Episode11 Dead or Alive Or
【ざっくりあらすじ】
救世主の追跡を逃れ、森を歩くアレクサンドリアの住人たちは次第に疲弊した。そんな状況でも、タラはドワイトへの憎しみを抑えることができない。
ドワイトの献身
ヒルトップへの道はいずれも救世主が待ち伏せしている可能性が高く、ドワイトはニーガンが「危険だから避けろ」と指示していた道を教えた。その道を使えば近道になるだけでなく、救世主に見つかる危険も減る。問題は沼地ということだ。ドワイトを信用していないタラや住人たちは反対するが、ダリルは沼地の道を選んだ。
ダリルたちが沼地のウォーカーを排除している間、森に残ったタラはドワイトにナイフを渡しウォーカー退治をさせた。デニースを殺したことを「心から悪かったと思っている」と謝罪するドワイトに、タラは銃口を向けた。タラがドワイトの頭に銃を突きつけたとき、アレクサンドリアの住人を捜す救世主たちの声がした。身を潜めたふたりのすぐそばに救世主は迫り、沼地を調べようとしていることがわかった。
救世主たちを沼地から引き離すため、ドワイトは彼らの前に姿を見せた。ドワイトは銃撃されたと説明し、自分の裏切りを知るローラの所在を確認した。幸いなことにローラの行方は不明だった。救世主たちはドワイトの説明を信じ、ドワイトは沼地に向かう救世主たちをうまく反対の方角へと誘導した。
タラの無謀な行いに、ダリルは怒った。救世主側へ戻ったドワイトはニーガンに密告するかも知れない。タラは、沼地へ向かっていた救世主を誘導し守ったくれたとドワイトを擁護した。
ゲイブリエルを導くもの
ユージーンの手引きで聖域を脱出したゲイブリエルとカーソンは、ヒルトップへ向かう途中で身動きがとれなくなった。車が故障したうえに現在いる場所もわからず、おまけにゲイブリエルは合併症を発症し今にも視力を失いそうな状態だった。
そんな状況でも神の導きを信じるゲイブリエルは、カーソンには聞こえない音に導かれ小さな家を発見した。その家にはゲイブリエルに必要な抗生物質があり、偶然壊してしまった置物の中には車のキーと地図が入っていた。
カーソンは「導き」を信じていなかったが、動物除けの罠にかかりウォーカーに襲われたカーソンを視野の狭くなったゲイブリエルが助けた。ゲイブリエルはカーソンの手から落ちた銃を手探りで拾い、目を閉じ意識を集中することでウォーカーを倒したのだ。
カーソンとゲイブリエルが車に乗り込むと、救世主が現れた。ふたたび捕らえられたゲイブリエルは、それでも「導き」を信じている。ゲイブリエルの信仰に応じたカーソンは、近づいた救世主の銃を奪いその場で自殺した。
捕らえられたゲイブリエルはユージーンの銃弾製造工場で作業を命じられた。ゲイブリエルはニーガンが考えていたとおり、脱走の主犯はカーソンだと話していた。自分の使命は「マギーのもとにカーソン医師を戻すこと」と信じていたゲイブリエルは絶望した様子で、作業台についた。
銃弾ができるまで数日も待てないと言うニーガンの怒りを抑えるため、ユージーンは「聖書的な方法で恐怖を味わわせては」と提案した。精神的ダメージを与えるというユージーンの作戦を、ニーガンは気に入った。
人間らしさ
ドワイトのおかげでアレクサンドリアの住人たちはヒルトップへ到着した。みんなを出迎えたマギーやキャロル、そして浜辺から戻ったイーニッドにカールの訃報が知らされた。
カールが人を助けるため命を落とした事実は、みんなに人間らしさを思い出させた。
モーガンは兄を殺した人物を捜すヘンリーに「ギャビンだ」と嘘をつき、ヘンリーの復讐を終わらせた。新たな場所に落ち着いたセディクは、医療の手伝いをすると申し出た。
深刻な食糧問題への対応を迫られたマギーは、いったんは捕虜への配給停止を決めていたが、全員同じ分量にすることで捕虜の食糧を確保した。さらにマギーは捕虜が望んでいたように監視付きでの自由時間を認め、仕事や医療も与えると決めた。
おちゃのま感想 ★★
今回も救世主との戦いに大きな進展はなく、時間の経過もあまりありませんでした。
マギーが出産する日はこないかも知れないと思うほど、妊娠発覚から長いです。次週こそ進展はあるのでしょうか。(マギーの妊娠ではなく、戦いのほうで…)
救世主側に戻ってしまったドワイトは、いっそタラに撃たれてたほうがマシだったと思う展開にならないかと恐ろしい予感がしております。再び捕らえられたゲイブリエルも。
ぽつりぽつりと、登場人物の退場が続く流れになってますね~(涙)