Episode11〜12
第11話 最終降下(Final Descent)
第12話 放出(Bug Out)
【ざっくりあらすじ】 オメガ・サファイアを手に入れたアンジェリーナが街を火の海にしてから8ヶ月が過ぎた。ベンやミカエラをはじめとする828便の乗客は厳重警備の拘置所に収容され、アンジェリーナを含む13人の乗客はいまなお逃げ続けている。
拘置所脱出
拘置所を仕切るジマーは“乗客は実験材料”と公言し、非人道的な方法で呼びかけの発信方法解明を最優先する。ジマーの下で働くバンスや実験を手伝うことで乗客を助けているサンビはこのままでは余命を克服できないと考えるが、ジマーはふたりの意見を聞こうとしない。
余命のタイムリミットが迫る中、カルのドラゴンの傷が光ったと聞いたベンは拘置所からの脱出を考えるようになる。そんな中、妻に危険が迫る呼びかけを見たベサニーがパニックを起こし、バンスやサンビの助けを借りたベンとミカエラは騒動の隙に拘置所を脱出する。
光る傷の力で他人の呼びかけに入れるようになったカルの協力で解読したベサニーへの呼びかけは、逃亡中の乗客13人のうち9人をセーフハウスで助けている妻に迫る危険を知らせたものだった。政府が逃亡中の乗客たちに生死を問わず懸賞金をかけたことで、支援者の妻も危険にさらされることになったのだ。
ベンとミカエラ
呼びかけが導いた先で、飛行機が墜落したとしか思えないクレーターを見つけたベンは真相を探るため拘置所へ戻り、神の意識の中にいる輝くジークに励まされたミカエラも続く。カルを助けるために亡くなったジークは、悲しみが癒えないミカエラの前に輝く姿で戻り、いまもミカエラを支えているのだ。
独房に入れられたふたりには新たな使命が待っていた。呼びかけ解決を命じられたミカエラはジャレッドの相棒になり、自宅にいるカルの協力でさっそく成果をあげる。呼びかけを見た乗客は協力を拒み、手をこまねくジマーはバンスの「呼びかけの解決には乗客が必要」という主張をようやく受け入れ、追跡チップを埋めたミカエラを塀の外へ出したのだ。
一方、ベンには新たな呼びかけがあった。「彼を起こせ」という文字を壁一面に書き続けるベンを見守ったサンビは、呼びかけは拘置所の地図だと気づく。呼びかけが導いた部屋にいたのは、828便の失踪を再現するため拉致したフィオナを連れて飛行機で消えたデイリー機長だった。ジマーは捕らえたデイリーを眠らせ、実験に利用していたのだ。
カルの能力
カルが新たに得た他人の呼びかけに入る能力は、逃亡中のアンジェリーナとカルを結びつけた。大やけどを負いながら手に入れたオメガサファイアの力で街を火の海に陥れたのち、ミズーリ州セントルイスに逃げたアンジェリーナはホームレスの中に隠れている。
おちゃのま感想
さあ!いよいよフィナーレです。ラストまでイッキ見したいところをぐっと我慢して、1話毎の物語を噛み締めながら進んでゆこうと思います。
アンジェリーナが恐ろしいパワーで街を破壊した前半ラストから約8ヶ月の時間が経過したところからのスタートでした。強制収容所に連行された当初は大混乱だったはずですが、8ヶ月経過ということで、ベンたち乗客は落ち着いた様子でした。脱走したベンとミカエラも自主的に拘置所へ戻り、しばらく拘置所が舞台になりそうです。
ラストに向かって突っ走る内容になるかと思いきや、1話毎の呼びかけ解読も続くんですね。やはり呼びかけはこのドラマの肝なんですよね〜。呼びかけの導きでデイリー機長も見つかったし、さらに深まる謎にワクワクしてます。
少し物足りなく感じた点は、ジマーさん。嫌な人には違いないけど、いまひとつ印象に残りません。乗客を実験材料としか見ていないジマーがしていることは、シーズン1でマルコたち乗客を実験に使ってた少将と同じですよね。違いは極秘か公か。同じことをするのなら、存在感&威圧感が抜群だった少将にこの場にいてほしかったです。いまさらなことだけど・・・。
いくつかサプライズがありましたが、まさかジークが輝く人として復活するとは!ミカエラが前へ進めないのではという心配もありますが、亡くなった人が愛する人を見守ってるように思え、ジーンとします。そのミカエラはジャレッドとコンビ復活し、楽しそうなふたりの姿はつかの間の安らぎになりました。
さて、輝きの中にいることを望んでいたデイリーが戻ってきた理由はわかりませんが、大きな意味があるはずです。シーズン1で蒔いた謎を回収する流れに、期待が膨らんでます。