サルベーション2ー地球（せかい）の終焉ー 第11話「COPE」【あらすじ感想】

Salvation

Episode11　Celebration Day

【ざっくりあらすじ】
ソーラーセイルの打ち上げに続き、レールガンの1発目も成功した。小惑星は回避できそうだと発表したダリウスの前でCOPEのメンバーが自殺を図った。その頃、COPEの隠れ家で一晩過ごし落ち着きを取り戻したゾーイは、何を祝うのかも知らされてない“祝賀の日”の準備をしているジリアンたちに疑問を抱いていた。

ゾーイ救出

ジリアンをCOPEに勧誘したネイトの欠勤を知ったハリスたちに、銃器の流れを追っていたFBIから「COPEのダミー会社が武器の買い占めをしている」と報告が入る。ネットは今日行われるCOPEの『祝賀の日』の話題で賑わっており、プロファイラーによるとこれらの動きは自殺の予兆だった。

「DCナンバーのよそ者が大勢集まっている」と保安官から知らせが入り、COPEの隠れ家が見つかった。ダリウスは現地へ向かおうとするグレースを止めるが、グレースはゾーイがハリスの息子ディランの子を妊娠しているとダリウスに教え、ハリスとともにゾーイのいるCOPEの施設へ向かった。森の中のCOPEの施設に到着したハリスたちは、周囲を包囲したFBIの指揮官から「DC警察のカーター刑事（アロンゾ）が施設へ入り、銃声がした」と知らされた。いち早く施設に駆け付けたアロンゾはFBIの到着を待たず単独で施設を訪ね、バスに代わりメンバーを率いているノラに撃たれてしまったのだ。

COPEはFBIの呼びかけに応じず、銃声のせいでマスコミが集まった。突入の準備を始める様子を見たグレースは、両手を挙げCOPEの施設へ近づいた。威嚇射撃にもひるまずグレースは歩き続け、施設の中へ入ることに成功した。『祝賀の日』を集団自殺だと思っているグレースに、ノラは「バカげているし必要ない」と言い、祝賀の日は「爆発的なイベントの日」だと教えた。ノラがグレースと対峙している隙に、ジリアンはテーブルに置かれたままの銃を手に取った。ノラに銃口を向けたジリアンは「バスへの裏切りにはならない」と説得し、ノラはグレースたち3人を解放した。グレースはジリアンも連れ出そうとするが、COPEのメンバーであるジリアンが去ることをノラは許さなかった。

バスの捜索

ダリウスはCOPEの創立者のバス・シェパードを捜すため、再度アリシアに協力を求めた。バスを見つけたら釈放するとダリウスに約束させたアリシアは、アメリカ政府に協力していると悟られないよう慎重にレジストのネットワークへ帰還した。

「バスは昨夜メリーランドのトンネルで忽然と姿を消した」とFBIの報告を受けたダリウスは、バスは計画的に姿を消したと確信した。レジストのネットワークでバスの個人サーバーを突き止めたアリシアに金の流れを調べさせると、終末を受け入れることを説き、メンバーに財産を差し出させていたバスは富裕層向けの高級シェルターを購入していたことが判明した。

レジストの仲間にバスを捜すよう呼びかけたアリシアは、裏切り者としてレジストから排除された。FBIがCOPEの施設を包囲したニュースが流れ、アリシアがアメリカ政府と手を組んだとバレてしまったのだ。個人情報を公表され、居場所を失ったアリシアは再び自分の人生を崩壊させたダリウスを罵った。

すべてを失い絶望しているアリシアに、ダリウスはこれから起こる“最悪”を一緒に防ごうと声をかけた。「未来のために過去を水に流そう」とダリウスに諭されたアリシアは、リアムの隣でバスを追跡する作業を開始した。

祝賀の日

『祝賀の日』は集団自殺ではなく「テロ攻撃のことだ」とハリスから連絡を受けたダリウスは、ジリアンが施設内にいると知りつつ踏み込む許可を出した。しかし、捕らえられたCOPEのメンバーの中にジリアンとノラの姿はなかった。

バスのファイルにレールガンの設計図を発見したダリウスは、レールガンの発射準備中のロゼッタに緊急避難を指示した。しかし、その場にはすでにネイトがいた。職員たちを避難させ、システムの電源を落としていたロゼッタは、ネイトとともに爆破に巻き込まれた。小惑星を回避できたはずのレールガンは破壊されてしまった。

自宅へ戻ったグレースとゾーイにはハリスが寄り添い、一方、リアムとアリシアに「諦めない」と励まされたダリウスは“救命艇”を使う方法を思いついた。

おちゃのま感想