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スイート・トゥース~ 鹿の角を持つ少年~ 7~8【あらすじ感想】

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Sweet Tooth
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Episode7~8

【ざっくりあらすじ】シーズン最終話
ようやく見つけた“バーディ”の家には、バーディの同僚だったと言うジュディが住んでいた。鹿の角を持つガスを見たジュディは「生きてたのね」と驚き、ガスたち3人を自宅に招き入れた。

 

 

すべてを変える真実

バーディの家に住んでいるジュディは、その理由を説明する。疫病発生時、バーディの家を物色していた軍人を止めようとしたジュディは半殺しの目にあい、バーディが看病したのだ。10年前、バーディがガスを捜すため家を出て行って以来、ジュディはずっとひとりでその家に住んでいるのだった。

鉢植えに書かれた“フォート・スミス”の文字に気づいたガスは、ママの写真を見つけた箱に入っていた“フォート・スミス科学研究所”と書かれているパッバのIDを見せる。IDを見たジュディが「リチャードね」と感嘆する一方で、“フォート・スミス”と聞いたジェップとベアは顔を曇らせる。“フォート・スミス”は疫病発生時に封鎖された“発生源”という噂があった研究所だった。

ジュディに屋根裏の鍵を渡されたガスは、そこにママが隠した品々に興奮する。ママのにおいがすると無邪気に喜ぶガスだが、バーディが屋根裏に隠した研究日誌や写真はガスが実験で生まれたことを示していた。ガスという名前は、バーディのプロジェクト名だったのだ。

真実を求めるガスが諦めないと知っているジェップは「おそらく科学者たちがお前を創り出した」と教え、これまで信じていたものすべてが嘘だと知ったガスのショックは大きかった。

パッバとバーディの出会い

インフルエンザの流行の始まりを伝えるニュースを聞いた日、フォート・スミス科学研究所で清掃の仕事をしていたリチャード(パッバ)は、仕事帰りに立ち寄ったバーで遺伝学者のバーディと出会った。その日、クビ同然の異動を命じられたバーディは落ち込み、研究所でバーディの姿を見ていたリチャードは慰めの言葉をかけた。飾り気のないリチャードと意気投合したバーディは、自宅まで送ってくれたリチャードにホットチョコをふるまった。

バーディとリチャードがロマンチックな雰囲気になった時、ふたりの人生を変える知らせが入った。「研究所を占領した軍が、すべて押収しようとしている」と知らされたバーディと共に研究所へ向かったリチャードは、バーディが“まる1年かけて、生涯最高の事を成し遂げた研究”を知った。

難病で亡くなった夫の死をきっかけに、教師から研究の道に進んだバーディは、世界中さがしまわり、ついに“未知の微生物”を見つけたのだ。その微生物から偶然生み出したものがガスだった。

リチャードの手助けで研究所からガスを連れ出したバーディは、リチャードにガスを託す。大惨事を防ぐため研究所へ戻るバーディは「後から行く」と約束したが、その約束が果たされることはなかった。

ジェップの過去

ショックからバーディの家を飛び出したガスを捜すジェップとベアもまた、ガスの真実に戸惑っていた。ガスの写真にあった日付はほかのハイブリッドより先に生まれたことを示しており、ベアは「もし、ガスが最初の子なら?」と不安を漏らす。

ベアをバーディの家に帰らせたジェップは、ガスが捨てた絵本やイヌのぬいぐるみをたどり、ガスを見つける。「戻らないよ」と言い張るガスにイヌのぬいぐるみを渡したジェップは、これまで語らなかった自分の過去を打ち明ける。

大崩壊が始まった時、人々はウイルスよりもハイブリッドを恐れ、全米でハイブリッドの排斥を訴えるデモが起きた。そんな中、ジェップの息子が産まれた。ハイブリッドの息子の姿に動揺したジェップはその場から逃げようとした。ジェップが乗ったエレベーターに偶然乗り合わせたのは医師のアディだった。アディに「愛する人のためなら、人は何でもできる」と声をかけられたジェップは、感じている恐怖心も愛だと気づいた。すぐにジェップは妻と息子のもとへ戻ったが、ふたりは消えていたのだ。

