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Major Crimes~重大犯罪課 6 第13話「最後の戦い パート4」[終]【あらすじ感想】

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Major Crimes

 

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Episode13  By Any Means: Part 4

【ざっくりあらすじ】最終話
ようやくメイソンが警護を認めたハントのもとへ向かった重犯課は、殺害されたハントと医師を発見した。現場で遺体を確認したモラレスは死後1時間経ってないと判断した。部屋の壁には『次はラスティだ』というメッセージが残されていた。

 

 

ディラン

重犯課の仕掛けた罠にはまり、ディランが『ホットライン』のフォルダを開いた。フォルダが開かれたことで、ディランの隠れ家が判明した。ニュースで顔写真が流されたディランは、自分の情報を見ずにはいられなかったのだ。

 

 

ストローの金を盗んだディランは追い詰められていた。ディランが金を盗むと見越していたストローは、ディランの弱点であるエラを利用し金を取り戻した。今にも殺されそうなエラに気を取られていたディランは、警察の包囲に気づかなかった。逃げ道を失ったディランは銃で抵抗し、タオに射殺された。

 

 

モニターの向こうから話しかけたストローのそばには助けを求めるエラがいる。「娼婦を救うか、俺を追うか」と挑戦的なストローは、早くラスティに会いたいと告げ姿を消した。携帯から住所を特定した重犯課に救出されたエラは、ストローとディランが金のことでもめていたと話し、ストローがヘルメットを置いていったと教えた。バイクで逃げていたストローはエラの車に逃走手段を変えていた。

 

 

 

ミズ・ベクテル

ディランを射殺したタオは、FIDの調査を受けるため現場に残った。ディランのPCにはカウントダウンを続ける装置が繋がっている。PCを調べたタオは、装置は暗号化されたデータを特定の宛先に送信するものだと判断した。特定の宛先はFBIと重犯課だ。

 

 

タオの推測通り、カウントが“0”になると莫大な量のデータが重犯課に送信された。再生された動画の中で、「情報を提供するから(ストローを)捕まえてよ」と陽気に語るディランの“オススメ”ファイルの中に『プライベートジェット』の予約が見つかった。ストローの逃亡手段だと判断したメイソンは飛行場に人員を送った。

 

 

ディランのデータは重犯課に残ったバズが調べた。気になったのは飛行機での逃亡に必要と思えない量の缶詰や水の購入記録と、ストローが検索していた名前のリストだ。中でも名前の横に“?”がつけられている『ミズ・ベクテル』は、殺されたベクテルの娘タミーの可能性がある。

 

 

ストローが危険を冒しベクテルを殺した理由は『ベクテルしか持ってない“何か”が必要だったから』と推理したラスティは、その“何か”を知るためタミーに何度も電話をかけていた。タミーと連絡がとれないと知ったプロベンザは「タミーの安全確認に人員を回して欲しい」と、飛行場でストローを捜すメイソンに要請した。しかし、メイソンの返事は「タミーが危険という証拠がない限り人員は割けない」だった。

 

 

重犯課に残っているのはプロベンザとバズ、そして警護対象のラスティとガスだけだ。「タミーの安全確認に行く」と決めたラスティをプロベンザは止めることができない。プロベンザはバズを『臨時の予備警官』に任命し、ガスを含む4人で父親の遺産整理のためマリーナの別宅にいるタミーのもとへ向かった。

 

 

 

ストローの誤算

ベクテルのマリーナの別宅でタミーの遺体が見つかった。壁に飾られた『ミズ・ベクテル号』というヨットの写真を見たプロベンザは、通報するバズを止めた。プロベンザは、『ミズ・ベクテル号』にストローがいると確信したのだ。重犯課で唯一ディランに携帯をハッキングされなかったプロベンザの動きはストローも把握していない。ストローが不審な物音に気付いたときには、プロベンザは『ミズ・ベクテル号』に乗り込んでいた。

 

 

背中に銃口を向けられたストローは、手にしたナイフを捨て、両手を挙げた。重犯課の指揮官としてプロベンザは規則に従う決断をし、丸腰のストローに手錠を投げた。靴下に銃を隠し持っているストローはプロベンザとの駆け引きに集中している。身をかがめたストローを撃ち殺したのはラスティだった。ストローの死を確認したプロベンザは靴下に銃を見つけ、安堵した。これで正当防衛だと主張できる。プロベンザは「俺がストローを撃ったんだ」と、動揺しているラスティに言い聞かせた。

 

 

現場でFIDの調査を受けるプロベンザを心配するラスティに、フリンやフリッツは「正当な行為だ」と声をかけた。ラスティは「せめて明日まではいてほしい」とガスに頼み、ガスは「君が望むならずっといる」と応えた。

 

 

 

別れのとき

ストローとの長い闘いが終わった重犯課に仲間たちが集まった。

 

 

新たな部署へ“警部補”として異動するフリオの隣には息子のマークがいる。刑事になる道が開かれたバズは警察学校へ行くことが決まり、ラスティは司法試験に受かったのち5年間検事局で働くと報告した。

 

 

スピーチを求められたプロベンザは、みんなと一緒なら永遠にこの仕事を続けられると締めくくった。自然と、みんなの視線はシャロンのオフィスに向けられている。そこはシャロンが愛した場所だった。

 

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おちゃのま感想

4.5

終わりましたね~。
最終話の主役はプロベンザでした。タオも活躍したし、フリン、フリオ、バズと『クローザー』からの古株にスポットを当てていたように感じます。

 

ラストは昇進したフリオを祝福し、プロベンザの思い入れのある素敵なスピーチで締めくくられました。寂しさと清々しさがごちゃまぜになったラストシーンでした。卒業なんですよね。

 

しみじみとしたラストシーンで、ちょっとした不満は解消されましたが、ファイナルシーズンはそこはかとなく予算不足を感じ、切なくなりました。経費を気にするメイソンのセリフは誰かの代弁のように聞こえてきたし、途中降板のシャロンや、全話に出演しなかったフリオやノーランなど、気になる点がいっぱいでした。脚本や演出もこれまでのシーズンと比べたら物足りなく、これも予算の関係だったのかなと感じてます。

 

しかし、『最後の戦い』のストローとの対決は渾身のエピソードでした。『クローザー』で、ブレンダが再三求めながらも却下された“ストローの財務状況”に焦点を置き、ストローの背景が明かされる展開は見ごたえがありました。

 


 

思えば、ファイナルシーズンでシャロンに起こることをうっかり知ってしまったのが6年前のクリスマスあたりでした。ネタバレは見ないようにしているのですが、救済先が見つかったか気になって踏んでしまいました(涙)すんごいネタバレなので誰にも言えず、やーっと記事にでき、ほっとしております。

 

モチベーション的にも、厳しい状況での撮影だったのかな?と想像させられる部分もありますが、バタバタした終わり方ではなく、きちんとお別れさせてくれたことに感謝したいです。最後まで質を保てたのは、間違いなく俳優陣の頑張りだったと思います。長年演じたからこそ出せる空気感は素晴らしかったです。

 

愛すべき重犯課のみんなともお別れです。
一緒にハラハラドキドキしてくださった重犯課ファンのみなさま、ありがとうございました。

 

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