Episode11 Journeycake
【ざっくりあらすじ】
1772年秋。イアンと遊んでいたジェミーが“石が熱い”と言い出したことで、時を超える力があると判明する。何かを確認するかのように石を触るクレアたちを見たイアンは、長年感じていたクレアへの疑問を質問した。
イアンの願い
モホーク族のもとから戻って以来、事情を語らなかったイアンがジェイミーとクレアに見せた“カワウソの歯”の手帳にある文字は、この時代には存在しないボールペンで書かれたものだった。「叔母さんは何者なの?」と問われたクレアとジェイミーは真実を打ち明けた。クレア、ブリアナ、ロジャーが200年後の未来から来たと教えられたイアンは「やっぱり」と納得した。
未来へ帰ると決めたロジャーとブリアナは「ロジャーがボストンで教師の仕事に就く」という口実を考え、リッジの仲間たちに別れを告げることにする。イアンは「残れば歴史を変えられるかもしれない」と引き止めるが、歴史が変わらないことはすでにカローデンの戦いで証明されている。それでも“夫婦のこと”のように小さな変化なら起こせるんじゃないかと食い下がるイアンは「僕も石を通りたい」と懇願するが、イアンが石を通ることは不可能だ。
別れの挨拶
ブリアナとロジャーがリッジを去るニュースは、家族だけでなく住人たちも悲しませた。ブリアナを姉妹のように思っているマーサリは困惑し、ファーガスもボストンは遠すぎると引き止める。ブリアナを慕う子供たちは寂しがり、ブリアナに「リッジでママたちを見守ってほしい」と頼まれたリジーは涙を流した。
そんなリッジを訪れたグレイは、亡くなったダンセーニ卿の跡を継ぐジェイミーの息子ウィリアムを支えるためイギリスへ戻ると知らせた。ジェイミーは、ジョカスタを守りフォーブスを殺したユリシーズをグレイに託し、ジョカスタの希望で以前から自由の身だったユリシーズはイギリスへ渡ることになった。
ジェイミーはグレイから贈られたウィリアムの肖像画をブリアナに見せ、血のつながった弟の存在を明かす。出生の秘密や、グレイの息子になった事情を説明したジェイミーは、ウィリアムは“エルズミア伯爵9世”だから、未来で名前が見つかるかもしれないと教えた。
馬をリッジに連れ帰ってほしいと頼んだイアンに見守られ、時を超える石の前に立ったロジャーとブリアナは離れ離れにならないよう、縄で家族3人をしっかり繋ぐ。ジェミーに宝石を握らせたブリアナは、付き添ってくれたイアンに感謝を告げる。石に触れたブリアナたちは消え去り、残されたイアンも石に触れてみるが、何も起きなかった。
ブラウンの恨み
住人を皆殺しにし、家を焼き払う事件が続き、先住民の仕業だと考えるブラウン一族は新任の総督の許可も取らず、安全委員会なる自警団を組織する。世直し団との戦いで民兵に加わったブラウンはジェイミーに安全委員会への参加を求めるが、「戦争と治安の維持では話が違う」と返事したジェイミーは断った。
世直し団との戦いの際、クレアの注射器を壊したブラウン家のライオネルに妻の診察を頼まれたクレアは、ライオネルの暴力に気づく。痛み止めのウイスキーをもらってきてという口実で、ライオネルを診察室から追い出したクレアは妻に事情を聴いた。
ライオネルと結婚して1年になる妻は暴力を当然だと受け止めながらも赤ちゃんに乱暴されることを恐れ、“ローリングズ医師”の助言に従い避妊しているのだ。ウイスキーを運んだライオネルはクレアの引き出しに妻との関係を阻む“ローリングズ医師”の名前を見つけ、妻を連れて出て行った。
ブリアナたちが去り2週間が過ぎた頃、黒煙があがる蒸留所へジェイミーたちが向かった隙に、診療所が襲われ、クレアが拉致された。戻ってきたジェイミーたちに、診療所のベッドの下に隠れていたファーガスとマーサリの息子は「おばあちゃんは悪い人たちが連れてった」と報告した。
おちゃのま感想
リジーと同じく、グレイ登場に心が躍りました~(*´ω`*)
ついにブリアナとロジャーが未来へ~・・・と思ったら、違うの?石を通った後、唖然としてたので元の時代じゃないんですよね~。よーく考えてみると、このドラマのタイムトラベルは暗黙のルールのようなものがないですよね~。安全な場所&時代に到着してるといいのだけど。
今シーズン序盤あたりで、ブリアナが未来へ戻ることに躊躇してたのは、息子がボネットの子どもかもと恐れてたからなんですね~。家族を理由にしたのは、ロジャーを気遣ってのことだったみたい…。今になってブリアナの心情が理解できました。ごめんね、ブリアナ。
クレアが退場するわけはないので、そこは安心しておりますが、マーサリは心配です。助かったとしても後遺症とか…大丈夫かな。気になる次回はシーズン最終話ですよ!