた。友達の家にいたほうがいいと勧めたイヴは、ふとオクサナの死をアンナに知らせた人物が気になった。ケニーが自宅で見つけたキャロリンの昔の写真を見せると、アンナが「この人よ」と指さした男はコンスタンティンだった。イヴに頼まれ、自宅で母キャロリンとコンスタンティンの仲を証明する手紙を探したケニーは、手紙とともに古い写真を見つけたのだ。
オクサナを許して楽になりたいと説明したアンナは、見つかったら連絡してとイヴに頼んだ。イヴを見送ったアンナは「気を付けて」と警告した。イヴはオクサナのタイプなのだ。
新たな任務
独房に送り込まれた刺客を倒したヴィラネルに面会の呼び出しが入る。その後、ヴィラネルはアグニアとともに移送車に乗せられた。移送車は襲撃され、ヴィラネルは組織に救出された。自由になるより死んだほうがマシと戸惑うアグニアは組織の手先に殺された。
ヴィラネルを待っていたのはコンスタンティンではなかった。新しい連絡係のアントンは、仕事を終えるまでパスポートとカードは預かると言い、今後自分と話すときはロシア語を使えと命令した。「何か質問は?」と問われたヴィラネルは、渡されたばかりの銃でアントンを撃ち殺した。次の任務を確認したヴィラネルは、標的がコンスタンティンだと知った。
ヴィラネルとコンスタンティン
自宅へ戻ったコンスタンティンをヴィラネルが待っていた。「私を見捨てた」と責めるヴィラネルに、コンスタンティンは組織から守るためだと説明するが、ヴィラネルが訪ねてきた理由は組織の任務のためだ。家族をヴィラネルに拉致されたコンスタンティンは、「任務をやり遂げたい」というヴィラネルの指示に従い、“薬”で死ぬことを選んだ。
引き出しから取り出した薬を酒で流しつつ、コンスタンティンはヴィラネルとの会話を続けた。家族より愛していたと語り掛けるコンスタンティンは「お前は俺の人生の宝だ」とヴィラネルを称えた。目を潤ませるヴィラネルの隙をついたコンスタンティンは暖炉の薪でヴィラネルを殴り倒し、逃走した。
面会者
イヴはロシアへ来て以来連絡が取れないニコが気になっている。しかし、キャロリンの指示に従い捜査をやめるつもりはない。
ケニーが入手した刑務所の監視映像を確認していたイヴは看守に連れられて歩くヴィラネルを発見した。「ついに見つけた!」と興奮したイヴとケニーは、ヴィラネルと面会している人物を見て言葉を失った。面会しているのは、残務処理をすると出かけたキャロリンだった。
おちゃのま感想
ひゃ~!
キャロリンの謎が深まった~( ゚Д゚)
キャロリンがヴィラネルの過去を知っていたとすると、イヴに捜査チームを任せた理由は、イヴがヴィラネルの好みだからかもしれませんよね~。ヴィラネルを誘きだすためのエサ的狙いだったのかもしれないし、イヴならヴィラネルに殺されないという確信があったからなのかも。というか、なぜ非公式の捜査チームを作ったんだろう?ホント、謎が深まりました。
追う側と追われる側が入り混じり、面白くなってきたところで、次回は早くも最終話。どんなふうにシーズン1を締めくくるのでしょうか。非常にワクワクしております!