Episode7 Fix My Present Havoc
【ざっくりあらすじ】
チームがハーストの捜査を開始すると、ウェラーの娘ベサニー宛に黒い包装紙のクリスマスプレゼントが届いた。中にはロマンからのメッセージと意図的に並べられたアルファベットのブロックが入っている。ブロックはタトゥー解読の貴重なヒントだった。
ロマンのプレゼント
ブロックは元素を表し、スチュワートが解読していた分子のタトゥーが治験中のガン治療薬を指していると判明した。治験を行っているカーツマン・クリニックでは治験担当者2名が相次いで亡くなっている。FBIを名乗ればハーストに気づかれるため、チームはバッジも銃も持たずクリニックへ潜入した。
クリニックのクリスマスツリーの下にはロマンからの箱が置かれており、中に“サーバー231A”という走り書きがされたクリニックの見取り図が入っていた。サーバー室には職員のふりをしたリードとザパタが侵入し、ロマンが教えたデータを入手した。データを調べると、治験の責任者である医師のパルメリが賄賂を受け取り治験を操作している証拠が見つかった。
パルメリは、5年前ケニアの一部の集落で発生した天然痘に似た致死率の高いKTLウイルスの治療薬の研究と開発に全財産を投資し、立ち上げた製薬会社を倒産させた人物だった。
“ゴッホ”の正体
治験の情報を得るため会った患者ジュリアンの夫は片耳がなく、ウェラーたちは逃げ出した夫を捕らえた。片耳の男はエリック・ヴァンスという元連邦保安官だとわかり、一足早いクリスマスでベサニーを連れてNYへ来ている連邦保安官のアリーに協力を求めた。
“ゴッホ”というあだ名のエリックは、連邦保安局を辞める前、当時連邦検事だったハーストの身辺警護を担当していた。辞職の理由は「病気の夫を支えたい」というものだったが、実際はハーストの始末屋になったためだ。ハーストの紹介でジュリアンを治験に参加させたエリックは、ジュリアンの命をハーストに握られ、しぶしぶ汚れ仕事を引き受けていたのだ。
治験からパルメリを追い出しジュリアンを24時間体制で警護すると言われたエリックは、ハーストの悪事を法廷で証言することに同意した。
身勝手な犯行計画
クリニックへ行くとパルメリはパクという人物と会うため外出中だった。パクは倒産したパルメリの製薬会社の元研究員だ。現在無職のパクが実験用器材を大量に購入していたことから、パルメリとパクがラボを作り、製薬会社を潰したKTLウイルスを培養していることが判明した。
パルメリが昨年購入した古い工場が見つかった。しかし、工場にはパルメリもパクもおらず、水で感染させられたネズミの死骸だけが残されていた。ラボに貼られていた拡散計画とパクのナビデータから、ボルダー湖そばの浄水場でウイルスをばらまくつもりだとわかった。浄水場へ向かったウェラーたちは、感染ネズミでKTLの大流行をもくろんだパルメリとパクの計画を阻止し、ふたりを逮捕した。
ハーストの悪事
ハーストに悟られないようにするため、連邦保安官のアリーがパルメリの逮捕とエリックとジュリアンの保護を引き受けた。
約束通りエリックはハーストの悪事を暴露した。ハーストはFBIの長官になるためライバル候補を調査し、長官になった後は操るため弱みのあるリードを支局のトップにした。そして、分子のタトゥーが“ゴッホの自画像”を指していると解読したスチュワートを殺し、その後始末をエリックに命じたのだ。
エリックはジュリアンとともに隠れ家へ移動し、そこで弁護士同伴で聴取をとることが決まった。しかし、治験のためエリックがしたことに気づいたジュリアンは拒否し、ひとり隠れ家へ移動したエリックは狙撃されてしまった。
ハースト
チームの動きを察知したハーストはリードのドラッグ使用を脅しに使い、リードを威圧した。休日に突然リードの部屋を訪れたハーストは、ザパタをチームから外せと命令した。
エリックが狙撃されたことで、ウェラーは「ハーストに気づかれている」とチーム全員に知らせた。ウェラーの電話を受けたリードの前にはハーストがいた。
それぞれの秘密
ザパタに国務省のウェストとのつながりを質問されたリードは、「困ってる知り合いを助けるため」とだけ説明した。
ジェーンはいったんは諦めた娘捜しを決心した。ジェーンが頼ったのは、失踪中付き合いのあったK&Rのクレムだった。
おちゃのま感想 ★★★★
ハーストは自分の手でスチュワートを殺してたんですね~。
エリックもハーストの目的はわからないと話していたけど、この人何をしようとしてるんでしょうか。
長官代理として現れたタイミングを考えるとサンドストームの関係者のようにも思えますが、そうだとするとロマンがタトゥーで暴こうとした理由が謎ですよね~。
ジェーンの娘のことは、ロマンの思惑通りに進んでるんじゃないかなと嫌な予感がしております。ウェラーは何を隠してるんだろう?