当ブログはコピペ防止の措置をとっています。予めご了承ください。

プロディガル・サン~殺人鬼の系譜~ 1 第16話「不確かな信用」【あらすじ感想】

この記事は約4分で読めます。
Prodigal Son
スポンサーリンク

Episode16 The Job

【ざっくりあらすじ】
回復したマーティンは嘘の証言をする見返りに、マルコムの定期的な面会を要求する。マルコムをマーティンにかかわらせたくないジェシカは拒否するが、マルコムは父の要求を受け入れる。そんな中、開始直前のプライベート・オークションで強盗殺人事件が起きる。

 

 

 

 

旧友との再会

オークションハウスにバイクで乱入した強盗団は、目的の高級時計を手早く強奪する一方で、マネージャーの女性を非常ベルのない奥まった場所で射殺していた。被害者の手首にある1万ドル相当のブレスレットを盗んでおらず、被害者の顔が見えるようひっくり返していることから、マルコムは「殺人の動機は金ではなくスリル」と断言する。

 

 

マルコムたちが現場検証する中、保険会社の調査員が現れる。調査員はマルコムの寄宿学校時代の唯一の友人ビジェイ・チャンダサラだった。シリアルキラーの息子マルコムと麻薬密輸で父親が服役中だったビジェイに近寄る生徒はおらず、ふたりは“仲間外れのテーブル友達”になったのだ。

 

 

マルコムが市警の顧問をしていると知ったビジェイは「協力し合おう」と言い、さっそく情報をもたらした。ビジェイによると、今回の手口はヨーロッパの強盗団に似ており、噂ではその強盗団の中に若いアメリカ人がいる。「追うなら若手の強盗団」とアドバイスしたビジェイは、盗まれた2000万ドル相当の高級時計を買える故買商や収集家は少ないと指摘し、ギルもビジェイの協力を受け入れた。

 

 

 

続く事件

「殺しで幸せを感じている犯人は殺人をやめられない」というマルコムの推理通り、ダイヤ店が襲われる。今回も奥の部屋で前回の被害者と同じカーリーヘアの女性が撃たれていた。奇跡的に助かった女性の証言で、強盗団は“クープ”ことクーパー・ウーが率いる中国系ギャングだと特定される。

 

 

ビジェイがクープと裏取引するのではないかというマルコムの懸念通り、ギルがつけた尾行をまいたビジェイが姿を消す。ビジェイが密会に使う場所に見当をつけたマルコムは、ビジェイの父親が麻薬取引に使っていた場所でビジェイの車を発見する。ビジェイの車に乗り込んだマルコムが「ギルを待つんだ」と説得する中、強盗団が現れる。

 

 

 

マルコムとビジェイ

鑑定士と嘘をつき、命がけで殺人犯を探すマルコムに、ビジェイも協力する。しかし、警戒心の強い男がマルコムを怪しみ、クープはビジェイに暴行を加える。市警のプロファイラーだと明かしたマルコムはビジェイの解放を求め、盗んだ時計を金に換えたいクープはビジェイを解放した。

 

 

強盗団のアジトに残ったマルコムは、クープも誰が殺人犯なのか知りたがってると気づく。言葉巧みに誘導しながら、マルコムは唯一の女性メンバーのシーラがかぶっているニット帽をとらせる。案の定、シーラは被害者たちと同じカーリーヘアだった。シーラを見るメンバーを観察したマルコムは、ピートが殺人犯だと特定する。

 

 

自分の身代わりの女性を殺していたと知ったシーラはピートの銃を向け、全員がそれぞれに銃口を向ける。「誰かが裏切る」というマルコムの言葉を合図にシーラが発砲し、全員が引き金を引いた。

 

 

衝撃で倒れたマルコムは意識を失い、強盗犯を操った手腕を称賛するマーティンの幻覚を見る。幻覚のマーティンに「まだ生きてるぞ」と教えられたマルコムは意識を取り戻し、銃を手にしたピートに話しかける。

 

 

「なぜ殺しを始めた?」とマルコムに問われたピートが報われないシーラへの想いを語る中、愛車で戻ってきたビジェイがピートに突っ込んだ。アジトから出ていく際、マルコムに「親父さんのようにベントレーに乗って行け」と罵声を浴びせられたビジェイは、殺し屋を車で轢いた父親を真似しろという指示だと理解し、マルコム救出に戻ったのだ。

 

 

 

イブの秘密

強引なジェシカのおせっかいもあり、マルコムのお詫びのディナーに応じたイブは、ナイフを振り回した件の説明を求める。“箱の中の女”の悪夢を見ると打ち明けたマルコムは「地下室のトランクに入れられていた彼女を助けようとしたけどできなくて」と自分を責め、イブは苦しむマルコムを慰める。

 

 

その後、ジェシカ宅を訪ねたイブは“箱の中の女”の捜索を手伝いたいと申し出る。喜ぶジェシカが席を外している間に地下へ降りたイブは、トランクを見つける。嗚咽を漏らすイブは、“箱の中の女”がされたようにトランクの中に横たわった。

 

スポンサーリンク

 

おちゃのま感想

4.0

 

やはりイヴは“箱の中の女”の関係者だったんですね~。“箱の中の女”をめぐる物語も面白くなってきました。年齢的に“箱の中の女”はイブのお母さんかな?

 

マーティンの(判明してる)被害者に“箱の中の女”は含まれてないっていうことは、現在も行方がわからず、遺体も見つかってないってことですよね~。いまさらマーティンが“箱の中の女”の件を隠す理由は、マルコムなんでしょうか。

 

今回はマルコムの旧友が登場したことで、学生時代の孤独なマルコムについて知ることができました。現状も立ち直ってるとは言えないですが、少年マルコムは出口のないトンネルにいるような気持ちで日々過ごしてたのかな?想像すると、胸が痛みます。理由はどうあれ、その頃のマルコムにとって、ビジェイは大切な存在だったんですよね。こんな形だけど、再会できてよかった…よね?
スポンサーリンク
テキストのコピーはできません。