サルベーション2ー地球（せかい）の終焉ー 第1話「明日の問題、今日の答え」【あらすじ感想】

Salvation

Episode1　Fall Out

【ざっくりあらすじ】
ロシアからの核がアメリカに到着するまであと12分。マッケンジー大統領はロシアのトポロフ国防大臣に報復はしないと伝え、ミサイルの自爆を求めた。しかし、ロシアはミサイルをコントロールしていない。政府は迎撃で阻止を試みるが、1つの弾道がカンザス州レバノン近郊で爆発した。

閉ざされた箱舟

ダリウスの箱舟に避難した人々は、タンズ社の社員や火星移住候補者だけでなく、そのときタンズ社にいた人も含まれていた。移住計画の担当者であるジリアンのデータでは、火星メンバーは85人で、そのほかの104人は避難時タンズ社にいた社員や訪問客や配達に来ていた業者の人たちだ。

ハリスは、避難した人の中に一夜を過ごしたバーの女性がいることに気が付いた。ジリアンに確認すると、女性は火星組のフィオナ・レインという環境技術の博士課程の学生だとわかる。身元を確認したハリスはフィオナに声をかけ、改めて自己紹介をした。事情を知ったグレースはフィオナを疑うが、ハリスは世の中には偶然もあると楽観している。

食料庫で問題が起き、見張り役を買って出たジョー・リッグスが死亡した。ジョーは隔離されたのち、真っ先にパニックに陥った人物だ。死因は転落によるものだが、事故か他殺か自殺かわからない。人々を動揺させないためにグレースとハリスは遺体を隠し、事故死として報告することにした。報告を始めたグレースは突然笑い出し、聞いている人々も笑いを止められない。ハリスは低酸素症に陥っていると気付くが、酸素マスクを捜す前に倒れてしまった。

政府の混乱

マッケンジー大統領への電話を取り次いでもらえないダリウスは作戦指令室へ乗り込み、爆弾はレジストからのメセージだと伝えた。ロシアのミサイルをハッキングしたレジストは、アメリカ本土の地理的中心地を狙うことで、自分たちの力を示したのだ。

ダリウスの予想通り、レジストはアメリカ政府に要求をつきつけた。127日後に地球に衝突する小惑星の存在を全世界に暴露したレジストは、その小惑星を止めるための策があると宣言し、協力を拒む国は覚悟しろと脅迫した。

レジストの要求は24間以内に小惑星対策チームを作ることだった。そのメンバーにリアムを含むことと、拠点にタンズ社を指定した。ダリウスは断固拒否するが、大統領はタンズ社を国の所有物に指定し、レジストと交渉した。レジストで働くことになったリアムは、「また一緒に働けるようだ」と裏切り者のクロフトに声をかけられた。

大統領はタンズ社を奪った代わりに副大統領のポストをダリウスに用意した。暴徒化した市民たちを説得したダリウスの動画を見た大統領は、政府が失った信頼を取り戻すため政治家ではないダリウスの力が必要だと確信したのだ。「あなたが必要」と説得されたダリウスは、副大統領職を引き受けた。

5日後の世界

ダリウスの副大統領就任宣誓中、箱舟の酸素量が異常値を示した。レジストが核弾頭を握っている以上、ダリウスは箱舟をそのままにしていたのだ。箱舟に避難して5日目、やっと格納庫の扉が開いた。

危機回避後も閉じ込められていたと知ったハリスとグレースはダリウスに抗議するが、ダリウスは箱舟が低酸素状態になった点が気になった。箱舟の中にいた誰かが細工したと確信しているダリウスはジリアンを助手として雇い、犯人捜しを開始した。

大統領はハリスに警備員を殺し逃亡したベネット（元大統領）とクレアの捜索を命じた。クレアの幻覚を見ているグレースは、自分が射殺したと報告しようとする。しかし、クレアが国を裏切っていた証拠はなく、ハリスは「政府崩壊を招く危険がある」とグレースを止めた。

変わる関係

ダリウスとふたりになったグレースは、箱舟に入る前にした告白の返事を求めた。人類を守るだけでなく、突然副大統領になったダリウスには余裕がない。「今は仕事に集中したい」と率直なダリウスの返事を聞いたグレースは、寂しそうに『副大統領』とダリウスの名を呼んだ。

レジストと働くことになったリアムの部屋を出たジリアンは、グレースの家で新たな生活を始めた。グレースは自宅でもクレアの幻覚を見ていた。

ダリウスの「パニックと恐怖に屈するな」という副大統領としての初演説は人々の心を引き付けた。その演説を、航空基地3つと航空母艦2隻を制圧したと報告を受けるベネットが見ていた。

おちゃのま感想 ★★★★