サルベーション2ー地球（せかい）の終焉ー 第12話「プランC」【あらすじ感想】

Salvation

Episode12　Hail Marry

【ざっくりあらすじ】
唯一の希望だったレールガンが破壊され、小惑星の衝突は避けられない事実になった。絶望した人々は暴徒と化し、いたるところで強奪事件が起きた。もはや通貨に価値は無く、政府は配給制を発表した。

最後の作戦

ダリウスは副大統領のトンプソンに大統領職を譲り、サルベーション号を使った最後の作戦に専念した。

ダリウスの作戦を実現するためには新たなEMドライブが3つ必要だが、EMドライブを造るにはニコラスが所有している隕石を手に入れなければならない。前回ダリウスに隕石を盗まれたニコラスは、その後、隕石を別の場所へ移していた。地球に残された時間は53日しかなく、ダリウスはニコラスを釈放することで隕石を手に入れるしかなかった。

シェルターに入るために

「最悪の事態に備えるべきだ」とハリスに説得されたグレースはシェルターを探し始めた。しかし、シェルターはグレースの力では手に入れることができない物になっていた。業者に物資を求められたグレースはダリウスに相談してみるが、箱舟に資産をつぎ込んだダリウスはグレースの望みをかなえることができなかった。

一方、政府要人用シェルターの説明を受けたハリスは配偶者と扶養家族なら一緒に避難できることを知った。グレースに朗報を伝えたハリスは、シェルターに入るには条件があると切り出した。半年前に渡すつもりだった指輪を取り出したハリスは「君にとっては“必要に迫られた結婚”でも、私はずっと愛していた」とプロポーズした。

シェルターに入るため、母がハリスと結婚すると知ったゾーイは反発した。「私が妊娠してなくてもハリスと結婚した？」というゾーイの問いにグレースは答えられなかった。

ダリウスの決断

ワインを手土産にグレースを訪ねたダリウスは、地球を救うためサルベーション号に乗ると知らせた。わずかなミスも許されない作戦で、測定データにエラーが出たのだ。作戦を成功させるために必要な“最後の微調整”を自ら行うと決心したダリウスは「1人の命で70億もの人々が救えるなら安いものだ」と、動揺したグレースに説明した。「残された時間を君と過ごしたい」というダリウスに、グレースはシェルターに入るためハリスと結婚すると打ち明けることができなかった。

グレースの寝顔を見つめていたダリウスに、ニコラスから連絡が入る。ニコラスはグレース親子のシェルターを手配する代わりに資産の凍結解除を要求した。グレースのためにできることをしようとしたダリウスは「散歩」とウソをつき、ニコラスの待つ場所へ向かった。しかし、それはダリウスを捕えるためのニコラスの罠だった。音響兵器を用いたニコラスの手下はダリウスの警護官を射殺し、ダリウスを連れ去った。

何も知らずダリウスとの朝食を楽しみにしているグレースは、突然訪ねてきたハリスから「今日結婚する」と知らされた。

バスの正体

COPEのシェルターへ避難したバスは「政府がレールガンの失敗の責任を我々に押し付けるだろう」と信者たちに訴え、君たちのために壮大な計画を立てたと演説した。純粋な信者たちはバスの言葉を信じたが、洗脳が解けたジリアンはネイトを実行犯に仕立てたバスがレールガンを爆破したと知っている。ジリアンに抗議されたバスは悪びれもせず、レールガンの設計図を届けたジリアンに爆破の全責任を押し付けた。

銃を持った男たちに囲まれる施設内で、ジリアンは従順なCOPEの信徒を演じ、脱出する機会を窺った。刑事のアロンゾを撃った件でバスに厳しく責められたノラにジリアンは寄り添い、ノラのポケットから施設の鍵を手に入れた。信者たちが寝静まるのを待ち、ジリアンはノラの鍵を使い施設を脱出した。幸い武装した信者にも気づかれることなく道路にたどり着いたジリアンは盗んだ携帯でリアムに連絡するが、必要なことを伝える前に携帯の充電が切れてしまった。

目の前を通過した車にニコラスに拉致された様子のダリウスを目撃したジリアンは施設へ戻り、ニコラスとバスが繋がっていたと知った。バスの父親は『Q-17』の創立メンバーの1人だったのだ。バスはダリウスの箱舟を奪い、“ノア”になるつもりだった。

おちゃのま感想