Episode9〜16
【ざっくりあらすじ】NYへ行ったことで、エイリアンハリーは人間ハリーが関わっていたガルヴァン・パウエル・グループに命を狙われる。アスタはガルヴァンが送り込んだ刺客コリントンを撃ち殺し、死体を見たダーシーは偽装工作に手を貸す。一方、銃声に驚き、逃げたエイリアンベビーは80年前に失踪した少年のDNAで人間の姿になる。
第9〜16話までに起きたこと
ペイシェンスの殺人事件
偽装工作に加え、コリントンをサム殺しの犯人に仕立て上げたハリーは、コリントンを検視するため診療所の医師に復帰する。ハリーは偽の検視報告で捜査を誘導するが、ペイシェンスの町にリゾート開発を誘致したい町長ベンが「死体が見つかった場所は隣町」と言い張ったことで、隣町ジェサップとの合同捜査になる。
ジェサップ警察の都会出身トーレス刑事と意気投合したマイクが持ち前の傲慢さを発揮する一方で、のけもの扱いされながらも地道な捜査を続けたリヴは真相を突き止める。川を汚染したガルヴァンが隠蔽のためサムとコリントンを殺したと判断された事件はFBIへ引き継がれ、捜査は終了した。
ゴリアテからのメッセージ
ハリーのもとに届いたゴリアテの画集から、ゴリアテは未来から戻ったハリーだと判明する。人類滅亡後も生き続けたハリーは地球を侵略した別の種族が作ったポータルでアスタたちのいる過去へ戻り、ゴリアテとして生きながら、地球を救うためのメッセージを託したベビーを自分自身へ届けたのだ。ゴリアテのメッセージを半分しか受け取れなかったハリーがサハルに保護されたベビーを取り戻そうとする中、エイリアン捕獲に執念を燃やすマカリスターがベビーを拉致する。
地球を乗っ取ろうとしているグレイエイリアンに宣戦布告されたハリーは、エイリアンの存在に気づいたリヴが招いたエイリアントラッカーのピーターと手を組み、マカリスターの極秘軍事基地に囚われていたベビーを取り戻す。ベビーを腕に抱いたハリーは親子の絆を感じる一方で、ゴリアテからの深刻なメッセージを受け取る。
ゴリアテによると、人間との交配種で仲間を増やしているグレイを阻止できる唯一の希望はマカリスターだった。マカリスターを殺したゴリアテは、同じ間違いをしないよう過去の自分にメッセージを送ったのだ。敵のマカリスターと手を組めないハリーは、グレイエイリアンのジョセフが準備した脱出ポッドで故郷へ帰ろうとするが、ベビーを自分に託したゴリアテの思いに気づく。ベビーを愛する今のハリーは、グレイを止められなかった過去のハリー(ゴリアテ)とは別人なのだ。
ブリジットと名付けたベビーを故郷の星へ帰したハリーが自宅小屋へ戻ると、心配して駆けつけたアスタがいた。地球を救うため留まったハリーとアスタがハグする中、アスタの部屋でサム殺しの証拠を見つけたダーシーがやってくる。サムを殺したハリーをアスタがかばっていると思い込んだダーシーに責められるアスタを見たハリーはエイリアンの姿を見せ、これまでの疑問が解決したダーシーは驚くこともなくすんなり受け入れる。
マカリスターと手を組むことにしたハリーは、居場所を突き止めたマカリスターの手下に捕らわれる。一方、地球侵略を目論むグレイエイリアンは、ペイシェンスにジョセフを送り込み、ストレスから夢遊病が再発したと思われていたベンを拉致した。
おちゃのま感想
シーズン2後半は、このドラマのターニングポイントのようでした。人間ハリーの厄介事も片付き、エイリアンハリーが向き合うべき重大な問題が示され、人生停滞中だったアスタとダーシーもひとつ階段をのぼった印象です。特に、オリンピックの大舞台で挫折を味わったダーシーを思うと、自分を卑下しながらも前へ進もうとしてる姿に目頭が熱くなります。ハリーのエイリアン姿を見たときのダーシーの「恐竜だったの?」はツボでした〜。さすが、ダーシー!
ダーシー愛が深まる一方で、前半で感動した保安官マイクは元の傲慢マイクに戻りましたね〜。人間性は変わってないのねと、ややガッカリ。好感度ダダ下がりだったベンは幼い頃のトラウマとグレイエイリアンとの関係が示唆されて、ラストはグレイに囚われたところで続きました。まさかと思うけど、ベンはグレイの交配種なのかな?(@_@;)
人類滅亡後の未来から戻り、もうひとりの自分がいると知りながら別の人生を送ったゴリアテはどんな感情を抱えてたのかと想像を巡らし、なんだか切ない気持ちになっておりますが、シーズン3は地球のために立ち上がったハリーが楽しみです。それにしても、とにかく可愛いベビーがここで退場とは・・・。何かの手違いでベビー戻って来ないかな?