Episode19 Search and Destroy
【ざっくりあらすじ】
今回の対象者は世界一のセキュリティ・ソフト会社のCEOで、“アンチウイルス”の開発者スーレマン・カーン。何者かにハッキングされたカーンは、資産を失いCEOの座も追われてしまう。自分を陥れようとしているのは人工知能ではないかと疑いを持ったカーンは調査を開始し、解明するまで諦めようとしない。
カーンを狙うサマリタン
カーンは友人で役員のマークのIDカードを盗み、会社の計器室に侵入した。数週間前、全く必要ないディーゼル燃料に会社の光熱費が使用されている事に気づいたカーンは、解雇されても調査を続けようとしていた。しかし、すぐにNY市警が現れカーンは不法侵入で逮捕され、逮捕から20分でライカーズ刑務所へ送られてしまった。
その手際のよさから、カーンを狙っているのはサマリタンに違いなかった。サマリタンは刑務所内でカーン殺害計画を進めていた。サマリタンに殺しを依頼された囚人がカーンに近づき、サマリタンは監視カメラを切った。
リースは刑務所職員を拉致し、その制服を着てカーンを救出した。サマリタンが監視カメラの接続を戻すと、カーンはすでに消えていた。
フィンチたちのセーフハウスに連れてこられたカーンは、わざわざ会社に不法侵入した理由は「電力が以前の10倍も使用されている事を調査する為」だったと説明した。自分を狙うのは人工知能だと確信しているカーン。ルートは、カーンが話してる間にフィンチのパソコンを使って、電力が送られている場所を突き止めた。そこは森の中の場所だった。
武器を準備し、森のその場所へ向かうことになった。サマリタンに追跡されているカーンには待機するよう頼んだが、カーンは「なぜ自分を狙うのか理由をつきとめる」と、まったく聞く耳を持たず車に乗り込んだ。
飽くなき好奇心
森の中の地点に着くと、多くの監視カメラの存在にルートが気が付いた。監視カメラは破壊したが、サマリタンの手下がすぐに来るはずだ。
フィンチたちは雪に隠された地下へ続く階段を降りた。地下では、男性がひとりでアンチウイルスソフトの診断結果をモニターしていた。そのコードを見たフィンチは、今回のサマリタンの目的は「マシンを探す事」だと気がついた。
カーンは、突然逃げ始めたフィンチたちに「これはなんだ」と、コードのことをしつこく問い続けている。 地下から出ると、マルティーヌ率いるサマリタン一味が待ち構え銃撃してきた。リースとルートが応戦し、フィンチとカーンは車の陰に隠れている。敵に狙われる状況下でも、カーンは問うことをやめようとしない。
マルティーヌの姿を見たルートは自分を制御できず、「あの女は殺す」と顔色を変え出ていった。ルートとマルティーヌは互いに弾切れになり、殴り合いを始めた。ルートがあと少しでマルティーヌを絞殺しそうなところで、リースが逃げるためルートを引き離した。
カーンはいつの間にか姿を消していた。フィンチは「私の答えに不満があったんだ」と、寂しそうにつぶやいた。
その後
フィンチは「(森の)地下で自分が作ったコードを見た」と、リースに話した。
サマリタンはマシンに気づかれずに探す為、カーンのソフトを利用していたのだ。もはやマシンがサマリタンに見つかるのは時間の問題だった。
ルートはマシンの指示で、飛行機から落としても傷ひとつつかないというブリーフケースを手に入れた。
好奇心の末路
銃撃戦の中、姿を消したカーンはサマリタンに連れ去られていた。
グリアとサマリタンの前に立ったカーンは、ここでも疑問を問う事を止めはしない。グリアは人工知能の“マシン”を探すため、カーンのアンチウイルスソフトを使ったと丁寧に説明した。
カーンは納得の笑顔を浮かべ、「この目で見たい」とグリアに訴えた。グリアは「いいでしょう」と言い、カーンを射殺した。 カーンの瞳には、サマリタンが排除済と表示した自分の名前が映っていた。
おちゃのま感想
フィンチが助けられなくてもやむを得ずと、早々に判断していたのも理解できます。
カーンの好奇心の為に、仲間の命は犠牲にできない・・・と思う。
今後のためにも、フィンチに銃を持つようにいうリース。
フィンチが自身の意に反して、誰かを撃つ日がくるということでしょうか。
その時、何かが始まるのか、終わるのか。気になるシーンでした。
今シーズンも残り3話。
サマリタンにマシンが見つかったところで終わるのか。気になるー。