決断を誤り大勢を傷つけたが、お前とのことは正しかったとガスに話すジェップは「お前まで失いたくない」と涙を流す。「一緒に森に住もう」と提案されたガスに笑顔が戻り、「保護区の人が来たら、何ていえばいい?」と質問する。錆びたセスナ機の無線を直したガスは、拾ったチラシの保護区に連絡を入れていた。話し合う間もなく、銃声と共にジェップが倒れ、ガスはアボット率いるラストマンに捕まった。保護区のチラシはハイブリッドを探すアボットの罠だったのだ。

動物園

ラストマンに捕まったガスが連れていかれた先は、エイミーの動物園だった。エイミー・エデンという女性が動物園でハイブリッドを保護していると突き止めたアボットは動物園を占拠し、下水トンネルから教会へ逃げたウェンディたちハイブリッドの子供を捕えたのだ。

動物園を治療薬開発の施設にしたアボットは、保菌者のラニをマジックミラーの檻に隔離し、「中途半端な薬ではなく完治する薬を作れ」とアディに命じる。十分な量の薬を作れとプレッシャーをかけられ、覚悟を決めるアディの前に檻に入れられたガスが運ばれてくる。

むごたらしい実験の材料として運ばれてきたガスを見たアディは驚き、困惑する。目の前にいるハイブリッドは人間に近く、意思疎通ができ、言葉まで喋るのだ。アディはお目付け役のジョニーを説得し、他のハイブリッドとガスを交換してもらう。動物園の檻に移されたガスは、同じように捕らわれたウェンディたちと出会った。

一方、ラストマンに撃たれ、置き去りにされたジェップは、エイミーが救出した。子供たちを取り戻すため、エイミーには仲間が必要だった。

ベアの過去

バーディの家でジュディと過ごすベアは、まだガスとジェップに起こったことを知らずにいる。ジュディに本当の名を聞かれたベアは「友達になる気はない」と突っぱねるが、やがて自分の過去を打ち明ける。

大崩壊を迎えた時、ベアはまだ6歳だった。育ての親の死因はラストマンに殺されたのではなく、疫病だった。ベアはどこかへ連れて行かれたハイブリッドの妹を捜し続けたが、見つけられず、同じ境遇の子たちとハイブリッドを守るアニマル群をつくったのだ。

その仲間にも裏切られたと話すベアは「本当の名はレベッカ・ウォーカー(ベッキー)」と教える。「妹さんのこと諦めないで」とジュディが励ます中、ベアが修理した衛星電話が極寒の地にいる女性に繋がった。

 

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おちゃのま感想

4.0

 

ラスト2話は物語の核に迫る内容でした。物語の始まりであるガス誕生の秘密や、ジェップとベアの過去などが明かされる一方で、ガスたちハイブリッドが危機的状況に陥ったところで終わりました。これはもう、シーズン2を見越してのことですよね。ここで終わらせることはないと信じて、早くも続きが楽しみです。

 

すべての始まりのガスは治療薬に関しても鍵を握る存在ってことなんでしょうかね?パッバが感染しなかったことから、ガスは感染源ではないはずです。なので、この大惨事を引き起こしたのはバーディではないんだと思います。でも、偶然とはいえ、バーディがガスを生み出した理由は想像もつきません。

 

大崩壊した世界での物語なので、登場人物全員が重いものを背負ってますが、中でもパッバがガスを育てることになった経緯に驚きました。出会ったばかりのバーディに人間でない赤ん坊のガスを託されたパッバがどんな思いで森に入り、何を考えながらガスを育てていたのかと想像すると、胸が熱くなります。葛藤の日々だったのかもしれませんが、ガスへの愛情は本物でした。パッバが生きてたらガスの冒険は始まらなかったのだけど、パッバがいないことが残念でなりません。

 

さて、3つの物語がラストで繋がり、エイミーとジェップのコンビにワクワクしております。互いの足りない部分を補うことができる・・・そんなふたりに思えます。そして、ベアの連れ去られた妹は、ウェンディってことみたいですね~。ジェップの妻と息子もどこかで生きているといいな。と、あれこれとシーズン2への期待が膨らみます。早く更新の発表がありますように(祈)
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