原題:Condor
作品データ
ジャンル:スリラーアクション
シーズン:2(継続中)
エピソード:継続中
主な舞台:ワシントンDC
アメリカでの放送:2018-
メモ:シーズン1まで視聴済
ストーリー
叔父のボブに勧誘されCIAへ入局したジョーは、ボブの下で分析官として働いている。平穏な日々を送るジョーの目下の問題は、学生時代の恋人と別れて以来新たな恋愛に踏み出せないということくらいだ。CIA職員で親友のサムの妻メイが出会い系で勝手に選んだキャシーとの初デートの日、ジョーの生活が一変する事件が起きた。
2年前、ジョーが同僚と作った潜在的テロリストを洗い出すプログラムが警告を発したのだ。これまで無名の存在だったナザリという男性が小包を受け取ったあと、勤務しているスタジアムへ向かっていた。プログラムを作った者として、意見を求められたジョーは「データ的に88%の確率で彼は無害」と判断したが、ナザリがサウジ出身のイスラム教徒という点を重視しているCIA副長官のアボットはジョーの意見に耳をかなさなかった。
射殺されたナザリは、治療せず放置すれば致死率100%のウイルスが仕込まれた装置を持っていた。そのウイルスのワクチンの備蓄にジョーが目を付けた翌日、ジョーの部署が襲撃された。偶然非常階段でタバコを吸っていたジョーは生き延び、執拗な暗殺者から逃亡することになる。ニュースでは同僚11名を殺害した容疑者としてジョーの顔が流された。
おちゃのま感想
このドラマの感想を一言で表すとすれば、『唖然』という単語がぴったりです。登場人物が次々と死んでゆく展開に、唖然としてしまいました。
フィルターがかかったような映像など、こだわりを感じるドラマです。映画の方(1975年『コンドル』)は見ていないので、それを意識したつくりなのかわかりませんが、印象としては大局を見据えて展開する映画のような作品でした。
シリアスな内容なのに、なんとなくゆるい気持ちで見てしまい、理解が追い付かない部分がいくつか残ってしまいました。事件の黒幕はCIA副長官のアボットなんですよね~?ジョーが復讐を誓っていましたものね。で、アボットが同志を集め大量殺人を企てた理由は「やられる前にやっちまえ!」・・・という思想や感情的なことだけだったのでしょうか。サイコな暗殺者ジュベールから逃げるジョーばかりが気になり、この事件の本質の部分がわたしの中でぼやけております。
生き残った登場人物は、主人公ジョー、暗殺者ジュベール、叔父さんボブ、首謀者アボット。そしてサムの妻メイ。・・・と、そのくらいなので、どんなふうにシーズン2へ繋がるのか想像できません。希望としては、逃げる側だったジョーが追う立場になる展開を見てみたいです。